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リリース版 |    Firefox 146.0 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0 Android Focus 146.0 iOS 版 146.0 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0 / 140.6.0esr Android 版 13.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

SeaMonkey 2.9.1 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Projectは、米国時間 2012 年 4 月 30 日、SeaMonkey のアップデートである SeaMonkey 2.9.1 を公開した。

このアップデートでは、以下の 6 件の問題の修正が行われている。

新機能及び改良点

SeaMonkey
ブックマークの編集画面が正常に展開されない問題の修正
SeaMonkey
POP3 メールアカウントの新着メッセージ通知とメッセージフィルタに関するいくつかの問題の修正
SeaMonkey
「ヘッダのみ取得」の場合にサブフォルダのメッセージ本文が取得できない問題の修正
SeaMonkey
新着通知に関する問題の修正
SeaMonkey
Movemail 使用時にメッセージ本文が読み込まれない問題の修正
SeaMonkey
SeaMonkey 2.9 で時折発生していた起動時のクラッシュの修正

Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
SeaMonkey® Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.9.1 Release Notes

Thunderbird 12.0.1 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2012 年 4 月 30 日に、Thunderbird のアップデートである Thunderbird 12.0.1 を公開した。

このアップデートでは、以下の 3 件の問題の修正が行われている。

修正
POP3 メールアカウントの新着メッセージ通知とメッセージフィルタに関するいくつかの問題の修正
修正
Thunderbird 12 で時折発生していた起動時のクラッシュの修正
修正
Movemail 使用時にメッセージ本文が読み込まれない問題の修正

Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Thunderbird 12.0.1 リリースノート

SeaMonkey 2.9 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は、米国時間 2012 年 4 月 24 日、メジャーアップデートである SeaMonkey 2.9 をリリースした。

SeaMonkey 2.9 は Firefox 12 と同じレンダリングエンジン Gecko 12 を搭載しており、バックエンドも Firefox 12/Thunderbird 12 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。

SeaMonkey 2.9 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

SeaMonkey
ブックマークの管理画面がリサイズ可能になった
SeaMonkey
自動再生しない HTML5 ビデオコンテンツに大きな再生ボタンが表示されるようになった
SeaMonkey
アドオンの同期が Add-ons Sync Prefs add-on 無しで可能になった
SeaMonkey
ダウンロードマネージャ画面に貼り付けた URL を自動的にダウンロードするようになった
SeaMonkey
メール & ニュースクライアントだけでなく、アプリケーション全体でのプラグインの無効化が可能になった
新機能
ページのソースに行番号を追加
変更
title 属性の値に含まれる改行文字が反映され、複数行のツールチップを表示できるようになった
変更
ページ内検索を行ったとき、強調表示部分が画面中央に来るようスクロール位置を調整
開発者
CSS column-fill プロパティに対応
開発者
CSS text-align-last プロパティに対応
開発者
ECMAScript 6 の Map/Set オブジェクトの試験実装
修正
安定性の向上

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において最高 6 件、 4 件、 3 件が修正されている。

MFSA 2012-33
RSS/Atom フィード読み込み時の潜在的なサイト識別情報偽装
MFSA 2012-32
JavaScript エラーによる HTTP リダイレクトとリモートコンテンツの読み取り
MFSA 2012-31
OpenType サニタイザのオフバイワンエラー
MFSA 2012-30
textImage2D を使った WebGL コンテンツによるクラッシュ
MFSA 2012-29
ISO-2022-KR/ISO-2022-CN のデコード問題を通じた潜在的な XSS
MFSA 2012-28
Origin ヘッダのあいまいな IPv6 による Web サーバのアクセス制限回避
MFSA 2012-27
ページ読み込みの短絡化による XSS
MFSA 2012-26
WebGL.drawElements の FindMaxUshortElement エラーによる動画メモリの不正な読み取り
MFSA 2012-25
cairo-dwrite を使ったフォント描画中に生じる潜在的なメモリ破壊
MFSA 2012-24
マルチバイトコンテンツ処理エラーを通じた潜在的な XSS
MFSA 2012-23
gfxImageSurface における不正な解放によるヒープ破壊
MFSA 2012-22
IDBKeyRange における解放後使用の問題
MFSA 2012-20
様々なメモリ安全性の問題 (rv:12.0/ rv:10.0.4)

その他 SeaMonkey 2.9 での修正は New Features and Fixes を参照されたい。

SeaMonkey 2.9 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 24 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。Windows では Windows 95、98、Me、NT4 では動作しないほか、Mac OS X においては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。

ダウンロード:
SeaMonkey® Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.9 Release Notes
セキュリティアドバイザリ:
SeaMonkey 2.9 で修正済み

Firefox 12 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2012 年 4 月 24 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 12 をリリースした。

Firefox 12 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
Windows で、更新時に毎回確認画面 (ユーザアカウント制御、UAC) が表示されなくなった
新機能
ページのソースに行番号を追加
変更
title 属性の値に含まれる改行文字が反映され、複数行のツールチップを表示できるようになった
変更
ページ内検索を行ったとき、強調表示部分が画面中央に来るようスクロール位置を調整
変更
ダウンロードマネージャ画面に貼り付けた URL を自動的にダウンロードするようになった
開発者
CSS text-align-last プロパティに対応
開発者
ECMAScript 6 の Map/Set オブジェクトの試験実装
修正
TinyMCE をベースとした一部のテキストエディタが読み込みに失敗する問題の修正 (Bug 739141)
修正
一部の Mac ハードウェア上で WebGL のパフォーマンスが低下する問題の修正 (Bug 713305)

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 14 件、重要度区分において最高 7 件、 4 件、 3 件が修正されている。

MFSA 2012-33
RSS/Atom フィード読み込み時の潜在的なサイト識別情報偽装
MFSA 2012-32
JavaScript エラーによる HTTP リダイレクトとリモートコンテンツの読み取り
MFSA 2012-31
OpenType サニタイザのオフバイワンエラー
MFSA 2012-30
textImage2D を使った WebGL コンテンツによるクラッシュ
MFSA 2012-29
ISO-2022-KR/ISO-2022-CN のデコード問題を通じた潜在的な XSS
MFSA 2012-28
Origin ヘッダのあいまいな IPv6 による Web サーバのアクセス制限回避
MFSA 2012-27
ページ読み込みの短絡化による XSS
MFSA 2012-26
WebGL.drawElements の FindMaxUshortElement エラーによる動画メモリの不正な読み取り
MFSA 2012-25
cairo-dwrite を使ったフォント描画中に生じる潜在的なメモリ破壊
MFSA 2012-24
マルチバイトコンテンツ処理エラーを通じた潜在的な XSS
MFSA 2012-23
gfxImageSurface における不正な解放によるヒープ破壊
MFSA 2012-22
IDBKeyRange における解放後使用の問題
MFSA 2012-21
FreeType v2.4.9 で修正された複数のセキュリティ問題
MFSA 2012-20
様々なメモリ安全性の問題 (rv:12.0/ rv:10.0.4)

この他、Firefox 12 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

既知の問題

未解決
ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュする (Bug 573369)
未解決
一部のユーザ環境において、Gmail メイン画面上のでのスクロールが通常より遅くなる (Bug 579260)
未解決
一部の Synaptics 社製タッチパッドで垂直スクロールができない (Bug 622410)
未解決
Firefox の更新直後に Windows の「システムの復元」機能を使用すると、以後 Firefox を更新できなくなる場合がある (Bug 730285)

その他、Firefox 12 についての一般的な情報は Firefox 12.0 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。

Firefox 12 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの“Firefox について”より手動でアップデートすることも可能だ。

Android 版に関しては Firefox 12 はリリースされない。これは、Firefox 13 に向けて抜本的な設計の見直しを行う開発を続けているためであり、既存の 10.0.x ユーザに対してはセキュリティアップデートとして 10.0.4 がリリースされている。

Firefox 12 のシステム要件は Mac OS X に関してはFirefox 3.6 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポート及び PowerPC 環境での Mac OS X のサポートは終了している。詳細は Firefox 12 システム要件 を参照されたい。また、に公開となる Firefox 13 では Windows 2000 および XP SP1 以前への対応が打ち切りとなる予定である

なお、Firefox 3.6 系列は 2012 年 4 月 23 日をもってサポートを終了した。Firefox 3.6.28 が最終版であり、これ以降セキュリティアップデートの提供は行われない。Firefox 3.6 系を使用中のユーザはできる限り早い時期に最新バージョンである Firefox 12 あるいは 延長サポート版 への移行をお勧めする。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox 12.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 12 で修正済み
Firefox 12 で修正されたバグ:
bugs fixes (英語)

Thunderbird 12 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2012 年 4 月 24 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderbird 12 をリリースした。

Thunderbird 12 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

  • グローバル検索の結果に、その結果に含まれるメッセージの抜粋を表示
  • RSS フィードの購読と全般的なフィード処理に関する改善
  • 様々な形式の ローカルメールストレージ を提供するアドオンに対応

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において最高 6 件、 4 件、 3 件が修正されている。

  • MFSA 2012-33 RSS/Atom フィード読み込み時の潜在的なサイト識別情報偽装
  • MFSA 2012-32 JavaScript エラーによる HTTP リダイレクトとリモートコンテンツの読み取り
  • MFSA 2012-31 OpenType サニタイザのオフバイワンエラー
  • MFSA 2012-30 textImage2D を使った WebGL コンテンツによるクラッシュ
  • MFSA 2012-29 ISO-2022-KR/ISO-2022-CN のデコード問題を通じた潜在的な XSS
  • MFSA 2012-28 Origin ヘッダのあいまいな IPv6 による Web サーバのアクセス制限回避
  • MFSA 2012-27 ページ読み込みの短絡化による XSS
  • MFSA 2012-26 WebGL.drawElements の FindMaxUshortElement エラーによる動画メモリの不正な読み取り
  • MFSA 2012-25 cairo-dwrite を使ったフォント描画中に生じる潜在的なメモリ破壊
  • MFSA 2012-24 マルチバイトコンテンツ処理エラーを通じた潜在的な XSS
  • MFSA 2012-23 gfxImageSurface における不正な解放によるヒープ破壊
  • MFSA 2012-22 IDBKeyRange における解放後使用の問題
  • MFSA 2012-20 様々なメモリ安全性の問題 (rv:12.0/ rv:10.0.4)

この他、Thunderbird 12 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

既知の問題

  • 「横長表示」レイアウトで RSS フィードのコンテンツを表示できない場合、Lightning カレンダーアドオンをインストールしている場合は無効化するか、「クラシック表示」に切り換えてから Thunderbird を再起動する必要がある場合がある (Bug 531397)
  • Thunderbird 12 でローカルメールフォルダと POP3 メールフィルタを使用すると、Thunderbird の旧バージョンでは正しく読み込まれない要約ファイルが生成されるため、Thunderbird 12 の使用後に旧バージョンへダウングレードした場合は、潜在的なデータ消失を防ぐため、ローカルフォルダと POP3 アカウントの .msf ファイルを削除するか、フォルダのプロパティダイアログを開いてそのフォルダを修復する必要がある

その他、Thunderbird 12 についての一般的な情報は Thunderbird 12.0 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 12 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“Thunderbird について”より手動でアップデートすることも可能だ。なお、Thunderbird 12 のシステム要件は Mac OS X に関してはThunderbird 5 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポート及び PowerPC 環境での Mac OS X のサポートは終了している。詳細は Thunderbird 12 システム要件 を参照されたい。また、に公開となる Thunderbird 13 では Windows 2000 および XP SP1 以前への対応が打ち切りとなる予定である

なお、Thunderbird 3.1 系列は 2012 年 4 月 23 日をもってサポートを終了した。Thunderbird 3.1.20 が最終版であり、これ以降セキュリティアップデートの提供は行われない。Thunderbird 3.1 系を使用中のユーザはできる限り早い時期に最新バージョンである Thunderbird 12 あるいは 延長サポート版 への移行をお勧めする。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Thunderbird 12.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Thunderbird 12 で修正済み
Thunderbird 12 で修正されたバグ :
bugs fixes (英語)

Thunderbird 11.0.1 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2012 年 3 月 28 日に、Thunderbird のアップデートである Thunderbird 11.0.1 を公開した。

このアップデートでは、Thunderbird 11 で既知の問題であった IMAP アカウント上のメッセージを処理する際にハングを引き起こす可能性のある問題 (Bug 733731) と、メッセージを特定のフォルダへ移動させるフィルタが誤って変更されてしまう問題 (Bug 735940) の 2 件の問題の修正が行われている。Thunderbird 10 とそれ以前のバージョンはこれらの問題の影響を受けない。

Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Thunderbird 11.0.1 リリースノート

Camino 2.1.2 がリリースされた


米国時間 2012 年 3 月 14 日、Camino Project は Gecko ベースの Mac OS X 専用ブラウザである Camino の安定性及びセキュリティ問題を修正した Camino 2.1.2 をリリースした。

このアップデートでは、Firefox 3.6.28 と同等の重要なセキュリティ修正と安定性の改善を含む Gecko 1.9.2.28 へのアップグレードが行われている。その他、Camino 2.1.2 の詳細な情報は Camino 2.1.2 Release Notes (英語) を参照されたい。

Camino 2.1.2 は日本語を含む 10 カ国語 から利用可能となっており、Camino Project ウェブサイトよりダウンロード可能である他、既存の Camino 2.1 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Camino メニューの “アップデートの確認” より手動で確認することもできる。
なお、Camino 2.1.2 の動作環境は、Gecko 1.9.2 ベースレンダリングエンジンへの変更に伴い Firefox 3.6 と同様 Mac OS 10.4 以降となっているため、Mac OS 10.3.9 ユーザは Camino 1.6.x を利用いただきたい。

ダウンロード:
Camino Project (Mac OS 10.4 以降)
リリースノート:
Camino 2.1.2 Release Notes (英語)

SeaMonkey 2.8 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は、米国時間 2012 年 3 月 13 日、メジャーアップデートである SeaMonkey 2.8 をリリースした。

SeaMonkey 2.8 は Firefox 11 と同じレンダリングエンジン Gecko 11 を搭載しており、バックエンドも Firefox 11/Thunderbird 11 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。

SeaMonkey 2.8 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

SeaMonkey
SeaMonkey 2.0 以前の古いプロファイルからの移行機能のサポート終了 (bug 689437)
新機能
アドオンを同期できるようになった (設定から有効にするためには Add-ons Sync Prefs add-on をインストールする必要がある)
新機能
CSS3 の text-size-adjust プロパティ に対応
HTML5
HTML 要素の outerHTML プロパティ に対応
HTML5
ソース表示の構文強調表示に HTML5 パーサを採用 (Bug 482921)
開発者
IndexedDB にファイルを保存できるようになった (Bug 661877)
開発者
ページの読み込みを高速化する SPDY プロトコルに対応 (デフォルトでは無効、開発者によるテスト向け、Bug 528288)
開発者
XMLHttpRequest の HTML パース に対応
開発者
WebSocket のベンダー接頭辞を外した
変更
HTML5 動画のメディアコントローラの再設計
修正
いくつかの安定性に関わる問題を修正

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において最高 5 件、3 件が修正されている。

MFSA 2012-19
様々なメモリ安全性の問題 (rv:11.0/ rv:10.0.3 / rv:1.9.2.28)
MFSA 2012-18
window.fullScreen が信頼できないコンテンツから書き込み可能となっている問題
MFSA 2012-17
キーフレームの cssText を動的な変更後に参照することで生じるクラッシュ
MFSA 2012-16
JavaScript URL をホームページとして設定することによる特権昇格
MFSA 2012-15
複数の Content Security Policy ヘッダを使った XSS
MFSA 2012-14
Address Sanitizer によって発見された SVG の問題
MFSA 2012-13
ドラッグ&ドロップと JavaScript URL による XSS
MFSA 2012-12
shlwapi.dll の解放後使用

その他 SeaMonkey 2.8 での修正は New Features and Fixes を参照されたい。

SeaMonkey 2.8 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 24 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。SeaMonkey 2.7 と同じく、Windows では Windows 95、98、Me、NT4 では動作しないほか、Mac OS X においては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。

ダウンロード:
SeaMonkey® Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.8 Release Notes

Firefox 11 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2012 年 3 月 13 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 11 をリリースした。

Firefox 11 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
Google Chrome から、ブックマーク、履歴、Cookie をインポートできるようになった
新機能
Firefox Sync でアドオンを同期できるようになった
新機能
CSS3 の text-size-adjust プロパティ に対応
変更
HTML5 動画のメディアコントローラの再設計
HTML5
HTML 要素の outerHTML プロパティ に対応
HTML5
ソース表示の構文強調表示に HTML5 パーサを採用 (Bug 482921)
開発者
CSS を編集できる スタイルエディタ を搭載
開発者
ページインスペクタの 3D ビュー による、Web ページの構造の立体的な視覚化
開発者
ページの読み込みを高速化する SPDY プロトコルに対応 (デフォルトでは無効、開発者によるテスト向け、Bug 528288)
開発者
XMLHttpRequest の HTML パース に対応
開発者
IndexedDB にファイルを保存できるようになった (Bug 661877)
開発者
WebSocket のベンダー接頭辞を外した
修正
Growl 1.3 以降で Firefox の通知が表示されない場合がある問題の修正 (Bug 691662)
修正
いくつかの安定性に関わる問題を修正

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において最高 5 件、 3 件が修正されている。

MFSA 2012-19
様々なメモリ安全性の問題 (rv:11.0/ rv:10.0.3 / rv:1.9.2.28)
MFSA 2012-18
window.fullScreen が信頼できないコンテンツから書き込み可能となっている問題
MFSA 2012-17
キーフレームの cssText を動的な変更後に参照することで生じるクラッシュ
MFSA 2012-16
JavaScript URL をホームページとして設定することによる特権昇格
MFSA 2012-15
複数の Content Security Policy ヘッダを使った XSS
MFSA 2012-14
Address Sanitizer によって発見された SVG の問題
MFSA 2012-13
ドラッグ&ドロップと JavaScript URL による XSS
MFSA 2012-12
shlwapi.dll の解放後使用

この他、Firefox 11 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

既知の問題

未解決
ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュする (Bug 573369)
一部の Synaptics 社製タッチパッドで垂直スクロールができない (Bug 622410)
未解決
Firefox の更新直後に Windows の「システムの復元」機能を使用すると、以後 Firefox を更新できなくなる場合がある (Bug 730285)
未解決
一部のユーザ環境において、Gmail メイン画面上のでのスクロールが通常より遅くなる (Bug 579260)一部の Mac ハードウェア上で WebGL のパフォーマンスが低下する場合がある (Bug 713305)

その他、Firefox 11 についての一般的な情報は Firefox 11.0 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。

Firefox 11 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトおよび Android Market よりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの“Firefox について”より手動でアップデートすることも可能だ。

Android 版に関しては Firefox 11 はリリースされない。これは、Firefox 13 に向けて抜本的な設計の見直しを行う開発を続けているためであり、既存の 10.0.x ユーザに対してはセキュリティアップデートとして 10.0.3 がリリースされている。

なお、Firefox 11 のシステム要件は Mac OS X に関してはFirefox 3.6 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポート及び PowerPC 環境での Mac OS X のサポートは終了している。詳細は Firefox 11 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox 11.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 11 で修正済み
Firefox 11 で修正されたバグ:
bugs fixes (英語)

Thunderbird 11 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2012 年 3 月 13 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderbird 11 をリリースした。

Thunderbird 11 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
ユーザインタフェースの刷新:タブをメインメニューバーの上に配置し、ナビゲーションを円滑化かつ利用シーンに合わせた最適化
修正
Growl 1.3 以降で Thunderbird の通知が表示されない場合がある問題の修正 (Bug 691662)
修正
その他、様々なバックエンドの修正

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において最高 5 件、3 件が修正されている。

MFSA 2012-19
様々なメモリ安全性の問題 (rv:11.0/ rv:10.0.3 / rv:1.9.2.28)
MFSA 2012-18
window.fullScreen が信頼できないコンテンツから書き込み可能となっている問題
MFSA 2012-17
キーフレームの cssText を動的な変更後に参照することで生じるクラッシュ
MFSA 2012-16
JavaScript URL をホームページとして設定することによる特権昇格
MFSA 2012-15
複数の Content Security Policy ヘッダを使った XSS
MFSA 2012-14
Address Sanitizer によって発見された SVG の問題
MFSA 2012-13
ドラッグ&ドロップと JavaScript URL による XSS
MFSA 2012-12
shlwapi.dll の解放後使用

この他、Thunderbird 11 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

既知の問題

未解決
TLS 1.0 と SSL 3.0 に対する CBC 関連の攻撃を防ぐための Thunderbird 側での対策に伴い、それと互換性のない一部のメールサーバや LDAP サーバに接続できなくなる可能性がある
未解決
「横長表示」レイアウトで RSS フィードのコンテンツを表示できない場合、Lightning カレンダーアドオンをインストールしている場合は無効化するか、「クラシック表示」に切り換えてから Thunderbird を再起動する必要がある場合がある (Bug 531397)

その他、Thunderbird 11 についての一般的な情報は Thunderbird 11.0 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 11 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“Thunderbird について”より手動でアップデートすることも可能だ。なお、Thunderbird 11 のシステム要件は Mac OS X に関してはThunderbird 5 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポート及び PowerPC 環境での Mac OS X のサポートは終了している。詳細は Thunderbird 11 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Thunderbird 11.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Thunderbird 11 で修正済み
Thunderbird 11 で修正されたバグ:
bugs fixes (英語)