MozillaZine.jp

Mozilla 関連情報の提供、啓蒙活動を行っているオンラインマガジン「MozillaZine」の日本語訳を提供しています。
リリース版 |    Firefox 146.0.1 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0.1 Android Focus 146.0.1 iOS 版 146.1 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0.1 / 140.6.0esr Android 版 14.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

Gecko 1.8 のブランチ計画が投稿される


Mozilla Developer News のウェブログは、Gecko 1.8 ブランチ計画 を掲載した。現在のスケジュールはツリーが 7月 26日 の火曜日と 7月 27日水曜日の間の深夜(太平洋夏時間 (UTC では -0700))の深夜にクローズすることを要求しており、実際のブランチはその日の遅くに行われるだろう。しかし、Mozilla Firefox 1.1 と Mozilla Thunderbird 1.1 になされる主要なすべての作業によってタイミングは流動的になる。

全ての Firefox 1.1 と Thunderbird 1.1 のテストリリースは 1.8 のブランチから行われる。それらのうちの最初のものは Deer Park Beta(Deer Park は Firefox 1.1 のコードネームだ)と、Thunderbird 1.1 ベータで、それらが共に 1.8 ベータ 4 のマイルストーンを形成する。これらの2つのリリースは、 1.1 アルファよりも広く告知され、より広範なテストを受けることになる。

Firefox 1.1 のファイナルリリースの前に、少なくとも2つのブラウザのリリース候補が、テスト用に行われるだろう。これらのビルドは Deer Park の名前ではなく Firefox の名の下に行われるだろう。私たちはファイナルの Firefox 1.1 リリースされる時を知り、ブランチは Mozilla 1.8 としてタグ付けされる。

ウェブログはあまりはっきり言っていないが、Thunderbird 1.1 のリリース候補もあるだろう。もし、過去の慣例に倣うなら、Thunderbird 1.1 が Firefox 1.1 より少し遅れてくることが予想される。

現在、メインの開発 trunk はフリーズしているが、1.8 Beta 3(Deer Pakr Alpha 2 および Thunderbird 1.1 Alpha 2 として配布された)に関する賛同付きのチェックインは行われている。1.8 のブランチがカットされると、trunk は 1.9 の開発のために開かれる。これにより、開発者は主要な変更を加えることができるようになる。

[ 原文 / 2005年7月18日(月)]

Camino 0.9 Alpha 2 がリリースされた


Samuel Sidler によると、Mac OS X 10.2 向けにCamino 0.9 alpha 2 がリリースされたCamino 0.9a2 リリースノート には、このバージョンでの変更に関するより詳しい詳細が掲載されている。

[ 原文 / 2005年7月18日(月)]

Firefox 1.0.6 のリリース候補ビルドが公開


Marcia Knous 曰く: “Mozilla 品質評価 チーム は、1.0.6 のビルドをテストするようコミュニティから助けを得たいというリクエストを行っている。より詳細なテストに関する情報が投稿された QA のブログ を訪れて下さい。”

詳細な Firefox 1.0.6 に関する情報は、我々の過去のストーリーでも見つける事が出来る

更新:Mozilla Thunderbird 1.0.6 の候補ビルドと Mozilla Application Suite 1.7.10 も公開されている(Mozilla 1.7.9 のリリースは存在しない)

[ 原文 / 2005年7月16日(土)]

Mozilla Firefox と Thunderbird の 1.0.6 がもうすぐリリース


t-hanai の投稿による)

Mozilla Firefox 1.0.5 と Mozilla Thunderbird 1.0.5 がリリースされてから数日しか経っていないが、2つのアプリケーションの 1.0.6 バージョンが来週頭(訳注:7/17から始まる週)にも出る模様だ。1.0.5 での API の変更がいくつかの拡張(extention)を意図せず壊すことがわかった。

Rafael Ebron は昨日、バグ 300028 のコメント 45 で、「我々は 1.0.5 のAPI変更(セキュリティ問題ではない)によって影響を受けるディストリビュータや拡張(extention)の開発者からフィードバックを受け取ったので、それを修正するために 1.0.6 をリリースすることを考えている。」と言った。Thunderbird の PGP拡張 Enigmail がバージョン 1.0.5 で動作しないことが知られている。

今のところ、Mozilla Firefox と Mozilla Thunderbird の 1.0.5 リリースは米国英語(en-US)版のみ利用可能だ。ローカライズビルドはオンラインダウンロード用には公開されておらず、ローカライズチームは 1.0.5 リリースに対してこれ以上の作業をしないよう要請されている。

多くのローカライズ担当者がこの状況に不満を感じている。Mozilla Foundation から明確な情報が提供されず、既に公開されているいくつかのセキュリティ欠陥に対してユーザが脆弱性にさらされていることについて、不満を言う者もいる。数多くのメッセージがバグ 300028(Firefox 1.0.5 のローカライズを追跡するために作られた)や netscape.public.mozilla.l10n ニュースグループ (l10n は localisation の省略形) に投稿されている。

ポーランド語へのローカライズを担当をしている Marek Stepien は Firefox 1.0.5 の ローカライズ状況に関する netscape.public.mozilla.l10n ニュースグループへのメッセージで、「はっきりしないのはやめてくれ! 問題が何なのかを教えてくれ!」と訴えている。「我々はポーランドの Firefox ユーザから、なぜポーランド語の Firefox 1.0.5 が利用できないのか、というeメールをたくさん受け取っている。(また我々 l10n チームは遅れに関しても非難されている。) ジャーナリストも同じ質問をしてくる…。数日経ったら USA 外では Firefox の PR 上大きな問題になるだろう。」

Zbigniew Braniecki も同じ思いをバグ 3000028 のコメント 38 で述べている: 「我々は酷評され、ユーザに非難され、この問題の理由を知らず、この問題について訊いてくるジャーナリストへどう説明したらよいかわからない…。en- US 版 1.0.5 リリース後に致命的なセキュリティバグが公表されているにもかかわらず、数千万人のユーザはまだ 1.0.4 を使っている。このことが Mozilla Foundation によって全く無視されているように見え、その遅れによって地域市場でのブランド推進を行っている l10n チームの膨大な作業を無駄にした、と言いたい。」

Brian Kingへ感謝する。彼の weblog の1.0.5 ローカライズに関する問題への投稿が、我々に現在の状況を警告してくれた。

[ 原文 / 2005年7月16日(土)]

Spread Firefox がハックされる


Mozilla Foundation のコミュニティーマーケティングサイト Spread Firefox がハックされた。この攻撃についてのアナウンス によるとどうやらサイトは SPAM メールを送ろうとするために障害が起きたようだ。”攻撃者はサイト上のどのような個人情報にもアクセスされた形跡は見あたらない” とメッセージは述べている。”しかし安全のために、全てのユーザがログインしてパスワードを変更することを勧める。”

WebProNewsSpread Firefx のメンバーに送られたアタックについての電子メールのコピーを掲載した。この電子メールでは、個人情報が盗まれたかどうかについては少しはっきりしておらず “サイトのユーザがサイトに提供した情報を攻撃者が取得した可能性がある” と述べている。この情報には “本当の名前、URL、電子メールアドレス、IM の名前、住所、誕生日、他のユーザに送ったプライベートメッセージが含まれているかもしれない”ということだ。

timeline に送られた電子メールによると、攻撃は日曜に行われ、火曜日に発見された。Mozilla Foundation はサイトをダウンさせ、解決のニュースとともにオンラインに復帰させた。このメッセージは ユーザに Spread Firefox がハックされたことと、Mozilla Foundation のサイトと、Mozilla ソフトウェアは影響を受けないということを再度確認するものだった。

この電子メールは、既知のパッチが利用可能な脆弱性から攻撃を受けた事を隠喩している。CNET News.comSpread Firefox の攻撃についての記事を掲載した(参考:ITMedia の記事)。この記事によるとこの脆弱性が PHP 言語に存在するもので、CivicSpaceArs TechnicaDrupal において Spread Firefox のセキュリティホールは、最近発見された脆弱性を利用された可能性がある と述べている。

roseman は我々に The Register の記事を送り、コミュニティマーケティングサイトが攻撃を受けたことに関する記事を掲載した。ソフトウェアのニュースフォーラムの BetaNewsSpread Firefox のハックに関する記事を掲載している。最後に Slashdot では、Spread Firefox のセキュリティーホールに関するディスカッション がはじまっている。

[ 原文 / 2005年7月15日(金)]

Mozilla Thunderbird 1.1 Alpha 2 がリリースされた


Scott MacGregor 曰く: “Mozilla Thunderbird 1.1 Alpha 2 が公開された。Alpha 2 は開発者とテスターだけのためのものである。エンドユーザは Thunderbird 1.0.x のクライアントを使い続けるべきだ。詳細とダウンロードのリンクは Alpha 2 のリリースノート で公開されている。

“Alpha 2 は多数のバグ修正と、新しい機能に向けての改善があり、最初のアルファリリースの際に紹介され、例えばフォワードや返信のためのメッセージフィルタのアクションを作成する事ができる(テンプレートを伴う)ほか、RSS フィードのエクスポート、eml ファイルの扱い、また新しいソフトウェアアップデートのシステム(現在は無効にされている)といったものがある。”

更新: Rumbling Edge には、Thnderbird 1.1 Alpha 2 の新しい機能やバグの修正のリストを掲載している

[ 原文 / 2005年7月15日(金)]

Rafael Ebron が Mozilla Update の新しい代表者に


Scott KvetonRafael Ebron が今回 Mozilla Update プロジェクト代表となったとアナウンスした。Rafael は Mozilla Update (現在のドメイン名にちなんで addons.mozilla.org と呼ばれ、その過去のドメイン名にちなみ update.mozilla.org もしくは UMO とも呼ばれる) のために従事する余裕がないと感じている Scott の代わりに自分自身の立場を置き換え、プロジェクトを担った。Scott は Oregon State University Open Source Lab のアソシエイトディレクターで、 Mozilla Update や Spread Firefox などの複数の Mozilla サーバをホスティングしている。Open Source Lab は MozillaZine もホスティングしている。

昨年から、 Rafael は Mozilla Foundation で製品マーケティングマネージャとしてフルタイムで働いている。かつては、彼は Netscape で働いており、Netscape SmartUpdate のプロダクトマネージャとして一時的に働いていた。Smart Update は Netscape リリースとその他のインターネットソフトウェアをダウンロードするシステムだ。彼は rebron.org でブログを書いている。

Rafael は、次のようなことに基づいた約束をしている。長い間 Mozilla Update の貢献者である Alan J StarrMozilla Update の開発の進捗があまりにも遅すぎるということと、完全なサイトの一新計画である、Mozilla Update 2.0 の計画についての十分な詳細がない という懸念に対するものだ。

過去数ヶ月に、Mozilla Update を巡る様々な騒動があった。12月に、Mozilla Update のモジュールオーナーである PsychoticWolf が、新しいサイトをオンラインにした。しかし、いくつかのセキュリティに関するバグが緊急に見つかり、Mozilla Foundation はサイトを凍結した。これは、どんな新しいテーマや拡張も追加されないということを意味している。一月には、PsychoticWolf はMozilla Update をやめ、Mozilla Foundation の物事の進め方に批判的な意見を述べた。この時点では、Scott はMozilla Update を運用するサポート役に回っていた。セキュリティの改善と、Mozilla Update 2.0 の開発を約束してのものだった。5月には、addons.mozilla.org のセキュリティ調査が終了し改善された Mozilla Update が立ち上げられた。そしてそのすぐ後に、数ヶ月にわたる凍結は解除された。この現在使用中のバージョンは、Mozilla Update v1.0 として知られている。

Mozilla Update に関する詳細は、 Mozilla Wiki に掲載されているが、いくらかの情報はかなり古い物となっているようだ。

[ 原文 / 2005年7月15日(金)]

トルコ語の Mozilla Site が再デザインされ、再組織化された


asteko 曰く: “Mozilla T醇вkiye、というトルコ語圏の Mozillla コミュニティが、自分たちのサイトを http://mozilla.org.tr/ に再デザインして、再組織化した。このホームページと製品ページの新しいデザインは、製品のプランドとしての統一性を保つためにクリエイティブコモンズのライセンス下で公開されている mozilla.org のデザインに強く影響を受けている。

“Mozilla T醇вkiyehttp://belgeler.mozilla.org.tr/ にある wiki-ベースのドキュメントサイトと、http://forum.mozilla.org.tr/ にあるサポートフォーラムからなっている。

[ 原文 / 2005年7月14日(木)]

Mozilla Thunderbird 1.0.5 がリリースされた


※ Thunderbird 1.0.6 が計画されているので、この記事の翻訳は後回しにします。

[ 原文 / 2005年7月14日(木)]

Mozilla Thunderbird 1.1 Alpha 2 のリリース候補が公開


Mozilla Thunderbird 開発リーダーである、Scott “mscott” MacGregor はテスト用に announced that Thunderbird 1.1 Alpha 2 のリリース候補が利用可能になった という投稿を行った。実際の Thunderbird 1.1 Alpha 2 はもし主要な問題がこれらのビルドに見つからなければ、すぐにリリースされる。開発プランのスケジュールによると、Thunderbird 1.1 Alpha 2 は Mozilla Firefox の Deer Park Alpha 2 にあたるものだ。

[ 原文 / 2005年7月14日(木)]