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リリース版 |    Firefox 146.0.1 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0.1 Android Focus 146.0.1 iOS 版 146.1 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0.1 / 140.6.0esr Android 版 14.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

Firefox for Android 45 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 3 月 8 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 45.0 をリリースした。

Firefox for Android 45.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
設定に「タップして画像を表示」の項目 を追加 (ダウンロードして表示する画像を選択できるようになり、データ転送量を抑制できる)
新機能
Android Honeycomb で、当該バージョンのサポート終了の通知が表示されるようになった
新機能
カメラとマイクの共有を on/off するための項目が、家族向けのブラウジングの管理画面に追加
新機能
about:config から network.dns.blockDotOnion を設定することで、.onion ドメインのサイトをブロックできるようになった
修正
Unicode で書かれた国際化ドメイン名 (IDN) を含む URL が適切にリダイレクトされるようになった
変更
Web から選択した文字列を共有する場合、URL がその中に含まれなくなった
変更
設定画面をより使いやすく再構成
変更
トーストをスナックバー で置き換え
変更
タブレットの制限付きプロファイルで利用する場合の管理画面を、家族でも使いやすいようにシンプルなものに変更
HTML5
ES6 の class 構文 が利用できるようになった
HTML5
meta タグで、適用するコンテントセキュリティポリシー (CSP) を指定できるようになった

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 22 件、重要度区分において 最高 8 件、 7 件、 6 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2016-38
Graphite 2 ライブラリにおける悪意のあるフォントによる境界外書き込み
MFSA 2016-37
Graphite 2 ライブラリにおけるフォント脆弱性
MFSA 2016-36
NSS における DER エンコード使用キー処理中の解放後使用
MFSA 2016-35
NSS における ASN.1 デコード中のバッファオーバーフロー
MFSA 2016-34
HTML パーサにおけるメモリ割り当て失敗後の境界外読み取り
MFSA 2016-33
WebRTC の GetStaticInstance における解放後使用
MFSA 2016-32
コード監査を通じて発見された WebRTC と LibVPX における脆弱性
MFSA 2016-31
悪意のある NPAPI プラグインによるメモリ破壊
MFSA 2016-30
Brotli 解凍におけるバッファオーバーフロー
MFSA 2016-29
perfomance.getEntries とセッション復元による履歴遷移を用いた同一オリジンポリシー違反
MFSA 2016-28
履歴遷移と Location プロトコルプロパティを通じたロケーションバー偽装
MFSA 2016-27
XML 変換中の解放後使用
MFSA 2016-26
FileReader による読み取り中にファイルを変更した際のメモリ破壊
MFSA 2016-25
複数の WebRTC データチャンネルを使用した際の解放後使用
MFSA 2016-24
SetBody における解放後使用
MFSA 2016-23
HTML5 文字列パーサにおける解放後使用
MFSA 2016-22
Service Worker Manager における境界外読み取り
MFSA 2016-21
表示されているページのアドレスが上書きされてしまう問題
MFSA 2016-20
MP4 処理中に配列を削除した際の libstagefright におけるメモリリーク
MFSA 2016-19
Intel ドライバによる Linux 上のビデオメモリ DOS
MFSA 2016-18
CSP レポートが埋め込み iframe ページの URL 情報を除去できていない
MFSA 2016-17
CSP レポートを通じたローカルファイルの上書きと潜在的な特権昇格
MFSA 2016-16
様々なメモリ安全性の問題 (rv:45.0 / rv:38.7)

Firefox for Android 45.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、Firefox for Android 45.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。

Firefox for Android 45.0 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Mozilla Japan, Google Play
リリースノート:
Firefox for Android 45.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 45 で修正済み
修正されたバグ:
Complete list of changes in the Firefox for Android 45.0 (英語)

Firefox 45 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 3 月 8 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 45.0 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR もバージョン 45.0 にアップデートされている (ESR 38.7.0 も継続してリリースされている)。

Firefox 45.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
Hello でタブを簡単に共有できるようになった
新機能
URL 入力欄から検索を行う際に、他の端末から Firefox アカウント経由で 同期されたタブ も表示されるようになった
新機能
「同期されたタブ」ボタン の追加
新機能
about:config から network.dns.blockDotOnion を設定することで、.onion ドメインのサイトをブロックできるようになった
新機能
グアラニー語 [gn] がロケールに追加
修正
Unicode で書かれた国際化ドメイン名 (IDN) を含む URL が適切にリダイレクトされるようになった
変更
タブグループ (Panorama) が削除された
開発者
ログに出力されたオブジェクトで右クリックすると、ページ内のグローバル変数として参照できるようになった
開発者
メモリツールでスナップショットの表示時に、フィルタを設定 できるようになった
開発者
再生レートを変更してアニメーションの再生を調整する機能をアニメーションインスペクタに追加
開発者
ネットワークモニタのタイムライン に、DOMContentLoaded と load イベントが表示されるようになった
開発者
ネットワークモニタで表示をフィルタする際に、除外する URL を指定できる ようになった
開発者
メモリーツールに、ヒープのスナップショットを比較する機能 を追加
開発者
サブフレームを含むページ内のコンテンツを、インスペクタから検索できるようになった
開発者
アニメーションインスペクタのタイムライン上でアニメーションをクリックすると、アニメーションしている属性とキーフレームがリスト表示される ようになった
HTML5
プログレッシブ Web アプリ を構成する Push API が利用できるようになった
HTML5
meta タグで、適用するコンテントセキュリティポリシー (CSP) を指定できるようになった
HTML5
Web Speech の音声合成 API が利用できるようになった
HTML5
ES6 の class 構文 が利用できるようになった

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 22 件、重要度区分において 最高 9 件、 7 件、 6 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2016-38
Graphite 2 ライブラリにおける悪意のあるフォントによる境界外書き込み
MFSA 2016-37
Graphite 2 ライブラリにおけるフォント脆弱性
MFSA 2016-36
NSS における DER エンコード使用キー処理中の解放後使用
MFSA 2016-35
NSS における ASN.1 デコード中のバッファオーバーフロー
MFSA 2016-34
HTML パーサにおけるメモリ割り当て失敗後の境界外読み取り
MFSA 2016-33
WebRTC の GetStaticInstance における解放後使用
MFSA 2016-32
コード監査を通じて発見された WebRTC と LibVPX における脆弱性
MFSA 2016-31
悪意のある NPAPI プラグインによるメモリ破壊
MFSA 2016-30
Brotli 解凍におけるバッファオーバーフロー
MFSA 2016-29
perfomance.getEntries とセッション復元による履歴遷移を用いた同一オリジンポリシー違反
MFSA 2016-28
履歴遷移と Location プロトコルプロパティを通じたロケーションバー偽装
MFSA 2016-27
XML 変換中の解放後使用
MFSA 2016-26
FileReader による読み取り中にファイルを変更した際のメモリ破壊
MFSA 2016-25
複数の WebRTC データチャンネルを使用した際の解放後使用
MFSA 2016-24
SetBody における解放後使用
MFSA 2016-23
HTML5 文字列パーサにおける解放後使用
MFSA 2016-22
Service Worker Manager における境界外読み取り
MFSA 2016-21
表示されているページのアドレスが上書きされてしまう問題
MFSA 2016-20
MP4 処理中に配列を削除した際の libstagefright におけるメモリリーク
MFSA 2016-19
Intel ドライバによる Linux 上のビデオメモリ DOS
MFSA 2016-18
CSP レポートが埋め込み iframe ページの URL 情報を除去できていない
MFSA 2016-17
CSP レポートを通じたローカルファイルの上書きと潜在的な特権昇格
MFSA 2016-16
様々なメモリ安全性の問題 (rv:45.0 / rv:38.7)

既知の問題

未解決
Windows 8 および Windows 8.1 におけるスクリーンキーボードのサポートを、一時的に停止している

Firefox 45.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 45.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 45.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 45 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
45.0, ESR 45.0, 38.7.0
リリースノート:
45.0, ESR 45.0, ESR 38.7.0
セキュリティアドバイザリ:
45.0, ESR 45.0, ESR 38.7.0
修正されたバグ:
45.0, ESR 45.0, ESR 38.7.0 (英語)

Firefox for iOS 2.0 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 2 月 18 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox for iOS のメジャーアップデート版である Firefox for iOS 2.0 をリリースした。

Firefox for iOS 2.0 での新機能や改良点は次のとおり。また、本バージョンでは、サードパーティ製のキーボードが利用できなくなっているため注意されたい (サードパーティ製キーボードに起因する複数の不具合を回避するための措置)。次期メジャーアップデートにおいて、サードパーティ製キーボードを有効化するオプションが追加される予定である。

新機能及び改良点

新機能
Firefox パスワードマネージャ

  • 設定画面の「ログイン情報」で、保存されているログイン情報の検索、フィルタ、閲覧、編集が可能になった。これらの操作は、ローカルに保存されているものだけでなく、Firefox アカウント経由で同期されたものに対しても透過的に行える
新機能
開いているタブを、Spotlight から検索できるようになった
新機能
アップデート後の初回起動時に、追加された新機能を表示するようになった
新機能
選択したテキストを長押しすることで、ページ内検索ができるようになった。ページ内検索は、シェアボタンを押すことで明示的に行うこともできる
新機能
iPhone 6S / iPhone 6S Plus の 3D タッチに対応。Firefox アイコンを強押しすると、最後にブックマークしたページ、新規タブ、新規プライベートタブへのショートカットが表示される
修正
いくつかのバグが修正され、安定性が向上

Firefox for iOS 2.0 に関する一般的な情報は リリースノート を参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox for iOS 2.0 は App Store よりダウンロード可能となっている。
Firefox for iOS 2.0 の利用には iOS 8.2 以降が必要となっている。詳細は、システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan, App Store
リリースノート:
Firefox for iOS 2.0 リリースノート

Thunderbird 38.6.0 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2016 年 2 月 16 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 38.6.0 をリリースした。

Thunderbird 38.6.0 での改良点、セキュリティ修正は次のとおり。

新機能及び改良点

修正
選択したフォルダ以外にもフィルタが動作してしまう問題を修正
修正
Windows: ローミングプロファイルを使用している場合に、Thunderbird を更新するとメッセージが表示されなくなる問題を修正 (Lightning の更新に関連)

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 4 件、重要度区分において 最高 3 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2016-14
Graphite 2 における脆弱性
MFSA 2016-03
WebGL におけるメモリ割り当て不足によるバッファオーバーフロー
MFSA 2016-01
様々なメモリ安全性の問題 (rv:44.0 / rv:38.6)
MFSA 2015-150
サーバ署名における TLS 1.2 ServerKeyExchange 内で MD5 署名が許容されている

Thunderbird 38.6.0 で修正された全ての問題は bugs fixes (英語) を参照されたい。

その他、Thunderbird 38.6.0 についての一般的な情報は Thunderbird 38.6.0 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 38.6.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.6.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.6.0 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Thunderbird 38.6.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Thunderbird 38.6 で修正済み
修正されたバグ:
Bug Fixes (英語)

Firefox for Android 44.0.2 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 2 月 11 日、Firefox for Android 44.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox for Android 44.0.2 をリリースした。

修正
Adjust SDK に play-services-analytics が含まれていない不具合を修正 (Bug 1233238)
修正
ホームスクリーンに配置したブックマークを開いた際に常に新しいタブで開かれる不具合と、ブックマークが開かれないことがある不具合を修正 (Bug 1245516)
MFSA 2016-13
サービスワーカーとプラグインの併用による同一配信元違反

Firefox for Android 44.0.2 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を参照いただきたい。

Firefox for Android 44.0.2 は、Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Google Play, Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox for Android 44.0.2 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 44.0.2 で修正済み
修正されたバグ:
Complete list of changes in the Firefox for Android 44.0.2 (英語)

Firefox 44.0.2 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 2 月 11 日、Firefox 44.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 44.0.2 をリリースした。2 月 8 日 にリリースされた Firefox 44.0.1 についてもまとめて紹介する。なお、この問題は Firefox ESR には影響しないが、別のセキュリティ修正を含んだ Firefox ESR 38.6.1 が同時にリリースされている。

Firefox 44.0.1

修正
特定の状況下で保存されているパスワードが削除されることがある不具合を修正 (Bug 1242176)
修正
Cookie 名に空白文字が利用できるようになった (Bug 1244069)
修正
NSS 3.21 が必須となった (Bug 1244069)
修正
ネットワークキャッシュに起因するクラッシュを修正 (Bug 1244076)
修正
Service Worker を利用しているページでの WebSocket 使用に関する不具合を修正 (Bug 1243942)
修正
H.264 を使用した opus/vorbis オーディオが利用できなくなった (Bug 1245696)
修正
Gecko SDK をリリース (Bug 1243740)
修正
GNU/Linux: グラフィックスに起因する起動時のクラッシュを修正 (Bug 1222171)

Firefox 44.0.2

修正
起動時にハングアップ、もしくはクラッシュする不具合を修正 (Bug 1243098)
MFSA 2016-13
サービスワーカーとプラグインの併用による同一配信元違反

Firefox 44.0.2 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 44.0.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox 44.0.2 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 44.0.2 で修正済み
修正されたバグ:
Complete list of changes in the Firefox 44.0.2 (英語)

Firefox for Android 44 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 1 月 26 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 44.0 をリリースした。

Firefox for Android 44.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
クラウド印刷に対応するため Android print service を利用するようになった
新機能
プライベートブラウジングタブ内のインテント URI を開く際に、確認が行われるようになった
新機能
サジェストに検索履歴を表示するようになった
新機能
Firefox アカウントのページに Web ベースのものを利用するようになった
新機能
mms: プロトコルを使用するローンチ URI に対応
新機能
起動時に表示するホームページに、よく使うサイト以外のものも設定できるようになった
変更
RC4 復号器をサポートしなくなった
変更
サイト証明書の検証時に、Equifax Secure Certificate Authority の 1024 ビットルート証明書、および UTN – DATACorp SGC を信頼できる 証明書 としなくなった
変更
スマートフォン版での タブトレイを改善

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 12 件、重要度区分において 最高 3 件、 2 件、 6 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2016-12
Android 版 Firefox で軽量テーマが安全な接続を検証していない
MFSA 2016-11
Firefox 43 で Application Reputation サービスが無効となっている
MFSA 2016-10
コード監査を通じて発見された安全でないメモリ操作
MFSA 2016-09
ロケーションバー偽装攻撃
MFSA 2016-08
OS X 上のファイルダウンロードダイアログ内のクリックイベント後遅延が短すぎる
MFSA 2016-07
NSS における mp_div、mp_exptmod 両関数の問題
MFSA 2016-06
プロトコルハンドラダイアログにおけるユーザクリックイベント後の遅延欠如
MFSA 2016-05
保存された data URL ショートカットを通じた Android 版 Firefox のロケーションバー偽装
MFSA 2016-04
Firefox で Cookie に制御文字を設定できてしまう問題
MFSA 2016-03
WebGL におけるメモリ割り当て不足によるバッファオーバーフロー
MFSA 2016-02
GIF 形式画像解析時のメモリ不足クラッシュ
MFSA 2016-01
様々なメモリ安全性の問題 (rv:44.0 / rv:38.6)

Firefox for Android 44.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、Firefox for Android 44.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。

Firefox for Android 44.0 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Mozilla Japan, Google Play
リリースノート:
Firefox for Android 44.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 44 で修正済み
修正されたバグ:
Complete list of changes in the Firefox for Android 44.0 (英語)

Firefox 44 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 1 月 26 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 44.0 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR 38.6.0 も継続してリリースされている。

Firefox 44.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
証明書のエラーが起きた場合、もしくは接続の安全性を確認できない場合に表示される警告画面を改善
新機能
デコーダがインストールされていれば、Linux で H.264 が利用できるようになった
新機能
MP4/H.264 が利用できない場合、WebM/VP9 が有効になる
新機能
コンポジットスレッドで動作するアニメーションは、アニメーションインスペクタのタイムラインにイナズマアイコン付きで表示されるようになった
新機能
HTTPS でのコンテントエンコーディングで、brotli 圧縮が利用できるようになった
新機能
開発ツールのスクリーンショットコマンドで、ピクセル比を選択できるようになった
修正
Windows XP と Vista で、動画再生時にスクリーンセーバを無効にできない不具合を修正 (Bug 1193610)
変更
Web フォントの Unicode レンジに対応するため、Linux におけるフォントマッチングのコードが他のプラットフォームと共通化された
変更
新しい要件に適合するため、Windows 版で SHA-256 で署名された証明書を利用するようになった
変更
RC4 復号器をサポートしなくなった
変更
サイト証明書の検証時に、Equifax Secure Certificate Authority の 1024 ビットルート証明書、および UTN – DATACorp SGC を信頼できる 証明書 としなくなった
変更
Web フォントの検証をより厳密に行うようになった
変更
Windows 8、および Windows 8.1 でスクリーンキーボードが利用できなくなった (一時的な措置)
開発者
ログに出力されたオブジェクトで右クリックすると、ページ内のグローバル変数として参照できるようになった
開発者
アニメーション用のツールを追加:

  • インスペクタで CSS アニメーションのキーフレームを表示、編集できるようになった
  • アニメーションの動きを決める 3 次ベジェ関数を、視覚的に編集できるようになった
  • CSS アニメーションとトランジションの、再生および一時停止、シークが できるようになった
  • 詳細は http://devtoolschallenger.com/ を参照されたい
開発者
レイアウトとスタイルを視覚的に調査するツールを実装:

  • 物差しをビューポートの際に表示することが可能になった。またスペースや並びの問題を発見を容易にする測定ツールが追加された
  • ドロップシャドウや、セピアといった CSS フィルタを、リアルタイムで作成とプレビューができるようになった
  • 詳細は http://devtoolschallenger.com/ を参照されたい
開発者
ヒープの使用状況を調査できる新しいメモリツールを実装
開発者
Service Workers API が利用できるようになった
開発者
JSON リーダが組み込まれ、拡張なしでデータの閲覧、検索、コピー、そして保存ができるようになった
開発者
デバッガで Cmd キーを押しながらクリックすると、その関数の定義 にジャンプするようになった
開発者
WebSocket Debugging API が利用できるようになった (これを利用した アドオンの作例 も公開された)
開発者
ルールビューで編集されたルールがスタイルエディタにも表示されるようになった。また編集されたルールがルールビューに表示されるようになった

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 12 件、重要度区分において 最高 3 件、 2 件、 6 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2016-12
Android 版 Firefox で軽量テーマが安全な接続を検証していない
MFSA 2016-11
Firefox 43 で Application Reputation サービスが無効となっている
MFSA 2016-10
コード監査を通じて発見された安全でないメモリ操作
MFSA 2016-09
ロケーションバー偽装攻撃
MFSA 2016-08
OS X 上のファイルダウンロードダイアログ内のクリックイベント後遅延が短すぎる
MFSA 2016-07
NSS における mp_div、mp_exptmod 両関数の問題
MFSA 2016-06
プロトコルハンドラダイアログにおけるユーザクリックイベント後の遅延欠如
MFSA 2016-05
保存された data URL ショートカットを通じた Android 版 Firefox のロケーションバー偽装
MFSA 2016-04
Firefox で Cookie に制御文字を設定できてしまう問題
MFSA 2016-03
WebGL におけるメモリ割り当て不足によるバッファオーバーフロー
MFSA 2016-02
GIF 形式画像解析時のメモリ不足クラッシュ
MFSA 2016-01
様々なメモリ安全性の問題 (rv:44.0 / rv:38.6)

Firefox 44.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 44.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 44.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 44 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
44.0, ESR 38.6.0
リリースノート:
44.0, ESR 38.6.0
セキュリティアドバイザリ:
44.0, ESR 38.6.0
修正されたバグ:
44.0, ESR 38.6.0 (英語)

Thunderbird 38.5.1 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2016 年 1 月 7 日、Thunderbird 38.5.1 をリリースした。(注:リリースノート公開時にはリリース日は 2015 年 12 月 28 日とされていたが、後に修正された)

Thunderbird 38.5.1 での改良点は次のとおり。

新機能及び改良点

修正
Windows 版: Microsoft の新しい署名要件に合わせるため、SHA-256 で署名された証明書を使用するようになった (Bug 1079858)

既知の問題

未解決
Windows XP SP2 に Thunderbird 38.5.1 をインストールすることができない (Thunderbird 38.5.0 をインストールした後にアップデートすることは可能)

Thunderbird 38.5.1 についての一般的な情報は Thunderbird 38.5.1 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 38.5.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.5.1 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.5.1 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Thunderbird 38.5.1 リリースノート
修正されたバグ:
Bug Fixes (英語)

Firefox 43.0.4 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2016 年 1 月 6 日、Firefox 43.0.3 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 43.0.4 をリリースした。なお、この問題は Firefox ESR および Firefox for Android には影響しない。

修正
サードパーティ製のアンチウィルスソフトを利用している場合、Firefox が起動時にクラッシュすることがある不具合を修正 (Bug 1235537)
修正
マルチユーザで利用する GNU/Linux において、ユーザごとにダウンロードフォルダを作成できるようになった (Bug 1233434)
変更
SHA-1 を利用する証明書を再び受理するようになった (Bug 1236975)

Firefox 43.0.4 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

Firefox 43.0.4 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox 43.0.4 リリースノート