MozillaZine.jp

Mozilla 関連情報の提供、啓蒙活動を行っているオンラインマガジン「MozillaZine」の日本語訳を提供しています。
リリース版 |    Firefox 146.0 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0 Android Focus 146.0 iOS 版 146.0 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0 / 140.6.0esr Android 版 13.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

コミュニティキャンペーン Operation Firefox


Are you ready to infiltrate society and spread Firefox one sticker at a time?
( 1 枚のステッカーで一度に世間に浸み渡るように Firefox を広めてみませんか?)

Spread Firefox によると、新しい Firefox コミュニティキャンペーン Operation Firefox が始まった。
過去におこなってきた New York Times 全面広告Firefox ミステリーサークルFirefox flicks ビデオに続くもので、以下の 1 メートル四方ほどの巨大 Firefox ステッカーを貼り Firefox を世界中に広めようというものだ。
Firefox ロゴの巨大ステッカー
この巨大ステッカーは Inside Mozilla Japan ブログでも紹介されていたのでご存知の方も多いだろう。

手順はこうだ。

  • どの場所にステッカーを貼るかのアイデアを世界中(参加国・年齢に制限あり) から募集する。
  • その中から選ばれた実施可能で効果的なアイデア上位 50 人に対してステッカー(専用ローラー付き) が送られる。
  • 当選者は実際にステッカーを貼り、その様子を撮影した写真を 12 月 3 日までに送る。

そしてルールを簡単に要約すると以下になる。

  • 参加費は無料。
  • 参加できる国は Mozilla Office のある国で、カナダ(ケベック州を除く)、中国、アメリカ合衆国、日本、ニュージーランド。
  • 年齢条件は 18 歳以上(日本は 20 歳以上)。

結果はサイトで公開され、上位 4 人に賞品 (MacBook Pro 、任天堂 Wii) が授与される。
これまでのキャンペーンと少し趣向が異なるのは、地域が世界に広がり、草の根的なものとなっている点だろう。
どんなアイデアでどんな場所にステッカーが貼られるのか結果を楽しみにしたい。

尚、上記のステッカーは Mozilla Store にて販売されており、$69.5 (約 8,000 円 + 送料) で購入できる。

Firefox 2.0.0.8 の修正アップデート


Mozilla は米国時間 2007 年 10 月 18 日にリリースした Firefox 2.0.0.8 で確認された幾つかの不具合を、通常更新 ( “ ドット・ドット ” リリース) で修正するとアナウンスした。
Mozilla によると、Firefox 2.0.0.8 では 200 項目にわたる修正が行われたが、今回の不具合については修正の過程で、すでに改善されていた不具合が再現してしまったということのようだ。

このことについては、セキュリティーを優先させるために品質を下げることは許されないという決定から、通常は 6 から 8 週間で行われる品質とセキュリティ向上のアップデートである “ ドット・ドット ” リリースで対応するという、異例のスケジュールとなっている。
また、これらの不具合がすべてのユーザ環境に関わるものではないとの前置きの上で、詳細が報告されている。

Mozilla ではこの問題に対し、Firefox 2.0.0.9 のリリースで近日中に対応するとしている。

尚、当フォーラム内でも以下のトピックで話題となっているので参考にしてほしい。
mozillaZine 日本語版フォーラム – Firefox 2.0.0.8 の問題点について

安定性とセキュリティが向上した Firefox 2.0.0.8 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2007 年 10 月 18 日、安定性及びセキュリティ向上の継続的プロセスの一環である Firefox 2.0.0.8 をリリースした。

今回のアップデートでは Firefox 2.0.0.7 で確認されていたセキュリティに関する問題 (日本語)に加え、Mac OS X Leopard (Mac OS 10.5) への正式対応と、グルジア語とルーマニア語への公式リリースが含まれている。また、ベータ版ではあるがクルド語版も利用可能となっている。
Mac OS X Leopard (Mac OS 10.5) については対応となっているが、現段階ではプラグインやバイナリコンポーネントを含むアドオンについてなど、幾つかの問題 (日本語)が報告されている。そのため、Mac OS X Leopard へのアップグレード、またはプリインストールマシンの購入を予定しているユーザには、これらの問題点に目を通した上で Firefox 2.0.0.8 の導入をお勧めする。

Firefox 2.0.0.8 は、Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード できるほか、既存の Firefox ユーザーには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox ヘルプより手動で確認することもできる。
Mozilla では全ての Firefox ユーザに対し、このアップデートを強く勧めている。
加えて、現在 Firefox 1.5 系を使用中のユーザに対しては 2007 年 5 月 でサポートが終了していることから、Firefox 2.0.0.8 への早急な移行を促している。

• ダウンロード:
Firefox 2.0.0.8 日本語版
• リリースノート:
Firefox 2.0.0.8 リリースノート
• Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ:
Firefox の脆弱性
• 既知の問題〜Mac OS X :
Mozilla Japan Firefox 2.0.0.8 リリースノート – 既知の問題
• 関連ニュース:
Mozilla Japan ニュース – Firefox 2 の最新版 (2.0.0.8) を公開

Mozilla Japan、Firefox をテーマとしたビデオコンテストを開催


Mozilla Japan プレスリリース によると、有限責任中間法人 Mozilla Japan (東京都千代田区麹町、代表理事:瀧田 佐登子)は、2007 年 10 月 10 日より Web ブラウザ「 Firefox 」の普及と、日本の優秀なクリエイターの作品を広く世界に紹介することを目的としたビデオコンテスト「 2007 GET Firefox ビデオアワード 」の作品募集を開始した。

Get Firefox ビデオアワード 2007

かつて、Firefox Flicks にてプロモーションビデオが募集され、当時は Firefox 1.5 の各種プロモーションで入賞作品が活用されたのはまだ記憶に新しいところだ。
今回はこれの日本版といえるだろう。

作品の応募にあたってはプロ、アマ問わず、広く一般から可能だ。
応募作品にはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが適用され、ソニー株式会社が運営する映像ネットメディア「 eyeVio 」上で公開される。
審査は 4 部門でおこなわれ、受賞者には 12 月に東京都内で開催される受賞パーティが用意されている。
もちろん、最優秀作品は Firefox のプロモーションビデオとして、インターネットを通じて全世界に公開する他、イベントや広告等でも活用される予定だ。

募集期間は 2007 年 12 月 7 日までとなっている。
詳しい要項は以下を参照の事。

- 2007 GET Firefoxビデオアワード 概要 -

■テーマ
Firefox を使いたくなるビデオ

■募集作品
自主制作のオリジナル映像作品(作品時間: 30 秒以内)

■応募資格
プロ、アマ問わず、広く一般から作品を募ります。グループでの応募も可能です。
ただし、他のコンテストで受賞された作品や、すでに商品化および一般公開された作品での
ご応募はご遠慮ください。

■応募方法:
http://getfirefox.jp/video/ から作品を投稿。

■スケジュール
作品募集期間 : 2007 年 10 月 10 日~ 12 月 7 日
受賞作品発表 : 2007 年 12 月 18 日

■賞品
HD ビデオカメラ(ソニー)、ソフトウエア(アドビシステムズ、Sony Creative Software)、
ペンタブレット(ワコム)等
詳細は Web サイトにてご案内予定。

■審査委員(*10 月 9 日現在)
アンドリュー・トーマス氏(スタジオ「 hybrid 」設立者 兼 広告映像誌「 shots 」の日本事務局)
伊藤穰一氏(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン会長)
中野裕之氏(映画監督)
林千晶氏(株式会社ロフトワーク 取締役)
瀧田佐登子(有限責任中間法人 Mozilla Japan 代表理事)

■主催
有限責任中間法人 Mozilla Japan

■協賛(*10 月 9 日現在)
eyeVio (アイビオ)(ソニー株式会社)
株式会社ロフトワーク

■協力
アドビ システムズ 株式会社
NPO 法人 クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
Sony Creative Software
株式会社ワコム

<応募に関するお問い合わせ先>
有限責任中間法人 Mozilla Japan
video-support@getfirefox.jp

Mozilla Firefox 2 がグッドデザイン賞を受賞


Mozilla Japan は、Mozilla Firefox 2 が 2007 年度グッドデザイン賞をコミュニケーションデザイン部門において受賞したと発表した。

審査では 多くの人に不可欠となった Web ブラウザの世界において、Firefox が「より使いやすく」「より安全に」「より快適に」といったテーマに正面から取り組みスピードや安全性を向上し、独占状態に近かった Web ブラウザの世界に新たな選択肢を与えたことを高く評価している。

Mozilla Japan 代表理事の瀧田佐登子氏は「Firefox は、ユーザがインターネットの世界で自由にコミュニケーションできる Web ブラウザを提供するというコンセプトのもと、機能とユーザビリティ、セキュリティのバランスを重視しながら制作されています。Mozilla では、グローバルに広がるオープンソースコミュニティと常に連携しながら開発・プロモーションを展開しており、今回の受賞により改めてその活動の成果が認められました。」と述べている。「今日の Firefox の成功は、コミュニティの存在なくしてはあり得ませんでした。この賞は、世界中のコミュニティのメンバーと、既存のブラウザに代わる新たな選択肢として Firefox を支持してくださっているすべてのユーザに贈られるものと思います。」

2003 年度の Opera の例もあり、ブラウザがグッドデザイン賞を受賞するのは初めてのことではないが、今回の受賞はコミュニティによるオープンソースという手法が広く受け入れられたことを示す好例であろう。

セキュリティを改善した Firefox 2.0.0.7 をリリース


Mozilla は米国時間 2007 年 9 月 18 日、安定性及びセキュリティ向上の継続的プロセスの一環である Firefox 2.0.0.7 をリリースした。

今回のアップデートでは Windows 上で特定の属性を含んだ QuickTime のメディアリンクファイルを通じたコードの実行問題が修正されている。
この問題は Firefox 2.0.0.5 で修正された Internet Explorer を通じた Firefox の起動を利用したリモートコードの実行と同種のものである。Mozilla はこの問題を重要且つ緊急として、今回は通常外のスケジュールでのリリースとなったようである。

Firefox 2.0.0.7 は、Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード できるほか、既存の Firefox ユーザーには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox ヘルプより手動で確認することもできる。
Mozilla では全ての Firefox ユーザに対し、このアップデートを強く勧めている。
加えて、現在 Firefox 1.5 系を使用中のユーザに対しては 2007 年 5 月 でサポートが終了していることから、Firefox 2.0.0.7 への早急な移行を促している。

• ダウンロード:
Firefox 2.0.0.7 日本語版
• リリースノート:
Firefox 2.0.0.7 リリースノート
• Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ:
Firefox の脆弱性
• QuickTime 7.1.6:
QuickTime 7.1.6 のセキュリティコンテンツについて
• 関連ニュース:
Mozilla Japan ニュース – Firefox 2 の最新版 (2.0.0.7) を公開

Mozilla 24 イベント当日の 25 プログラムを公開


~パネルディスカッションからデバック、お絵かきまで、子供から大人までが幅広く楽しめるプログラムを用意~

Mozilla 24 プレスルームによると、Mozilla 24 実行委員会は、2007 年 9 月 15 日 ~ 16 日に開催する 24 時間連続イベント「Mozilla 24 ~Worldwide Continuous Event ~」のプログラム 25 件を決定し、公開した。

プログラム内容は、Mozilla 24 実行委員会独自の企画のほか、2007 年 5 月 31 日から 6 月 30 日までの 1 ヶ月間、インターネットを通じて一般公募された約 200 件の中から実行委員会が選考したものも含まれている。
会場はこれまで発表された国内の 3 箇所に新たに関西にもサテライト会場を設けるため調整中との事だ。
プログラム一覧は PDF ファイルで見ることができる。

各プログラムへの参加登録が必要なものは、8 月 21 日に登録ページが開設され受付を開始する予定となっている。参加登録費用は、「Firefox ROCK FESTIVAL ’07」の一部のプログラムを除いて無料となっている。
尚、Mozilla 24 当日のプログラムに連動した一般参加型の事前プログラムは既に参加者を募集している。

mozilla 24 に “インターネットの父” Vinton Cerf 氏参加決定


未だに詳細を掴みきれない「mozilla 24 ~ Worldwide Continuous Event ~」だが、いよいよ米国においても本格化する動きが見えてきた。

まず、mozilla 24 の米国における拠点として、スタンフォード大学(http://www.stanford.edu/) が決定した。mozilla 24 では、スタンフォード大学において開催される開発者向けのイベント「Mozilla Developer Day」をリアルタイムでインターネット配信する。同大学のインターネット社会研究所創設者の Lawrence Lessig 氏の参加も明らかになった。

また、mozilla 24 最終セッションには、米 Google 社の副社長兼チーフ・インターネット・エンバンジェリストであり TCP/IP の開発者として “インターネットの父” とも呼ばれる Vinton Cerf 氏が参加することになった。対談する相手は mozilla 24 実行委員でもあり、インターネット研究の第一人者としても著名な慶應義塾大学環境情報学部教授 村井純氏と Mozilla Corporation CEO である Mitchell Baker 氏だ。
ちなみに、この対談は WIDE Project, School on the Internet Working Group(SOI) の遠隔授業システムによって実現されるもので、今回初めて、慶應大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 グローバルメディアスタジオとスタンフォード大学が DTVS(Digital Video Transport System, RFC3189) で接続されることになる。

来週には、最終決定されたコンテンツが発表され、米国・欧州との連携も見えて来ることだろう。

SeaMonkey 1.1.4 がリリースされた


Robert “KaiRo” Kaiser 氏SeaMonkey 1.1.4 のリリースをアナウンスした。このオールインワンのインターネットスイートに対する今回のアップグレードは、複数のセキュリティの問題を修正しており、詳細は Mozilla Foundation のセキュリティ・アドバイザリのページのSeaMonkey 1.1.4 のセクションに記載されている。記載された三つの問題には firefoxurl:// のセキュリティに関する不具合の SeaMonkey での応用が含まれており、またこれらは Mozilla Firefox と Moziila Thunderbird にも影響していたものである(これらの問題はそれぞれのアプリケーションの2.0.0.5 および 2.0.0.6 のリリースで修正されている)。

すべての SeaMonkey ユーザはアップグレードすることを勧める。SeaMonkey チームは、現在は既にサポートされていない SeaMonkey 1.0.x 系(最後の更新は 5 月に SeaMonkey 1.1.2 と同時にリリースされた SeaMonkey 1.0.9) のユーザだけではなく、Moziila Application Suite および Netscape 7, Netscape 6, Netscape Communicator 4.x のユーザに対しても、SeaMonkey 1.1.4 にアップグレードすることを勧めている。「これらの古いソフトウェアパッケージはすべて、既にメンテナンスされていないため、徐々に増加している多くのセキュリティに関する脆弱性の問題を抱えている」と KaiRo 氏は説明する。「SeaMonkey 1.1.4 は、 これまでのソフトウェアスイートと同じ使い勝手の機能に、さらなる機能と常に最新のセキュリティ修正を加えた、モダンな、当座の代替である。」 SeaMonkey プロジェクトは、Netscape 6 と 7 のベースとなり、Netscape Communicator 4.x と類似性があった Mozilla Application Suite を、コミュニティ主導により継続したものである。

SeaMonkey 1.1.4 は、www.seamonkey-project.org よりダウンロード可能である。より詳細な情報は SeaMonkey 1.1.4 のリリースノートに記載されている。

[ 原文 / 2007年8月6日(月) ]

Mozilla Thunderbird 2.0.0.6 がリリースされた


Mozilla Corporation は Mozilla Thunderbird 2.0.0.6 をリリースした。今回のアップデートでは二つのセキュリティ問題が修正されている。詳細は Mozilla Foundation のセキュリティ・アドバリザリのページの Thunderbird 2.0.0.6 セクションに記載されている(これらは今週はじめにリリースされた Mozilla Firefox 2.0.0.6 で修正されたものと同じである)。

Thunderbird の最新バージョンは Thunderbird の製品ページからダウンロード可能である。既存の Thunderbird 2 ユーザにはソフトウェアアップデート機能を通じて提供されるだろう。より一般的な情報は Thunderbird 2.0.0.6 のリリースノートに記載されている。Thunderbird 1.5 系列に対するアップデートも近々予定されている。

[ 原文 / 2007年8月2日(木) ]