Thunderbird 38.6.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2016 年 2 月 16 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 38.6.0 をリリースした。
Thunderbird 38.6.0 での改良点、セキュリティ修正は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- 選択したフォルダ以外にもフィルタが動作してしまう問題を修正
- 修正
- Windows: ローミングプロファイルを使用している場合に、Thunderbird を更新するとメッセージが表示されなくなる問題を修正 (Lightning の更新に関連)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 4 件、重要度区分において 最高 3 件、中 1 件が修正されている。
- MFSA 2016-14
- Graphite 2 における脆弱性
- MFSA 2016-03
- WebGL におけるメモリ割り当て不足によるバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-01
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:44.0 / rv:38.6)
- MFSA 2015-150
- サーバ署名における TLS 1.2 ServerKeyExchange 内で MD5 署名が許容されている
Thunderbird 38.6.0 で修正された全ての問題は bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 38.6.0 についての一般的な情報は Thunderbird 38.6.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 38.6.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.6.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.6.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 38.6.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 38.6 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)