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リリース版 |    Firefox 145.0.2 ESR 140.5.0 / 115.30.0 Android 版 145.0.2 Android Focus 145.0.2 iOS 版 145.2 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 145.0 / 140.5.0esr Android 版 13.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

Firefox for Android 140 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 6 月 24 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox for Android のメジャーアップデート版である Firefox for Android 140 をリリースした。

Firefox for Android 140 での新機能や改良点は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
より簡単なブックマークの管理: 「すべて選択」によりブックマークの管理、削除が容易になった
新機能
プライベートブラウジングにおけるセキュリティの強化: プライベートタブを指紋認証や端末のパスコードでロックできるようになった

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において 2 件、 6 件、 5 件が修正されている。

CVE-2025-6424
Use-after-free in FontFaceSet
CVE-2025-6425
The WebCompat WebExtension shipped with Firefox exposed a persistent UUID
CVE-2025-6426
No warning when opening executable terminal files on macOS
CVE-2025-6427
connect-src Content Security Policy restriction could be bypassed
CVE-2025-6428
Firefox for Android opened URLs specified in a link querystring parameter
CVE-2025-6429
Incorrect parsing of URLs could have allowed embedding of youtube.com
CVE-2025-6430
Content-Disposition header ignored when a file is included in an embed or object tag
CVE-2025-6431
The prompt in Firefox for Android that asks before opening a link in an external application could be bypassed
CVE-2025-6432
DNS Requests leaked outside of a configured SOCKS proxy
CVE-2025-6433
WebAuthn would allow a user to sign a challenge on a webpage with an invalid TLS certificate
CVE-2025-6434
HTTPS-Only exception screen lacked anti-clickjacking delay
CVE-2025-6435
Save as in Devtools could download files without sanitizing the extension
CVE-2025-6436
Memory safety bugs fixed in Firefox 140 and Thunderbird 140

サポート

新しい Firefox のサポートに関しては、以下の記事を参照されたい:

ダウンロード:
Mozilla, Google Play
リリースノート:
Firefox for Android 140.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-51

Firefox 140 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 6 月 24 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 140.0 をリリースした。延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 140.0 にアップデートされているほか、バージョン 128.12.0 および 115.25.0 もリリースされている。

Firefox 140.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
垂直タブ: ピン留めしたタブをより多く、あるいはより少なく表示可能となり、重要なタブにより簡単にアクセスできるようになった。区切り線をドラッグすることでピン留めしたタブの表示エリアのサイズを変更できる

screenshot Firefox browser with the sidebar enabled, demonstrating the divider for pinned tabs

新機能
カスタム検索エンジン: より多くの検索エンジンをサポート。サポートされた検索サイトの検索フィールド上で右クリックし「検索エンジンを追加」を選択する、あるいは設定メニュー > 検索 > 追加ボタン (検索ショートカット一覧の下) から新しい検索エンジンを追加できる
新機能
Firefox 拡張機能: ツールバーのカスタマイズ に拡張機能ショートカットを除去するオプションが追加された。非表示にした場合でも、メニューから拡張機能パネルにアクセス可能である
新機能
「タブを解放」機能を追加。タブを右クリックし「タブを解放」を選択することで、タブを非読み込み状態にすることができ、メモリー、CPU の使用量を低減、パフォーマンスを向上できる
新機能
ページ全体の翻訳 において、現在表示しているコンテンツの近隣の翻訳を優先するようになり、翻訳速度・反応の向上、リソースの低減を実現した。表示範囲外のコンテンツの翻訳はスクロールされたときに実行される
新機能
アラビア語ビルドに スペルチェッカー のためのビルトインのアラビア語辞書を追加
新機能
イタリア、ポーランド、オーストリアのユーザー向けに 住所の自動入力 が利用可能となった
変更
Pocket のサービス終了のアナウンス に基づき、Pocket のツールバーアイコン、新しいタブへの統合を除去
Enterprise
エンタープライズ用途向けの詳細は Firefox for Enterprise 140 リリースノート を参照されたい
Developer
インスペクターパネルの検索機能を改善。現在のページの DOM をより効率的に検索できるようになった。検索結果の一致した要素の数による並べ替え、“pseudo” セレクターの状態をサポート
Web Platform
Linux, macOS, Windows: 各プラットフォームにおける aria-keyshortcuts をサポート
Web Platform
CookieStore API をサポート。HTML ドキュメント、サービスワーカーで実行されるスクリプトのための非同期の Cookie API
Web Platform
Custom Highlight API をサポート。可変長のテキスト範囲のスタイル化を可能とする。本リリースでは text-decoration のサポートは含まれないが、今後のリリースでのサポートが予定されている
Web Platform
pointerrawupdate イベントをサポート。ポインターデータが利用可能になるとすぐに発火することで、ポインターの挙動への低レイテンシーでのアクセスを提供する (メインの pointermove イベントよりも早くアクセスできる)。pointermove とは異なり、より頻繁にターゲットにヒットするかテストを行うことで、リスナーを追加するだけよりもパフォーマンスの向上が期待できる。このイベントは高精度での入力ハンドルを必要とし、統合された pointermove イベントだけでは十分な反応を実現できないアプリケーションのために用意された
Web Platform
プライベートブラウジングモードでサービスワーカーを利用可能となった。プライベートブラウジングでの暗号化されたストレージにおける IndexedDB および DOM Cache API をサポートすることでこれが可能となった。この変更により、より多くのウェブサイトにおいてサービスワーカーにより利便性を享受できるようになる
Web Platform
<h1>  要素に対する統一的なユーザーエージェント (UA) スタイル を適用。これまでは HTML 標準 によって <article>, <aside>, <nav>, <section> 要素内の <h1>  は <h2> と同様にスタイルされるべきとされていたが、この標準が変更されたことへの対応となる
Web Platform
HTML アトリビュートをシリアライズするときに less-than (<) および greater-than (>) をエスケープするようになった。ウェブサイト上での特定の mXSS 攻撃をより困難にするための対処となる

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において 2 件、 6 件、 5 件が修正されている。

CVE-2025-6424
Use-after-free in FontFaceSet
CVE-2025-6425
The WebCompat WebExtension shipped with Firefox exposed a persistent UUID
CVE-2025-6426
No warning when opening executable terminal files on macOS
CVE-2025-6427
connect-src Content Security Policy restriction could be bypassed
CVE-2025-6428
Firefox for Android opened URLs specified in a link querystring parameter
CVE-2025-6429
Incorrect parsing of URLs could have allowed embedding of youtube.com
CVE-2025-6430
Content-Disposition header ignored when a file is included in an embed or object tag
CVE-2025-6431
The prompt in Firefox for Android that asks before opening a link in an external application could be bypassed
CVE-2025-6432
DNS Requests leaked outside of a configured SOCKS proxy
CVE-2025-6433
WebAuthn would allow a user to sign a challenge on a webpage with an invalid TLS certificate
CVE-2025-6434
HTTPS-Only exception screen lacked anti-clickjacking delay
CVE-2025-6435
Save as in Devtools could download files without sanitizing the extension
CVE-2025-6436
Memory safety bugs fixed in Firefox 140 and Thunderbird 140

既知の問題

未解決
特定のダークテーマで、サイドバーのテキストのコントラストに問題が発生することがある。ビルトインのダークテーマあるいはシステムテーマによって回避できる
この問題は Bug 1971487 として報告されており、今後のリリースで修正される予定である

Firefox 140.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN および Mozilla Developer YouTube チャネル を参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 140.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 140.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 140 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
140.0, ESR 140.0, 128.12.0, 115.25.0
リリースノート:
140.0, ESR 140.0, ESR 128.12.0, ESR 115.25.0
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-51 (140.0, ESR 140.0), MFSA 2025-53 (ESR 128.12.0), MFSA 2025-52 (ESR 115.25.0)

Thunderbird 139.0.2 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 6 月 10 日、バージョン 139.0.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 139.0.2 をリリースした。

通常リリース版だけでなく、延長サポート版 (ESR) も 128.11.1esr がリリースされている。

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 1 件、重要度区分において 1 件が修正されている。

CVE-2025-5986
Unsolicited File Download, Disk Space Exhaustion, and Credential Leakage via mailbox:/// Links


その他、Thunderbird 139.0.2 についての一般的な情報は Thunderbird 139.0.2 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 139.0.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、thunderbird.net ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 139 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
139.0.2, 128.11.1esr
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-50 (139.0.2), MFSA 2025-49 (128.11.1esr)

Firefox 139.0.4、Firefox for Android 139.0.4 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 6 月 10 日、デスクトップ版バージョン 139.0.1 および Android 版バージョン 139.0.3 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 139.0.4 および Firefox for Android 139.0.4 をリリースした。

今回の修正は通常リリース版のみであり、延長サポート版 (ESR) はリリースされていない。

デスクトップ版

修正
アプリの切り換えあるいはブラウザー内の特定のパネルを開くときにフリーズする問題を修正 (Bug 1969253, 1969346)
修正
ページ内検索から設定ページのドロップダウンオプションを選択するのが難しい問題を修正 (Bug 1968949)
修正
特定の状況におけるトリプルクリックによるテキスト選択に関する複数の問題を修正 (Bug 1969100 & Bug 1969432)
修正
Windows: デスクトップの壁紙として画像を設定するときに誤ったファイル名が使用される問題を修正 (Bug 1969793)

Android 版

修正
バージョン 139.0.3 で対処されたプライバシー漏洩 Local Mess への追加改善

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 2 件、重要度区分において 2 件が修正されている。

CVE-2025-49707
Memory corruption in canvas surfaces
CVE-2025-49710
Integer overflow in OrderedHashTable


Firefox 139.0.4 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 139.0.4 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、86 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、macOS、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox for Android 139.0.4 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
デスクトップ版, Android 版
リリースノート:
デスクトップ版, Android 版
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-47

SeaMonkey 2.53.21 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は米国時間 2025 年 6 月 5 日、SeaMonkey 2.53.21 をリリースした。

SeaMonkey 2.53.21 は Firefox ESR 60.8 と同じレンダリングエンジン Gecko 60.8 を搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 60.8/Thunderbird 60.8 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。

バージョン 2.53.1 以前からのアップグレードの場合、プロファイルの完全なバックアップを必ず作成しておく必要がある。プロファイルの構成が変更されており、アップグレード後には古いバージョンの SeaMonkey に戻ることはできなくなる。

ユーザープロファイルの構成の変更に伴い、バージョン 2.49.5 以前からのアップグレードに際して以下の注意点がある。

  • マスターパスワードを利用している場合にはアップデートの前にこれを解除する必要がある。設定メニューの「マスターパスワードを変更」から、パスワード欄を空白にすることでマスターパスワードを解除できる。「パスワードのリセット」機能を使うと、保存されているすべてのログイン情報が削除されるため注意が必要である。
  • アップデートの完了後には、プロファイルフォルダー内の key3.db および cert8.db の 2 つのファイルを削除する必要がある。これはログイン情報を含む古い形式のファイルである。

また、SeaMonkey 2.53.1 および 2.53.2 の言語パックをインストールしている場合には、アップデートの前にこれらをアンインストールしておく必要がある。 これらは SeaMonkey 2.53.x すべてに互換性があるとされているが、実際には異なるバージョンの SeaMonkey で使用すると問題が発生する。アップデート後に、バージョン 2.53.21 の言語パックをインストールする必要がある。

Chatzilla、DOM Inspector、Lightning に加え、SeaMonkey Debug and QA UI のベータ版が本リリースには同梱されている。

本リリースは、Windows および Linux 向けの 32 ビット版の最終版となる予定である。今後のリリースは 64 ビット版のみとなる。

新機能及び改良点

SeaMonkey
JSON 形式のブックマークファイルを読み込めない、開く/キャンセル ボタンが同じ挙動となる問題を修正 (bug 1940204)
SeaMonkey
コンポーザーがリンク、画像の後に moz-do-not-send アトリビュートを追加する問題を修正 (bug 1827146)
SeaMonkey
navigatorOverlay およびコンソールに menu_Toolbars オーバーレイを使用するようになった (bug 1945335)
SeaMonkey
デバッグ QA 拡張から存在しないバージョン 2.53 のプレリリースビルドを除去 (bug 1947043)
SeaMonkey
defines.inc 内で扱われる MOZ_LANGPACK_CONTRIBUTORS のカスタムの許容度が小さくなった (bug 1951101)
SeaMonkey
テキストへの下線付与のための Control + U ショートカットが機能しない問題を修正 (bug 1872514)
SeaMonkey
メッセージ編集ウインドウあるいはコンポーザーウインドウでコンテキストメニューからの検索 (既定の検索エンジンによる) が機能しない問題を修正 (bug 1062092)
SeaMonkey
FreeBSD: 存在しない数学関数へのリンクに失敗する問題を修正 (bug 1944954)
SeaMonkey
init.configure を拡張し、MOZ_PKG_VERSION のセットに version_package.txt を使用するようになった (bug 1952757)
SeaMonkey
SeaMonkey 2.53 向けの msvc コンパイラーのサポートを変更 (bug 1954176)
SeaMonkey
ChatZilla に関する多数の修正

セキュリティ修正

本項執筆時点で、新機能および改良点の詳細は公開されていないが、 Firefox ESR 60.8/Thunderbird 60.8 相当のセキュリティ修正に加え、Firefox ESR 115.23/Thunderbird 115.23esr からのバックポートによるセキュリティ修正が行われている。

SeaMonkey 2.53.21 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 23 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。本リリースでは、既存のバージョン 2.53 系列の SeaMonkey ユーザへの自動アップデートが提供されている。

ダウンロード:
SeaMonkey 2.53.21
リリースノート:
Release notes

Firefox for Android 139.0.3 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 6 月 4 日、Android 版バージョン 139.0.2 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox for Android 139.0.3 をリリースした。

修正
最近発見されたプライバシー情報の漏洩 への対処。ウェブブラウザー上で Meta/Facebook Pixel および Yandex Metrica に対して発行された Cookie が、これらサービスのネイティブアプリによってトラッキング目的でオープン、監視されているローカルポートを経由してネイティブアプリと共有されるようになっていた。アプリ側ではこれらの Cookie と自身の内部で生成したデバイス ID、さらにはサービスのユーザー ID を紐づけることでウェブブラウザー上での閲覧傾向などがこれらのサービスに漏洩していた


Firefox for Android 139.0.3 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Mozilla, Google Play
リリースノート:
Firefox for Android 139.0.3 リリースノート

Firefox for Android 139.0.2 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 6 月 3 日、Android 版バージョン 139.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox for Android 139.0.2 をリリースした。

修正
期待されるタイミングで「ページを翻訳」メニューオプションが表示されないことがある問題を修正 (Bug 1965261)


Firefox for Android 139.0.2 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Mozilla, Google Play
リリースノート:
Firefox for Android 139.0.2 リリースノート

Thunderbird 139.0.1 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 6 月 2 日、バージョン 139.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 139.0.1 をリリースした。

修正点

修正
ローカルフォルダーを IMAP へコピーするときにクラッシュする問題を修正
修正
バージョン 139.0 へアップデートするとテーブルビューが誤ってカードビューに変更される問題を修正


その他、Thunderbird 139.0.1 についての一般的な情報は Thunderbird 139.0.1 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 139.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、thunderbird.net ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 139 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
Thunderbird 139.0.1 リリースノート

Firefox 139.0.1 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 5 月 29 日、デスクトップ版バージョン 139.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 139.0.1 をリリースした。

今回の修正は通常リリース版のみであり、延長サポート版 (ESR) はリリースされていない。

修正
NVIDIA の GPU およびリフレッシュレートが異なる複数のモニターを利用している環境においてグラフィック表示がおかしくなることがある問題を修正 (Bug 1968876)


Firefox 139.0.1 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 139.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、86 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla
リリースノート:
Firefox 139.0.1 リリースノート

Thunderbird 139 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 5 月 27 日、新機能の追加、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderbird 139.0 をリリースした。延長サポート版である Thunderbird ESR もバージョン 128.11.0esr がリリースされている。

Thunderbird 139.0 での新機能や改良点は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
アプリ内通知の粒度を制御するエンタープライズポリシーを実装
新機能
メッセージ通知内に「既読にする」「削除」アクションを追加
新機能
外観設定にカードビューの行数を指定する設定を追加
新機能
フォルダーペインでのフォルダーの手動ソートを実装
修正
メッセージ編集ヘッダーの設定中にクラッシュすることがある問題を修正
修正
OAuth 認証ウインドウ内のリンクをクリックしても開かない問題を修正
修正
特定の UNC ホスト上の添付ファイルにアクセスできない問題を修正
修正
フォルダーの最適化の後にメッセージウインドウが機能しないことがある問題を修正
修正
移動後にフォルダーを挿入すると、フォルダーの並び替えのロジックが完全には使用されない問題を修正
修正
「すべてのヘッダーを表示」にしても mail.compose.other.header ヘッダーが表示されない問題を修正
修正
サブフォルダーが除去されるとフォルダーがお気に入りに表示されなくなる問題を修正
修正
特定の状況でフォルダーツリーのメッセージ数が誤ったものとなる問題を修正
修正
フォルダーの手動ソートの後で選択状態が復元されない問題を修正
修正
IMAP フォルダーを他のフォルダーにサブフォルダーとしてドラッグしても正しく挿入されない問題を修正
修正
再起動後、コンパクトビューのフォルダーがすべて展開されて表示される問題を修正
修正
招待の添付ファイルに名前がないと、転送時に ‘Attached Message Part’ として転送される問題を修正
修正
mail.chat.enabled を false に設定していもチャットの設定タブが表示される問題を修正
修正
外観設定の「スレッド表示」を適用したときに選択したフォルダーが更新されない問題を修正
修正
外観設定の「グループ化」 の「既存のすべてのフォルダー」への適用が正しく動作しない問題を修正
修正
送信済みフォルダーへのメッセージのコピーが妨害されるとクラッシュすることがある問題を修正
修正
システム検索トグルが内部状態を正しく反映、制御されない問題を修正
修正
macOS: 添付ファイルのデスクトップへのドラッグが正しく機能しない問題を修正
修正
設定の重複によってダークモードにおいてメッセージがライトモードで表示される問題を修正
修正
ニュースサーバーへの投稿のキャンセルに失敗し、メッセージも削除される問題を修正
修正
NNTP の購読ダイアログでクラッシュすることがある問題を修正
修正
XPAT が有効なサーバーにおいて、ニュースグループでスラッシュ (/) を含む検索がサポートされない問題を修正
修正
チャットアカウントを削除できない問題を修正
修正
calendar.alarms.showmissed が false になっていると、終日の予定に対するリマインダーが実行されない問題を修正
修正
複数の CalDAV カレンダーにアクセスできない問題を修正
修正
外観およびユーザーエクスペリエンスの改善

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 10 件、重要度区分において 最高 1 件、 6 件、 3 件が修正されている。

CVE-2025-5262
Double-free in libvpx encoder
CVE-2025-5263
Error handling for script execution was incorrectly isolated from web content
CVE-2025-5264
Potential local code execution in “Copy as cURL” command
CVE-2025-5265
Potential local code execution in “Copy as cURL” command
CVE-2025-5266
Script element events leaked cross-origin resource status
CVE-2025-5270
SNI was sometimes unencrypted
CVE-2025-5271
Devtools’ preview ignored CSP headers
CVE-2025-5267
Clickjacking vulnerability could have led to leaking saved payment card details
CVE-2025-5268
Memory safety bugs fixed in Firefox 139, Thunderbird 139, Firefox ESR 128.11, and Thunderbird 128.11
CVE-2025-5272
Memory safety bugs fixed in Firefox 139 and Thunderbird 139


Thunderbird 139.0 についての一般的な情報は Thunderbird 139.0 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 139.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、thunderbird.net ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。

Thunderbird 139.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 139.0 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
139.0, 128.11.0esr
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-45 (139.0), MFSA 2025-46 (128.11.0esr)