Mozilla Store が再始動した。Mozilla Store では公式な Mozilla CD や、5月以来の商品を注文できる。この新しい商店は、Mozilla Foundation によって所有され運営される。この Mozilla Store は、GatewayCDI に、フルフィルメント(受注から決済、梱包や配送までのサービス)を外注している。GatewayCDI は 南北アメリカ 向けに Google Store も提供している。Mozilla のソフトウェアと同様に、ガイドブックや衣類、新しい Mozilla Store は Firefox Hacks のようなサードパーティの Mozilla の本をはじめて販売する。
GatewayCDI は、かつて MozSource (E-FLO または Kendall Bryan Companies としても知られる) が受け持っていた役割を担う。MozSource の Mozilla Store は 5月にクローズした 後、Mozilla Foundation は契約を更新しなかった。Mozilla Foundation はたくさんの代替となるベンダーからフルフィルメントの提案を募り、MozSource のストアが閉店すると同じ頃に、GatewayCDI と契約を結んだ。それから、Mozilla Foundation は GatewayCDI と新しいストアを開設し、運営するために作業を進めてきた。Mozilla Foundation の従業員である Marcia Knous がこのプロジェクトをマネージした。
Mozilla Store からオーダーされた製品は、ミズーリ州のセントルイスから発送される。Mozilla Foundation によると、午後四時までに注文されたものは、その日のうちに発送されるということだ。その所在により、このストアは現在アメリカとカナダからの注文に焦点をあてており、国際的な購買には、かなり重い配送課税が課される(これらの課税にはすべての関税と税金が含まれ、顧客が商品に夢中になる障害になるだろう)。
Mozilla Foundation はイギリスベースの国際ストアを、二ヶ月か三ヶ月以内に立ち上げることを計画しており、このストアはアメリカとカナダより外への注文に焦点をあてたものだ。国際ストアは独立した運営になるが、ほとんど同じ製品ラインナップになるだろう。Mozilla Foundation もローカルマーケットに向けた製品の提供に投資している。Mozilla Foundation は新しいストアに関して自分たちの国際アフィリエイト(Mozilla Europe のような) と協力するこ発言しているが、正確な組織的構造はまだ検討中である。
Mozilla Foundation によると、GetewayCDI はその製品の品質、カスタマーサービス、国際的な配送力などから選ばれたという。新しいストアはフリーダイヤルの顧客サービス番号(アメリカのみ)を持ち、GatewayCDI は既にヨーロッパに基盤を持っている。これは国際ストアの開設を助けることだろう。Mozilla Foundation は我々は、ストアで注文された商品は高い基準であり、衣服へのロゴのシルクスクリーン印刷と刺繍を正しいものにするために、二ヶ月以上を費やしたという。もし、十分な Mozilla Tシャツを 2005 New York LinuxWorld Expoで得ることが出来たのであれば、自分でその出来映えをチェックできるので幸運である。それらの衣類は、GatewayCDI により試験的に制作されたものであるからだ。
この新しいストアは、Mozilla Foundation によって運営され、a href=”/talkback.html?article=7085″ title=”MozillaZine: Mozilla Foundation Announces Creation of Mozilla Corporation”>商用の子会社 Mozilla Corporationによって運営されるものではない。なぜなら Foundation はこのストアを、Mozilla 技術を配布し、プロモートする重要なメカニズムだと認識し、収益を上げる活動よりも優先するためである。
Update: GatewayCDI の Mozilla Tシャツ製品は、2005 Boston LinuxWorld Expo で試験的に配布されたものであり、上記に述べた New York conference ではなかった。この訂正をしてくれた Marcia Knous に感謝する。
[ 原文 / 2005年8月10日(水) ]
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投稿日時:2005/08/14 日曜日 - 23:19:53 投稿者:Ryuzi Kambe
SecurityFocus が Greasemonkey の最近のセキュリティ問題に関する記事を掲載している。これは Don’t Click on the Blue E! の作者である Scott Granneman によるものだ。Mozilla Firefox の拡張 Greasemonkey が何をするものかを述べて(Gmail に削除ボタンを追加するユーザスクリプトを例に使用)、Scott は訪問したサイトがユーザのコンピュータのファイルにアクセスできる危険性があるという Greasemonkey に見つかったセキュリティ脆弱性について議論を進めている(Greasemonkey 0.5のベータベージョンはこれらの問題を解決している)。
Scott は InfoWorld のコラムニスト Jon Udell が彼の Greasemonkey の危機 という記事で指摘した問題に取り組んでいる。彼は Firefox が Greasemonkey の欠陥に責任を負うという Jon の指摘には合意せず、”問題はブラウザそのものの設計と製造にあるのではなく、ひとつの拡張機能により貧弱にインプリメントされた API を通じて多くのユーザのコンピュータが危険にさらされたことにある”としている。
Scott は Greasemonkey の開発者は攻撃の表面積を削減するためにもっと統制されたアプローチを取るべきだったという Jon の意見に同意しているが(Jon は Microsoft をこの統制の主要な提案者として引用している)、彼はこれは重要な要因であるだけではなく、発見されたセキュリティバグの扱いもまた致命的になり得ると主張している。Scott は Greasemonkey チームは問題の通知、ユーザへの警告、公開メーリングリストによる解決のための議論という点に関しては正しく行動していると信じている。”厄介な手続きを経て、情報はそれを必要とする人々(開発者、IT 管理者、ユーザ、セキュリティ専門家)全てに伝えられた”と彼は述べている。Scott は、この公開性は、Microsoft や Cisco のようなメジャーなプロプライエタリなソフトウェアベンダーがしばしば適用する閉鎖的な処理よりもはるかに良いと結論付けている。
[ 原文 / 2005年8月10日(水) ]
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投稿日時: - 00:15:06 投稿者:level
Mozilla Developer News のウェブログは、1.8 のブランチが作成される日付が決まったと報告した。メインの開発ツリーは、木曜日の 11:59pm にクローズし、実際のブランチは金曜日に行われ、朝のテストビルドは安定版と仮定される。
1.8 のブランチは、元々は 7月の後半に作成される予定だった が、 1.8 のブランチは遅れ、そのときまでに全ての必要な作業が成されていないことが明らかになった。
[ 原文 / 2005年8月10日(水)]
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投稿日時:2005/08/12 金曜日 - 18:11:23 投稿者:Ryuzi Kambe
韓国の ‘市民レポーター’ サイト OhmyNews の英語版は、Brake Ross にインタビューした。このディスカッションは、Mozilla Firefox が永遠に無料かどうか(おそらくそうだろう)とか、どのように Blake がプログラミングを始めたかという話題をカバーしている。リンクについては roseman に感謝する。
[ 原文 / 2005年8月9日(火)]
カテゴリ: MozillaZine | コメントなし
投稿日時: - 18:04:01 投稿者:Ryuzi Kambe
昨日、The Guardian は 過去10年のインターネットの leader コメント を掲載した。Netscape Communications の株式公開 からの 10周年をマーケティングするものであり、それはまさしく 10年前の今日に起こったことだ。この記事は、インターネット時代で特に成功したストーリーとしてオープンソースのムーブメントをとりあげており、Linux 、OpenOffice.org、Wikipedia と Mozilla Firefox の成果について注記している。
Firefox に関しては、記事はこう述べている: “最も最近の、オープンソースのムーブメントはブラウザを立ち上げ、広く高い評価を得た Firefox は、Microsoft から重大なマーケットシェアを奪った。これには当然の道議という要素もある。なぜなら、Mircrosoft の自分自身のブラウザの Windows オペレーティングシステムへの統合 ― それは全てのパーソナルコンピュータの 95% の居座っている ― これは Netscape の 1990 年早期の成功を傷つけた。新しい Netscape のオーナーは、オープンソースのムーブメントをひっくり返し、灰の中から Firefox が新しいブラウザ戦争の先兵として立ち上がった。”
月曜日の Guardian の印刷媒体版の読者は、15 ページに leader を見つける事が出来る。リンクについて、Mark Annand と David Owens に感謝する。意外にも、The Guardian が Firefox を leader で特集したのはこれがはじめてではない。新聞では昨年 11 月に 1.0 がリリースされた際、Hunting with Firefox という記事を掲載している。
[ 原文 / 2005年8月9日(火)]
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投稿日時: - 17:58:26 投稿者:Ryuzi Kambe
先週の Mozilla Corpotation のアナウンス以来、複数の著名な Mozilla の貢献者がこの変更や説明の提供について議論するウェブログのエントリを投稿した。結局、ほとんどのアナリストはこのニュースに対し好意的だったが、技術誌の編集者のページには、いくぶん懐疑的な声もあった。
新しい Mozilla Corporation の理事である Christopher Blizzard は、Mozilla Corporation に関する投稿を行い、Mozilla Foundation が何をしているか、そしてなぜ彼らがそのようなことをしているかを説明した。一方で、Mozilla Advisory Committee のメンバーとして役割を変えた事へのフィードバックを提供した Tristan Nitot は、Mozilla Corporation に対する複数の質問に答え、複数の言語での Mozilla Corporation の立ち上げに関するニュース報道へのリンク を提供している。Mozilla Firefox の開発者 Mike Connor は、Mozilla Corpration はMozilla の貢献者を裕福に導くための機関ではない と宣言し、投稿の中で安心を与えるように演出されているように見える。
Mozilla Community では広い意味ではあまりなじみのない、Mozilla Corporation の立ち上げに関わった人々のエントリも存在する。New York Times が Mozilla Foundation の営利子会社のストーリー を掲載したすぐ後に、活動家で企業家であり、Mozilla Foundation の理事会に加わった Joi Ito は、若干の Mozilla Corporation のゴールに対する説明 を投稿した。一方で advisory committee のために働くオープンソースの研究家の Karim Lakhani は、Mozilla Corporation がいかにして Mozilla の生態系にとけこんでいくかを説明する事に向けた投稿を書いた。
ZDNet UK によると、技術産業は Mozilla Corporation に好意的な反応を示しており、アナリストは、この出来事は多くの企業をプロジェクトに関わらせることになるだろう、と予言している。eWeek は同様の記事を持っており、コメンテーターは Mozilla Corporation は 筋道の通った処置であり コミュニティからの反動を引き起こすようなものではない述べている。eWeek の記事で特集されているアナリストの予想(Firefox が Opera のような組み込みの広告を持つ)はちょっとありそうにないものであることにも注意しなさい。
eWeek の全ての人が幸せだというわけではないようだ; コラムニストの David Coursey は、Mozilla Corporation は Mozilla プロジェクトの平等主義を終わらせるかもしれない(ITMedia の日本語版記事) と心配している。”私は、Mozilla Foundation が戻ることの出来ない一線を越えているのではないかと感じざるを得ない” 彼はこう結論づけている、”それとともにある人々による人々のためのソフトウェアという少しのロマンスを持ち去りつつある。” InternetWeek Blog の Antone Gonsalves も悲観的だ。Mozilla Corporation はおそらく、Mozilla Foundation の価値を減退させるだろう と述べている: “私は foundation と corporation の間に将来深刻な衝突は起こらないと思う、もし営利グループが多くの資金を生みだしたのなら。” 彼はその Mozilla Corporation の利益はボランティアの開発者の間に怒りをもたらすだろう、とも考えている(Gonsalves が引用している Mozilla Foundation に起因すると考えている引用は、実際には MozillaZine の記事から来ていることに気をつけなさい)。
我々の Mozilla Corporation の設立に関する記事 には、Mozilla Corporation のプレジデントの Mitechel baker、Mozilla Foundation のパブリックポリシーのディレクター Frank Hecker、そして Nvu 開発者の Daniel Glazman のウェブログの投稿へのリンクがある。数日前、我々は OSCON 2005 での Mitchell Baker のキーノートインタビュー に関しても報告しており、この新しい子会社についていくつかの詳細を含んでいる。
[ 原文 / 2005年8月9日(火)]
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投稿日時: - 16:58:53 投稿者:Ryuzi Kambe
Mozilla プロジェクトの主任トカゲ飼育人の Mitchell Baker は、木曜日に開催されたOSCON 2005 カンファレンスのインタビューを受けた。水曜日の Mozilla Corpotation の設立のサプライズアナウンス に続いていたので、カンファレンス主宰者の Nat Torkington による、新しい課税対象となる Mozilla Foundation の子会社に焦点を当てた質問はそれほど驚きの対象とはならなかった。
Mozilla Corporation のプレジデントである Mitchell は、なぜ Mozilla Foundation が商用部門を作成し、それがどのようになっていくかについて説明した。彼女は 2003 年の Mozilla Foundation の立ち上げに至るまでの歴史をいくらか振り返り、mozilla.org が 1998 年に Netscape の元でどうやって始まったかについて話した。Mitchell はなぜ彼女が Mozilla Firefox がオープンソースプロジェクトからのみ登場したと信じているか、何が Mozilla を待ち受けているかについても話した。
Mitchell へのインタビューのオーディオ録音が、Mozilla Foundation の再編成のページ(日本語訳版)のページに、MP3 のダウンロードとポッドキャストの両方で利用できる。このファイルは 29M バイトのサイズで、15 分 51 秒の長さがある。
[ 原文 / 2005年8月5日(金)]
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投稿日時: - 15:39:41 投稿者:Ryuzi Kambe
Mozilla Foundation は Mozilla Corporation の設立をアナウンスした。この Mozilla Corporation は開発を続け、Mozilla Firefox と Mozilla Thunderbird を配布しマーケティングする完全な子会社である。非営利の Mozilla Foundation と異なり、Mozilla Corporation は課税の対象になる(非営利ではなく営利であるため)が、Mozilla Foundation はこの会社は Mozilla Foundation と同じく公共の利益をゴールとして追求し、純粋に利益追求のために運営されるものではないと強調している。
この変更は日々の Mozilla の開発には影響しない。たとえば現在のモジュールオーナーシステム、drivers、レビュワー、そしてスーパーレビュワーの立場は変わらない。エンドユーザは双方の違いに気づきにくいだろうが、Mozilla Foundation と Mozilla Corporation は実際には別々のウェブサイトを持つだろう。今のところ、Firefox と Thunderbird だけが Mozilla Corporation の援助を受けて開発される; その他の、Camino や SeaMonkey といったプロジェクトは、引き続き Mozilla Foundation に監督される。
Mozilla Foundation の雇用者のほとんどは、Mozilla Corporation に移籍する。主任トカゲ飼育係の Mitchell Baker は Mozilla Corpration のプレジデントになる。一方で、Brendan Eich は主任技術オフィサーになる。Mozilla Corporation はそれ自身の理事会を持ち、Mozilla Foundation の理事会によって指名され、Mozilla Foundation の取締役会に対して責任を負う。Mitchell Baker は両方の理事会に席を置き、Red Hat の被雇用者である Chris Blizzard は Foundation の理事会から Corporation の理事会に籍を移す。Reid Hoffman(Chris Hofmann とはなんの関係もない人物)は、多くのインターネット企業にかかわっており、Mozilla Corporation のディレクターにも籍を置くことになるだろう。
製品開発を新しい子会社に移すことにより、Mozilla Foundation は プロジェクトとポリシーの問題に集中できることを期待している。Mozilla のベテランである Frank Hecker は Foundation の活動を、パブリックポリシーのディレクターという新しい立場で導く。Gervase Markham は Foundation に残り、Zak Greant もチームに加わる。Joi Ito は Mozilla Foundation の理事会に籍を置くことになるだろう。
Mozilla Corporation の設立は処理しにくい法的な問題や税金の問題を解決するだろう。そういった問題は、利益を生む可能性のある Firefox や Thunderbird によって生じる可能性がある。Mozilla Corporation はこれから商用企業との関係を取り回し、その社会的な地域はこの分野でより柔軟になるだろう。Mozilla Corporation からの収益が、Mozilla プロジェクト(Foundation と Corporation の両方を含む)がより自立的になることを助けることが期待されるが、寄付は引き続き歓迎する。
Mozilla Corporation は営利だが、Mozilla Foundation はまだ処分対象ではないと強調している。Mozilla Foundation は究極的に Mozilla Corporation の活動をコントロールし、新しい子会社の 100 パーセントの所有権を得るだろう。Mozilla Corporation によって生みだされるいかなる利益も、Mozilla Project に還元される。株主はおらず、ストックオプションは発行されず、配当も支払われない。Mozilla Corporation は株式市場に上場せず、どんな会社もこの子会社を買収したり、投資を行ったりすることは出来ない。Mozilla Foundation は Mozilla の商標やそのほかの知的所有権を所有し続け、それらを Mozilla Corporation にライセンスする。Foundation は ソースコードのリポジトリと、誰がチェックイン可能かをまとめ続ける。
Mozilla Corporation を設立する決定は、Mozilla Advisory Committee(日本語訳版) からのフィードバックを検討したうえで、Mozilla Foundation の取締役会によって決定された。Mozilla Advisory Committee は Mozilla コミュニティのメンバーで構成され、オープンソースと起業家の業界から選ばれた。Mozilla Corporation は 今週法人として登録され、複数の重要な Mozilla 貢献者に対しては、昨晩この変更に関する通知が行われた。プレスの一部にも、ブリーフィングが発行された。
Mozilla Foundation は Mozilla Corporation の設立をアナウンするプレスリリースを投稿した(日本語訳版)。FAQ やウェブログへの投稿へのリンクを備えた再組織化のための mozilla.org のサイト(日本語訳版)もある。アメリカ太平洋夏時間で今日の午後5時(UTC では木曜日の午前1時)からは、OSCON 2005 でのポットキャストもホストされる。Mitchell Baker は Mozilla Corporation に関するウェブログの投稿を書き、Frank Hecker は Mozilla Foundation の中での彼の役割の変更 について書いた。結局の所、Daniel Glazman は Mozilla Corporation の要点のまとめ を投稿し、Mozilla Advisory Committee のメンバーの Tristan Nitot は、今日の遅くには再編成に関する彼の展望を提供する と約束した。
更新: ポッドキャストは明日(木曜日)のアメリカ太平洋時間の午後5時(UTCでは金曜日の午前1時に延期されたようだ。
[ 原文 / 2005年8月3日(水)]
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投稿日時: - 14:00:36 投稿者:Ryuzi Kambe
Greaseblog は Mozilla Firefox 用の拡張機能 Greasemonkey(サイトは現在ダウンしている) の公式なブログだが、プログラムの過去のバージョンに発見された複数のセキュリティホールを修正した availability of Greasemonkey 0.5 beta をアナウンスした。二週間前に報告したように、Graasemonkey に見つかった脆弱性が ウェブサイトがユーザのコンピュータからファイルを読み込む事を可能にしてしまう。
Greasemonkey はユーザにコードの断片をインストールさせ(ユーザスクリプトとして知られている)、そのコードは様々なウェブサイトの挙動を換える。これまでのリリースと違い、Greasemonkey 0.5 のベータはこれらのユーザスクリプトをウェブサイトがアクセスできないサンドボックスで実行する。サイトがユーザのファイルにアクセスする事を可能にするセキュリティの脆弱性は撲滅されている。それに加え、この最新のバージョンは、サイト側がユーザスクリプトを走らせるのを防ぎにくくしている。これを最新のナイトリービルド(そしてこれからやってくる Firefox 1.5)とともに使った場合、Greasemonkey 0.5 Beta はウェブサイトが動作するユーザスクリプトがのソースコードにアクセスするのを(不可能ではないが)より難しくする。
セキュリティ面での改善に加え、Greasemonkey 0.5 ベータは複数の他の機能も備えている。これらはもともとは明らかにとばされた Greasemonkey 0.4 のために開発されたものである。過去のバージョンのために書かれたユーザスクリプトの大多数が、Greasemonkey 0.5 ベータで動作するが、いくつかの新しいコーディング規約が開発者のために発行された。Greasemonkey 0.5 はまだベータ版だが、最新の安定版はまだ Greasemonkey 0.3.5 のままであり、機能を犠牲にしてセキュリティの脆弱性を取り除いた緊急アップデートである。
eWeek は Greasemonkey 0.5 beta に関する記事を掲載した。eWeek の記事と、Greasemonkey 0.5 ベータのリリースの両方のリンクについて、roseman に感謝する。
[ 原文 / 2005年8月2日(火)]
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投稿日時:2005/08/09 火曜日 - 11:15:58 投稿者:Ryuzi Kambe
Brian King は mozdev が現在浸水のためにオフラインになっている とアナウンスした。このサイトは、Mozilla プロジェクトのサードパーティーのためにホスティングとサービスを提供しているが、mozdev のホスティング施設である TWS Hosting の水道管が壊れたために使えなくなっている。この水道管は浸水の原因となり、TWS の電源とバックアップ発電機を停止させるに至った。
この機能停止は、ニューヨーク時間の午前 11:00 からはじまり、Brian はその日じゅうには TWS が電気的な設備を修理しようとしていると示唆している、電源が復活してから mozdev がオンラインにどれくらい早く戻ってくるかは明らかでない。
更新: mozdev は現在 www.mozdev.org でオンラインに戻ってきたようだ。
[ 原文 / 2005年8月2日(火)]
カテゴリ: MozillaZine | コメント 2 件
投稿日時: - 10:25:54 投稿者:Ryuzi Kambe