Mozilla は米国時間 2013 年 8 月 6 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 17.0.8 をリリースした。延長サポート版 である Thunderbird ESR 17.0.8 も同時にリリースされている。
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件。重要度区分において最高 2 件、高 6 件が修正されている。
- MFSA 2013-75
- ローカル Java アプレットによるローカルファイルシステムからのファイル読み取り
- MFSA 2013-73
- Web ワーカーと XMLHttpRequest による同一生成元回避
- MFSA 2013-72
- 一部 JavaScript コンポーネント URI 検証へのプリンシパル誤適用
- MFSA 2013-71
- Mozilla Updater を通じたさらなる特権昇格
- MFSA 2013-69
- CRMF リクエストを通じたコード実行と XSS 攻撃
- MFSA 2013-68
- ドキュメント URI の不正表示と偽装
- MFSA 2013-66
- Mozilla Maintenance Service と Mozilla Updater におけるバッファオーバーフロー
- MFSA 2013-63
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:23.0 / rv:17.0.8)
Thunderbird 17.0.8 についての一般的な情報は Thunderbird 17.0.8 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 17.0.8 は Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 17.0.8 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 17.0.8 で修正
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2013/08/08 木曜日 - 16:38:09 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2013 年 8 月 6 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 23 をリリースした。
Firefox for Android 23 での新機能や改良点、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- ページを下方向にスクロールするとツールバーがナビゲーションバーを隠すようになった
- 新機能
- スマートバーを長押しすることで、RSS / ATOM フィードを購読できるようになった
- 新機能
- リーダモードへアクセスできないデバイス向けに購読リストを表示するページを追加した
- 新機能
- Android 版 Firefox ヘルスレポートの先行実装 (FAQ)
- 新機能
- ページタイトルの代わりに、URL をタイトルバーへ表示させる設定項目を追加した
- 新機能
- デフォルトの検索エンジンを変更できるようになった
- 新機能
- スマートスクリーンでタブが切り替えられるようになった
- 新機能
- ハンガリー語とトルコ語をマルチロケール版に追加した
- 新機能
- リーダモードで、セリフフォントとサンセリフフォントを切り替えられるようになった
- 新機能
- リーダモードアイコンを長押しすることで、記事を購読リストへ追加できるようになった
- 変更
- スマートスクリーンが検索語を保存するようになった
- 変更
- コンテンツセキュリティポリシ (CSP) の文法と動作が標準に合わせたものへ変更された
- 開発者
- キーボタン用の新しい ARIA ロールを利用することで、タッチインタフェース向けのページをよりアクセシブルにできるようになった
- 開発者
- requestAnimationFrame をベンダー接頭辞をつけずに利用できるようになった
- 開発者
- HTML5 の <input type=”range”> が実装された
- 開発者
- text-decoration: block; から点滅効果が削除された。また blink 要素をサポートしなくなった
既知の問題
- 未解決
- Google で最近行われたデザイン変更によって、Firefox など WebKit 以外のブラウザで問題が生じているところがある (Bug 668288)
- 未解決
- 文字サイズの自動拡大機能によって、一部のページで文字サイズが不釣り合いになる場合がある (Bug 707195)
- 未解決
- 複数のチャンネル (Aurora、Beta など) の Firefox がひとつの端末にインストールされていると、Firefox Sync が期待通りに動作しない (Bug 761206)
- 未解決
- いくつかのHTC Gingerbread (Android 2.3) 端末で動画が再生できないことがある (Bug 829454)
- 未解決
- HTC Sense UI (Froyo) 上でのプライベートブラウジング時に、URL バー中の文字が表示されないことがある (Bug 833351)
その他、Firefox for Android 23 についての一般的な情報は Firefox for Android 23 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。
Firefox for Android 23 は、Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザにはGoogle Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Google Play, Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox for Android 23 リリースノート
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 16:37:48 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2013 年 8 月 6 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 23 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR 17.0.8 も同時にリリースされている。
Firefox 23 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- 混在コンテンツをブロックするようになり、中間者攻撃や HTTPS 通信を利用するページの盗聴を防げるようになった (詳細)
- 新機能
- 開発ツールへオプションパネルを追加した
- 変更
- 「画像を自動的に読み込む」「JavaScript を有効にする」「常にタブバーを表示する」のチェックボックスを環境設定から削除した
- 変更
- ロゴを新しい物に変更した
- 変更
- about:memory のインタフェースを改善
- 変更
- アドオンのインストール通知インタフェースをシンプルにした
- 変更
- DXVA2 を利用して高速に H.264 のデコードできるようになった (Windows Vista 以降)
- 変更
- 利用する検索エンジンへの変更を、ブラウザ全体に対して行えるようになった
- 変更
- コンテンツセキュリティポリシ (CSP) の文法と動作が標準に合わせたものへ変更された
- 変更
- <input type=”file”> の描画を改善 (Bug 838675)
- 変更
- wrtc.org の音声リサンプラーを Speex の物と置き換えた。また仮想 44000 Hz を削除した
- 変更
- 「画像を自動的に表示する」と「タブバーを常に表示する」のチェックボックスを設定から削除した。またこの二つの設定を初期値に戻した
- 開発者
- HTML5 の <input type=”range”> が実装された
- 開発者
- キーボタン用の新しい ARIA ロールを利用することで、タッチインタフェース向けのページをよりアクセシブルにできるようになった
- 開発者
- ソーシャルAPI を利用してページを共有する機能が追加された
- 開発者
- Web コンソールが更新された
- 開発者
- text-decoration: blink; から点滅効果が削除された。また blink 要素をサポートしなくなった
- 開発者
- 開発ツールにネットワークモニタが追加された
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件。重要度区分において最高 4 件、高 7 件、中 1 件、低 1 件が修正されている。
- MFSA 2013-75
- ローカル Java アプレットによるローカルファイルシステムからのファイル読み取り
- MFSA 2013-74
- Firefox のフルインストーラとスタブインストーラによる DLL ハイジャック
- MFSA 2013-73
- Web ワーカーと XMLHttpRequest による同一生成元回避
- MFSA 2013-72
- 一部 JavaScript コンポーネント URI 検証へのプリンシパル誤適用
- MFSA 2013-71
- Mozilla Updater を通じたさらなる特権昇格
- MFSA 2013-70
- XBL スコープを用いた XrayWrappers の回避
- MFSA 2013-69
- CRMF リクエストを通じたコード実行と XSS 攻撃
- MFSA 2013-68
- ドキュメント URI の不正表示と偽装
- MFSA 2013-67
- WAV 音声ファイルデコード時のクラッシュ
- MFSA 2013-66
- Mozilla Maintenance Service と Mozilla Updater におけるバッファオーバーフロー
- MFSA 2013-65
- CRMF リクエスト生成時のバッファアンダーフロー
- MFSA 2013-64
- SetBody 実行中の DOM 改変による解放後使用
- MFSA 2013-63
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:23.0 / rv:17.0.8)
Firefox 23 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
既知の問題
- 未解決
- Flash ビデオを全画面で再生中にバックグラウンドへ切り替えられた Firefox は再表示時にフリーズする (Bug 809055)
- 未解決
- ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュする (Bug 573369)
その他、Firefox 23 についての一般的な情報は Firefox 23 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 23 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 23 では、Windows 2000 および XP SP1 以前 への対応が打ち切りとなっている ほか、Intel Mac 環境での Mac OS X v10.5 (Leopard) への対応が打ち切りとなっている。詳細は 。詳細は Firefox 23 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox 23 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Firefox 23 で修正
- Firefox 23 で修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 16:37:26 投稿者:Cai
Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は米国時間 2013 年 7 月 2 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む SeaMonkey のメジャーアップデート版である SeaMonkey 2.19 をリリースした。
本来 Firefox 21 に合わせてリリースされるはずであった SeaMonkey 2.18 は、ビルドシステムのハードウェアトラブルのためリリースが取りやめとなっており、SeaMonkey2.19 が SeaMonkey 2.17 以来のメジャーバージョンアップとなる。
SeaMonkey 2.19 は Firefox 22 と同じレンダリングエンジン Gecko 22 を搭載しており、バックエンドも Firefox 22/Thunderbird 22Beta 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。
SeaMonkey 2.19 での新機能や改良点、セキュリティ修正は次のとおり。
新機能及び改良点
2.19
- SeaMonkey
- 「マーク」→「既読にする」が、選択したすべてのメッセージに効果を及ぼすようになった
- SeaMonkey
- 混在したコンテンツのブロックに関する通知が改善された
- SeaMonkey
- サードパーティーの Cookie の受け入れについて「訪問したサイトのみ」が追加された
- SeaMonkey
- テキストエリアと入力フィールドにおいてコンテキストメニューからの検索が可能となった
- SeaMonkey
- データマネージャにおいて、ウェブサイトのストレージが利用可能となった
- SeaMonkey
- ダウンロードの途中でも「保存フォルダを開く」が可能となった
- 新機能
- asm.js による最適化 (OdinMonkey) が利用可能になり,これによってパフォーマンスが向上した
- 変更
- Canvas が非同期に更新されるようになり、WebGL の描画性能が向上した
- 変更
- テキストファイル表示時に単語を折り返して表示 (word-wrap) するようになった
- 変更
- セキュリティ向上のため、|Components| オブジェクトを Web コンテントから参照できなくなった
- 変更
- 画像描画のメモリ使用量とスピードの向上
- 変更
- Pointer Lock API がフルスクリーン表示以外でも利用可能になった
- 開発者
- CSS3 の Flexbox が実装され、デフォルトで利用可能になった
- 開発者
- 新しい Web Notifications API を実装
- 開発者
- clipboardData API が追加され、JavaScript からユーザのクリップボードへアクセスできるようになった
- HTML5
- <data>要素と<time>要素が利用可能になった
2.18
- SeaMonkey
- プライベートブラウジングがサポートされた
- SeaMonkey
- マルウェアやフィッシングサイトをブロックするセーフブラウジングがサポートされた
- SeaMonkey
- メールの新着通知に件名、送信者、テキストのプレビューが表示されるようになった
- 変更
- CSS -moz-user-select:none の振る舞いを -webkit-user-select:none 互換へ変更 (Bug 816298)
- 変更
- グラフィックに関する性能を改善 (Bug 809821)
- 変更
- SpiderMonkey から E4X サポートを削除
- HTML5
- <main> 要素をサポート
- HTML5
- style 要素の scope 属性を実装
- 修正
- ファンクションキーを押した時に機能しないことがある問題を修正 (Bug 833719)
セキュリティ修正
このアップデートでは Firefox 21, 22 に相当するセキュリティフィックスが行われているが、本稿執筆時点でセキュリティアドバイザリは更新されていない。
SeaMonkey 2.19 での修正は New Features and Fixes を、既知の問題は Known Issues を、SeaMonkey 2.19 についての一般的な情報は Release Note を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
SeaMonkey 2.19 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 24 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- SeaMonkey® Project
- リリースノート:
- Release Note
- 修正されたバグ:
- New Features and Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, SeaMonkey, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2013/07/06 土曜日 - 19:27:46 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2013 年 6 月 25 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 22 をリリースした。
Firefox for Android 22 での新機能や改良点、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- 小さいタブレットでもタブレット UI の全てを利用できるようになった
- 新機能
- ロケールにスロヴァキア語が追加された
- 変更
- Canvas が非同期に更新されるようになり、WebGL の描画性能が向上した
- 変更
- テキストファイル表示時に単語を折り返して表示 (word-wrap) するようになった
- 開発者
- CSS3 の Flexbox が実装され、デフォルトで利用可能になった
- 開発者
- 新しい Web Notifications API を実装
- HTML5
- <data>要素と<time>要素が利用可能になった
- 修正
- LG Optimus Black において起動時にクラッシュする問題を修正 (Bug 856445)
- 修正
- 入れ子になったフレームで縦にスクロールできない問題を修正 (Bug 868742)
既知の問題
- 未解決
- Google で最近行われたデザイン変更によって、Firefox など WebKit 以外のブラウザで問題が生じているところがある (Bug 668288)
- 未解決
- 文字サイズの自動拡大機能によって、一部のページで文字サイズが不釣り合いになる場合がある (Bug 707195)
- 未解決
- 複数のチャンネル (Aurora、Beta など) の Firefox がひとつの端末にインストールされていると、Firefox Sync が期待通りに動作しない (Bug 761206)
- 未解決
- いくつかのHTC Gingerbread (Android 2.3) 端末で動画が再生できないことがある (Bug 829454)
- 未解決
- HTC Sense UI (Froyo) 上でのプライベートブラウジング時に、URL バー中の文字が表示されないことがある (Bug 833351)
その他、Firefox for Android 22 についての一般的な情報は Firefox for Android 22 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。
Firefox for Android 22 は、Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザにはGoogle Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Google Play, Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox for Android 22 リリースノート
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2013/06/26 水曜日 - 12:33:12 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2013 年 6 月 25 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 17.0.7 をリリースした。
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件。重要度区分において最高 4 件、高 4 件が修正されている。
- MFSA 2013-59
- XrayWrappers が回避され、特権コンテキスト内でユーザ定義メソッドが実行される
- MFSA 2013-56
- PreserveWrapper の一貫性のない挙動
- MFSA 2013-55
- SVG フィルタによる情報漏えい
- MFSA 2013-54
- XHR HEAD リクエストの本文内データによる CSRF 攻撃
- MFSA 2013-53
- onreadystatechange イベントを通じた未割り当てメモリの実行
- MFSA 2013-51
- XBL を通じた特権コンテンツへのアクセスと任意のコード実行
- MFSA 2013-50
- Address Sanitizer を使って発見されたメモリ破壊
- MFSA 2013-49
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:22.0 / rv:17.0.7)
Thunderbird 17.0.7 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は Thunderbird 17.0.7 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 17.0.7 は Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 17.0.7 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 17.0.7 で修正
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 12:14:36 投稿者:Hide Kay
Mozilla は米国時間 2013 年 6 月 25 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 22 をリリースした。
Firefox 22 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- WebRTC がデフォルトで有効化された
- 新機能
- Windows: 画面のスケーリングオプションに従うようになり、高解像度のディスプレイにおいて文字をより大きく描画することが可能になった
- 新機能
- Mac OS X: ドックアプリケーションアイコンにダウンロードの進行状況が表示されるようになった
- 新機能
- HTML5 の audio と video のプレイバックレートを変更できるようになった
- 新機能
- アドオンマネージャにソーシャルサービスの管理機能が追加された
- 新機能
- asm.js による最適化 (OdinMonkey) が利用可能になり,これによってパフォーマンスが向上した
- 変更
- Canvas が非同期に更新されるようになり、WebGL の描画性能が向上した
- 変更
- テキストファイル表示時に単語を折り返して表示 (word-wrap) するようになった
- 変更
- セキュリティ向上のため、|Components| オブジェクトを Web コンテントから参照できなくなった
- 変更
- Pointer Lock API がフルスクリーン表示以外でも利用可能になった
- 開発者
- CSS3 の Flexbox が実装され、デフォルトで利用可能になった
- 開発者
- 新しい Web Notifications API を実装
- 開発者
- clipboardData API が追加され、JavaScript からユーザのクリップボードへアクセスできるようになった
- 開発者
- 新しいフォントインスペクタが組み込まれた
- HTML5
- <data>要素と<time>要素が利用可能になった
- 修正
- 高解像度スクロール対応タッチパッドで、スクロールが遅く感じられる問題を修正 (Bug 829952)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 14 件。重要度区分において最高 4 件、高 6 件、中 3 件、低 1 件が修正されている。
- MFSA 2013-62
- アクセス権のないアップデータによるローカル特権昇格
- MFSA 2013-61
- .com、.net、.name ドメインにおける同形異義語偽装
- MFSA 2013-60
- getUserMedia の許可ダイアログに不正な場所が表示される
- MFSA 2013-59
- XrayWrappers が回避され、特権コンテキスト内でユーザ定義メソッドが実行される
- MFSA 2013-58
- マルチパートレスポンス内でのサーバプッシュ使用時に X-Frame-Options が無視される
- MFSA 2013-57
- 入れ子になったフレーム要素にサンドボックス制限が適用されない
- MFSA 2013-56
- PreserveWrapper の一貫性のない挙動
- MFSA 2013-55
- SVG フィルタによる情報漏えい
- MFSA 2013-54
- XHR HEAD リクエストの本文内データによる CSRF 攻撃
- MFSA 2013-53
- onreadystatechange イベントを通じた未割り当てメモリの実行
- MFSA 2013-52
- プロファイラ内での任意のコード実行
- MFSA 2013-51
- XBL を通じた特権コンテンツへのアクセスと任意のコード実行
- MFSA 2013-50
- Address Sanitizer を使って発見されたメモリ破壊
- MFSA 2013-49
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:22.0 / rv:17.0.7)
Firefox 22 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
既知の問題
- 未解決
- ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュする。 (Bug 573369)
その他、Firefox 22 についての一般的な情報は Firefox リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 22 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 22 では、Windows 2000 および XP SP1 以前への対応が打ち切りとなっている ほか、Intel Mac 環境での Mac OS X v10.5 (Leopard) への対応が打ち切りとなっっている。詳細は 。詳細は Firefox 22 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Firefox 22 で修正
- Firefox 22 で修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメント 1 件
投稿日時: - 12:13:47 投稿者:Hide Kay
Mozilla は米国時間 2013 年 5 月 14 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 21 をリリースした。
Firefox for Android 21 での新機能や改良点、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- Web コンテンツ表示用フォントとして、Open Sans と Charis が組み込まれた
- 新機能
- 長押しでメディアファイルが保存できるようになった
- 新機能
- 進む / 戻るボタンから閲覧履歴へアクセスできるようになった
- 変更
- Holo テーマに基づく Polished UI へ変更になった
- 変更
- CSS -moz-user-select:none の振る舞いを -webkit-user-select:none 互換へ変更 (Bug 816298)
- 変更
- グラフィックに関する性能を改善 (Bug 809821)
- 変更
- SpiderMonkey から E4X サポートを削除
- 開発者
- リモートプロファイリングを実装
- 開発者
- アドオン SDK ローダと API ライブラリが Firefox に統合された
- HTML5
- <main> 要素をサポート
- HTML5
- style 要素の scope 属性を実装
- 修正
- プライベートデータ削除後にダウンロードマネージャが更新されない問題を修正 (Bug 777639)
- 修正
- 画面サイズの小さい端末でダウンロードマネージャやアドオンマネージャの画面で横スクロールが発生することがあった問題を修正 (Bug 840593)
既知の問題
- 未解決
- トップサイトタブに中身のないエントリが表示されることがある (Bug 857661, Firefox 21 では未解決、Firefox 22で解決)
- 未解決
- Google で最近行われたデザイン変更によって、Firefox など WebKit 以外のブラウザで問題が生じているところがある (Bug 668288)
- 未解決
- Android 版 Firefox はシステムの言語設定と同じロケールを使用する (Bug 695565)
- 未解決
- 文字サイズの自動拡大機能によって、一部のページで文字サイズが不釣り合いになる場合がある (Bug 707195)
- 未解決
- いくつかのHTC Gingerbread (Android 2.3) 端末で動画が再生できないことがある (Bug 829454)
- 未解決
- HTC Sense UI (Froyo) 上でのプライベートブラウジング時に、URL バー中の文字が表示されないことがある (Bug 833351)
その他、Firefox for Android 21 についての一般的な情報は Firefox for Android 21 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。
Firefox for Android 21 は、Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザにはGoogle Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Google Play, Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox for Android 21 リリースノート
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2013/05/16 木曜日 - 01:54:09 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2013 年 5 月 14 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 21 をリリースした。
Firefox 21 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- Do Not Track (DNT) のユーザインタフェースを改良
- 新機能
- アプリケーションの起動時間の短縮方法を必要に応じて提案
- 新機能
- Firefox ヘルスレポートを先行的に実装 (FAQ を見る)
- 変更
- 新規タブページ上で削除されたサムネイルを復元できるようになった
- 変更
- CSS -moz-user-select:none の振る舞いを -webkit-user-select:none 互換へ変更 (Bug 816298)
- 変更
- グラフィックに関する性能を改善 (Bug 809821)
- 変更
- SpiderMonkey から E4X サポートを削除
- 開発者
- リモートプロファイリングを実装
- 開発者
- アドオン SDK ローダと API ライブラリが Firefox に統合された
- HTML5
- <main> 要素をサポート
- HTML5
- style 要素の scope 属性を実装
- 修正
- ファンクションキーを押した時に機能しないことがある問題を修正 (Bug 833719)
- 修正
- ダウンロード履歴の削除時の混乱をさけるため、閲覧履歴とダウンロード履歴の削除機能を統合 (Bug 847627)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ修正は、重要度区分において最高 3 件、高 4 件、中 1 件が修正されている。
- MFSA 2013-48
- Address Sanitizer を使って発見されたメモリ破壊
- MFSA 2013-47
- DOMSVGZoomEvent における未初期化関数
- MFSA 2013-46
- 動画と onresize イベントによる解放後使用
- MFSA 2013-45
- Mozilla Updater が一部 Windows レジストリエントリの更新に失敗する
- MFSA 2013-44
- Mozilla Maintenance Service を通じたローカル特権昇格
- MFSA 2013-43
- ファイル入力コントロールからフルパスへのアクセスが可能
- MFSA 2013-42
- コンテンツレベルコンストラクタへの特権アクセス
- MFSA 2013-41
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:21.0 / rv:17.0.6)
既知の問題
- 未解決
- イタリック体のヘブライ語文が表示されない場合がある (Bug 837498, Firefox 21 では未解決、Firefox 22で解決)
- 未解決
- ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュする (Bug 573369)
- 未解決
- アドオン Download statusbar 利用環境において、通常ブラウジング時に始めたダウンロードが、プライベートブラウジング切り替えた後に終了しない不具合がある (Bug 853463)
その他、Firefox 21 についての一般的な情報は Firefox リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 21 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 21 では、Windows 2000 および XP SP1 以前への対応が打ち切りとなっている ほか、Intel Mac 環境での Mac OS X v10.5 (Leopard) への対応が打ち切りとなっっている。詳細は 。詳細は Firefox 21 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Firefox 21 で修正
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2013/05/15 水曜日 - 14:57:01 投稿者:Hide Kay
Mozilla は米国時間 2013 年 5 月 14 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 17.0.6 をリリースした。
このアップデートでのセキュリティ修正は、重要度区分において最高 3 件、高 3 件が修正されている。
- MFSA 2013-48
- Address Sanitizer を使って発見されたメモリ破壊
- MFSA 2013-47
- DOMSVGZoomEvent における未初期化関数
- MFSA 2013-46
- 動画と onresize イベントによる解放後使用
- MFSA 2013-44
- Mozilla Maintenance Service を通じたローカル特権昇格
- MFSA 2013-42
- コンテンツレベルコンストラクタへの特権アクセス
- MFSA 2013-41
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:21.0 / rv:17.0.6)
- 修正
- メールの編集時のフォントサイズ変更が容易になった (Bug 824926)
Thunderbird 17.0.6 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixesリリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 17.0.6 は Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 17.0.6 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird セキュリティアドバイザリ
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 14:53:35 投稿者:Hide Kay