MozillaZine.jp

Mozilla 関連情報の提供、啓蒙活動を行っているオンラインマガジン「MozillaZine」の日本語訳を提供しています。
リリース版 |    Firefox 146.0 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0 Android Focus 146.0 iOS 版 146.0 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0 / 140.6.0esr Android 版 13.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

Thunderbird 5 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 6 月 28 日、Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderird 5 をリリースした。
Thunderbird 5 は 高速サイクルリリースへの移行 に基づく最初のリリース版であり、ベースエンジンには先頃リリースされた Firefox 5 と同じ Gecko 5 を搭載している。Thunderbird 5 では、外見的には 3.1 シリーズとの大きな違いはないものの、内部的には多くの修正が行われている。

Thunderbird 5 での新機能、及び改良点は以下のとおり。

  • 起動の高速化と操作への応答性を改善
  • Gecko 5 レンダリングエンジンを搭載
  • 新しいアドオンマネージャを採用
  • メールアカウント設定ウィザードを改善
  • 「トラブルシューティング情報」ページの実装
  • タブをドラッグ&ドロップで並べ替えたり、他のウィンドウへ移動可能となった
  • 添付ファイルのファイルサイズの表示
  • RSS フィードにおいてプラグインが読み込まれるようになった
  • Windows Vista/7 におけるテーマの改善
  • Mac 版の 32/64 ビット両対応のユニバーサルビルドへの変更(PowerPC のサポートを終了)
  • パフォーマンス、安定性、セキュリティを改善する 390 件以上の修正

その他、Thunderbird 5 に関する情報は Thunderbird 5 リリースノート を参照されたい。

Thunderbird 5 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、日本語版を含む 53 カ国語より ダウンロード 可能となっている他、既存の Thunderbird 3.1.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“ソフトウェアの更新を確認”より手動で確認することも可能だ。なお、Thunderbird 5 のシステム要件は Firefox 5 と同じく Mac OS X に関しては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。詳細は Thunderbird 5 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード :
Mozilla Japan
各国語版
リリースノート :
Thunderbird 5 リリースノート

Thunderbird 3.1.11 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 6 月 21 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 3.1.11 をリリースした。

このアップデートでは重要度区分において最高 5 件、 1 件のセキュリティ問題が修正されている。

  • MFSA 2011-24 Cookie の隔離エラー
  • MFSA 2011-23 複数のダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2011-22 Array.reduceRight() における整数オーバーフローと任意のコード実行
  • MFSA 2011-21 multipart/x-mixed-replace 画像によるメモリ破損
  • MFSA 2011-20 スクリプト無効時に XUL ドキュメントを表示したときの解放後使用の脆弱性
  • MFSA 2011-19 様々なメモリ安全性の問題 (rv:3.0/1.9.2.18)

修正された問題は 22 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、その他、Thunderbird 3.1.11 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Thunderbird 3.1.11 リリースノートを参照いただきたい。

Thunderbird 3.1.11 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“ソフトウェアの更新を確認”より手動で確認することも可能だ。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Thunderbird 3.1.11 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Thunderbird 3.1.11 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 3.6.18 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 6 月 21 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Firefox 3.6.18 をリリースした。

このアップデートは、重要度区分において 5 件の 最高、1 件の  と、合計 6 件のセキュリティ問題の修正が行われている。

  • MFSA 2011-24 Cookie の隔離エラー
  • MFSA 2011-23 複数のダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2011-22 Array.reduceRight() における整数オーバーフローと任意のコード実行
  • MFSA 2011-21 multipart/x-mixed-replace 画像によるメモリ破損
  • MFSA 2011-20 スクリプト無効時に XUL ドキュメントを表示したときの解放後使用の脆弱性
  • MFSA 2011-19 様々なメモリ安全性の問題 (rv:3.0/1.9.2.18)

修正された問題は 18 件。これら修正点は Bugzilla (英語) より確認できる。
Firefox 3.6.18 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 3.6.18 セキュリティアドバイザリ を参照いただきたい。

Firefox 3.6.18 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.6 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Firefox 3.6 シリーズのサポート(セキュリティアップデートの提供) は 2011 年 9 月までの予定であり、Mozilla では最新バージョンである Firefox 5.0 シリーズへの移行を勧めている。3.6.18 から再度手動で更新を確認することで、Firefox 4 ではなく最新版である Firefox 5 へのアップデートが可能である。

ダウンロード :
Firefox 旧バージョンのダウンロード
リリースノート :
Firefox 3.6.18 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Firefox 3.6.18 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 5 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 6 月 21 日、Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 5 をリリースした。

Firefox 5 は 高速サイクルリリースへの移行 に基づく最初のリリース版であり、ベースエンジンには Gecko 5 を搭載している。これまでのメジャーアップデートとは異なり大幅な機能変更は見られないが、1,000 以上の改良とパフォーマンス向上が行われた。さらに、アドオンや Web アプリケーション、Web サイトを開発者が作成しやすくなるよう、最新の Web 技術への対応が拡大され、アドオンを容易に作成することを可能とする 一連の豊富なリソースも用意されている (Firefox Add-on SDK, Firefox Add-on Builder (Beta) )。また、Android 版において Do Not Track 機能に対応したことで、Firefox は複数のプラットフォームで Do Not Track に対応する初めてのブラウザとなった。

注目すべき新機能、改良点としては以下が挙げられる。

  • CSS アニメーション への対応
  • Do Not Track ヘッダ送信の設定を判別しやすい場所へ移動
  • Canvas、JavaScript、メモリ、ネットワーキングのパフォーマンスを強化
  • HTML5、XHR、MathML、SMIL、Canvas 等、Web 標準への対応を強化
  • 一部の言語でのスペルチェックの精度を強化
  • Linux デスクトップ環境との統合を強化
  • WebGL コンテンツによる クロスドメインテクスチャの読み込みの禁止
  • バックグラウンドのタブでの setTimeout と setInterval のタイマー間隔の 1000 ms への固定
  • 安定性に関する問題の修正
  • Do Not Track 機能の実装 (Android 版、デスクトップ版はバージョン 4 で実装済)

また、以下に示す重要度区分において最高 5 件、 2 件、低 1 件の計 8 件のセキュリティ問題が修正されている。

  • MFSA 2011-28 ホワイトリストに含まれないサイトによる XPInstall の呼び出し
  • MFSA 2011-27 インライン SVG による XSS エンコーディング問題
  • MFSA 2011-26 WebGL における複数のクラッシュ
  • MFSA 2011-25 WebGL テクスチャを用いたクロスドメイン画像漏えい
  • MFSA 2011-22 Array.reduceRight() における整数オーバーフローと任意のコード実行
  • MFSA 2011-21 multipart/x-mixed-replace 画像によるメモリ破損
  • MFSA 2011-20 スクリプト無効時に XUL ドキュメントを表示したときの解放後使用の脆弱性
  • MFSA 2011-19 様々なメモリ安全性の問題 (rv:3.0/1.9.2.18)

そのほか、すべての修正は Bug Fixes (英語)を、開発者向けの情報は MDN を、全般的な情報については Firefox 5 リリースノートMozilla Japan ブログ を参照されたい。

Firefox 5 は Windows, Mac, Linux 版および Android 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトおよび Android Market よりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、既存の Firefox 4.0 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“Firefox について”より手動で確認することも可能だ。Firefox 3.6 および 3.5 ユーザは、それぞれの最新のセキュリティアップデートである 3.6.18 および 3.5.19 に更新した後に続けて Firefox 5 へのアップデートが可能である。Android 版ユーザにはアップデートを促す通知が表示される。なお、Firefox 5 のシステム要件は Firefox 3.6 以降と同じく Mac OS X に関しては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。詳細は Firefox 5 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード :
Mozilla Japan
Android Market
リリースノート :
Firefox 5 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Firefox 5 セキュリティアドバイザリ
情報 :
Mozilla Japan ブログ – Mozilla、Firefox の新バージョンを公開 – 複数のプラットフォームで Do Not Track に対応した初めての Web ブラウザに
Firefox 5 for developers – MDC Docs

SeaMonkey 2.1 がリリースされた


Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している SeaMonkey Project は、米国太平洋夏時間 6 月 10 日、1 年 8 か月ぶりのメジャーアップデートとなる SeaMonkey 2.1 をリリースした。

SeaMonkey 2.1 リリースノート によると、SeaMonkey 2.1 は Firefox 4 と同じレンダリングエンジン Gecko 2.0 を搭載しているだけでなく、バックエンドも Firefox 4/Thunderbird 3.1 相当に刷新されている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。

注目すべき新機能、変更点としては

  • Sync の搭載
  • Personas の搭載
  • ブックマーク管理における Places の実装 (2.0 では履歴管理に留まっていた)
  • ページ内検索のモーダルウインドウからツールバーへの変更
  • OpenSearch プラグインのサポートおよび検索エンジンの管理
  • ツールバー上の検索バーの実装
  • ツールバーウィジェットの自由度の向上
  • アドオンマネージャのブラウザ内での展開および UI 変更
  • これまで個別であったCookie、許可/例外サイト、パスワード、フォームデータの管理をデータマネージャへ統合
  • Flash Player 10.3 以降において、Flash Cookie を SeaMonkey から削除可能になった
  • プラグインのプロセス分離
  • メール & ニュースのフィードにおけるプラグインの動作
  • フィードおよびヘルパーアプリケーションはシステム既定のフィードリーダーを利用
  • ページ拡大/縮小率をサイト毎に記憶
  • タブバーがスクロール可能になった
  • ダウンロードウインドウからのドラッグ & ドロップによる任意の場所(デスクトップなど)へのコピーが可能になった
  • ログインパスワードの記憶やアドオンのインストールの可否を尋ねる際に、Firefox と同様に “ドアハンガー” が表示されるようになった
  • DoNotTrack のサポート
  • トラブルシューティング情報 (about:support) の実装
  • about:memory において各機能ごとの使用状況を表示
  • UA の変更によって、Firefox のみをサポートするサイトを表示可能になった
  • ビルトインアドオン (ChatZilla、JavaScript Debugger および DOM Inspector) はプログラムフォルダではなくプロファイルフォルダにインストールされるようになった
  • ニュースメッセージをローカルストレージから削除可能になった
  • Omnijar の採用による、インストールファイル数の低減、フラグメント化の防止、起動時間の短縮

が挙げられる。

また、Firefox 4 以降と同様システム要件も変更されており、Windows では Windows 95、98、Me、NT4 では動作しないほか、Mac OS X においては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。

SeaMonkey 2.1 は、Windows, Mac そして Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 20 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。

ダウンロード :
SeaMonkey Project
リリースノート :
SeaMonkey 2.1 Release Notes

Thunderbird 5.0 Beta がリリースされた


Mozilla Messaging は米国時間 2011 年 6 月 2 日、Thunderbird 次期バージョン、Thunderbird 5 のベータ版を、開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開した。

先日リリースされた Firefox 5.0 Beta と同様、Thunderbird においても リリースサイクル短縮 が導入されることとなっている。これは Thunderbird の新機能、パフォーマンスの強化、セキュリティ・安定性の向上をできる限り早く提供することを目的に、該当バージョンでの最新の機能を搭載する Aurora (alpha 版)、全ての機能を搭載してリリースに向けての安定化テストを行う Beta、最終リリース版の Release の 3 つのチャネルで行われる。Thunderbird 5 Beta は、この計画に基づく最初のリリースである。また、これまで 3.3 であったバージョン番号が変更され、バージョン 4 を飛ばしてバージョン 5 となった。これによって Firefox とリリース番号が統一されるだけでなく、Firefox と Thunderbird においてずれが生じていた Gecko プラットフォームも 5.0 で統一されることとなった。

このベータ版では、以下の変更が行われている。

  • 新しいアドオンマネージャと拡張機能管理 API の採用
  • ドラッグ&ドロップによるタブの並べ替え、別ウインドウに移動することが可能になった
  • メールアカウント設定ウィザードの改良
  • 添付ファイルのファイルサイズの表示
  • 「トラブルシューティング情報」ページの実装
  • RSS フィードにおいてプラグインが読み込まれるようになった
  • Mac 版の 32/64 ビット両対応のユニバーサルビルドへの変更
  • 多くのインターフェイスの修正、改良
  • その他のバグ修正

Thunderbird 5 Beta は Windows、Mac、Linux 版がそれぞれ用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっており、日本語を含む 25 言語で利用可能である。システム要件は Firefox 4 以降と同様、Mac OS X に関しては 10.4 (Tiger) のサポート終了と共に、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも行われない。詳細は Thunderbird 5 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード :
無料メールソフト Thunderbird – ベータ版のダウンロード
リリースノート :
Thunderbird 5 ベータ版リリースノート
情報 :
Mozilla Japan ブログ – Thunderbird 次期バージョンのベータ版を公開しました

Firefox 5.0 Beta がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 5 月 20 日、Firefox 次期バージョン、Firefox 5 のベータ版を、開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開した。

Mozilla は先頃 Firefox のリリースサイクル短縮計画を発表している。これは Firefox の新機能、パフォーマンスの強化、セキュリティ・安定性の向上をできる限り早く提供することを目的に、該当バージョンでの最新の機能を搭載する Aurora (alpha 版)、全ての機能を搭載してリリースに向けての安定化テストを行う Beta、最終リリース版の Release の 3 つのチャネルで行われる。この短縮されたリリースサイクルでは、Aurora より 6 週間後に Beta、さらに 6 週間後に製品版のリリースが行われる。Firefox 5 Beta は、この計画に基づく最初のリリースである。

このベータ版では、以下の変更が行われている。

  • CSS アニメーション への対応
  • Firefox 開発チャネルの切り換え に対応
  • Do Not Track ヘッダ送信の設定を判別しやすい場所へ移動
  • Canvas、JavaScript、メモリ、ネットワーキングのパフォーマンスを強化
  • HTML5、XHR、MathML、SMIL、Canvas 等、Web 標準への対応を強化
  • 一部の言語でのスペルチェックの精度を強化
  • Linux デスクトップ環境との統合を強化

このバージョンで行われた変更点の全ては Firefox Beta Bug Fixes (英語) より確認されたい。開発者に向けては 資料 も用意されている。

Firefox 5 Beta は Windows、Mac、Linux 版がそれぞれ用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっており、67 言語で利用可能であるが、このリリースでは日本語版は用意されない点に注意いただきたい。システム要件は Firefox 4 と同様、Mac OS X に関しては 10.4 (Tiger) のサポート終了と共に、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも行われない。詳細は Firefox 5 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード :
次世代ブラウザ Firefox – プレビューリリース
リリースノート :
Firefox 5 リリースノート
情報 :
Mozilla Japan ブログ – 高速リリースサイクル移行後初の Firefox ベータ版公開

SeaMonkey 2.0.14 がリリースされた


Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は、米国時間 2011 年 4 月 28 日、セキュリティ問題を修正した SeaMonkey 2.0.14 をリリースした。

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 6 件、重要度区分において最高 3 件、 2 件、低 1 件が修正されている。

  • MFSA 2011-18 XSLT generate-id() 関数のヒープアドレス漏えい
  • MFSA 2011-16 resource: プロトコルによるディレクトリトラバーサル
  • MFSA 2011-15 Java 埋め込みプラグインを通じた特権昇格
  • MFSA 2011-14 フォーム履歴を通じた情報の読み取り
  • MFSA 2011-13 複数のダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2011-12 様々なメモリ安全性の問題 (rv:2.0.1/ 1.9.2.17/ 1.9.1.19)

このバージョンでの修正や新機能は SeaMonkey 2.0.14 Release Notes (英語) より確認できる。

SeaMonkey 2.0.14 は Windows, Mac OS X そして Linux 版が用意され、SeaMonkey Project より各国語版がダウンロード可能となっている。

また、ベースである Firefox 3.5 系列 (Gecko 1.9.1 系列) の更新が終了したことから、SeaMonkey 2.0 系列の更新も今回が最後となる可能性がある。

ダウンロード:
SeaMonkey® Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.0.14 Release Notes
セキュリティアドバイザリ:
SeaMonkey 2.0.14 セキュリティアドバイザリ

Thunderbird 3.1.10 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 4 月 28 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 3.1.10 をリリースした。

このアップデートでは重要度区分において最高 1 件、 1 件のセキュリティ問題が修正されている。

  • MFSA 2011-16 resource: プロトコルによるディレクトリトラバーサル
  • MFSA 2011-12 様々なメモリ安全性の問題 (rv:2.0.1/ 1.9.2.17/ 1.9.1.19)

修正された問題は 70 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、その他、Thunderbird 3.1.10 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Thunderbird 3.1.10 リリースノートを参照いただきたい。

Thunderbird 3.1.10 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“ソフトウェアの更新を確認”より手動で確認することも可能だ。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Thunderbird 3.1.10 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Thunderbird 3.1.10 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 4.0.1、3.6.17、3.5.19 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2011 年 4 月 28 日、セキュリティ問題を修正した Firefox 4.0.1 (Android 版を含む)、3.6.17、3.5.19 をリリースした。

Firefox 4.0.1

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 3 件、重要度区分において最高 2 件、低 1 件が修正されている。

  • MFSA 2011-18 XSLT generate-id() 関数のヒープアドレス漏えい
  • MFSA 2011-17 WebGLES ライブラリの脆弱性
  • MFSA 2011-12 様々なメモリ安全性の問題 (rv:2.0.1/ 1.9.2.17/ 1.9.1.19)

修正された問題は 55 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、その他、Firefox 4.0.1 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 4.0.1 リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 4.0.1 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 4.0 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの“Firefox について”より手動で確認することも可能だ。Android 版に関しては、マーケットからの手動アップデートが必要である。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Firefox 4.0.1 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Firefox 4.0.1 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 3.6.17

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 6 件、重要度区分において最高 3 件、 2 件、低 1 件が修正されている。

  • MFSA 2011-18 XSLT generate-id() 関数のヒープアドレス漏えい
  • MFSA 2011-16 resource: プロトコルによるディレクトリトラバーサル
  • MFSA 2011-15 Java 埋め込みプラグインを通じた特権昇格
  • MFSA 2011-14 フォーム履歴を通じた情報の読み取り
  • MFSA 2011-13 複数のダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2011-12 様々なメモリ安全性の問題 (rv:2.0.1/ 1.9.2.17/ 1.9.1.19)

修正された問題は 59 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、その他、Firefox 3.6.17 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 3.6.17 リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 3.6.17 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.6.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Firefox 3.6 シリーズのサポート(セキュリティアップデートの提供) は 2011 年 9 月までの予定であり、Mozilla では最新バージョンである Firefox 4.0 シリーズへの移行を勧めている。
(参考:Mozilla Japan ブログ)

ダウンロード :
Firefox 旧バージョンのダウンロード
リリースノート :
Firefox 3.6.17 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Firefox 3.6.17 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 3.5.19

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 6 件、重要度区分において最高 3 件、 2 件、低 1 件が修正されている。

  • MFSA 2011-18 XSLT generate-id() 関数のヒープアドレス漏えい
  • MFSA 2011-16 resource: プロトコルによるディレクトリトラバーサル
  • MFSA 2011-15 Java 埋め込みプラグインを通じた特権昇格
  • MFSA 2011-14 フォーム履歴を通じた情報の読み取り
  • MFSA 2011-13 複数のダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2011-12 様々なメモリ安全性の問題 (rv:2.0.1/ 1.9.2.17/ 1.9.1.19)

修正された問題は 30 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、その他、Firefox 3.5.19 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 3.5.19 リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 3.6.17 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.6.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。

なお、Firefox 3.5 シリーズのサポートは本リリースで終了である。Mozilla では最新バージョンである Firefox 4.0 シリーズへの移行を勧めている。
(参考:Mozilla Japan ブログ)

ダウンロード :
Firefox 旧バージョンのダウンロード
リリースノート :
Firefox 3.5.19 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Firefox 3.5.19 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)