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リリース版 |    Firefox 137.0 ESR 128.9.0 / 115.22.0 Android 版 137.0 Android Focus 137.0 iOS 版 137.0 |    Thunderbird 137.0.1 / 128.9.1esr Android 版 9.0 | SeaMonkey 2.53.20 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Nightly Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

Thunderbird 137.0.1 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 4 月 4 日、バージョン 137.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 137.0.1 をリリースした。

通常リリース版だけでなく、延長サポート版 (ESR) も 128.9.1esr がリリースされている。

修正点

修正
オフラインモードで新しいプロファイルを作成したとき、ビルトイン通知を表示するまでに遅延を追加


その他、Thunderbird 137.0.1 についての一般的な情報は Thunderbird 137.0.1 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 137.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 137 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
137.0.1, 128.9.1esr

Thunderbird 137 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 4 月 1 日、新機能の追加、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderbird 137.0 をリリースした。延長サポート版である Thunderbird ESR もバージョン 128.9.0esr がリリースされている。

Thunderbird 137.0 での新機能や改良点は次のとおり。

新機能及び改良点

変更
Windows: メッセージフォルダーの保存時にファイル名が使用されるようになった
変更
Linux: 問題なく機能するようになるまでシステムトレイアイコンを無効化
修正
高コントラストテーマにするとアプリ内通知が正しく表示されない問題を修正
修正
macOS 環境において Thunderbird 1.0 以前で生成された mbox ファイルに対して「フォルダーの修復」による修正が機能しない問題を修正
修正
「グループ化」ビューでグループヘッダーを選択していると「編集」メニューエントリーが表示されない問題を修正
修正
混在したメッセージを選択していると IMAP フォルダーの「削除を元に戻す」で実際には「削除」が実行される問題を修正
修正
RSS フィード内で、スペースバーによるスクロールが機能しない問題を修正
修正
多くのフォルダーを含むプロファイルにおいて .eml ファイルを開くときにパフォーマンスが低下する問題を修正
修正
受信日時によって並び替えたときにスレッド化した検索ビューが更新されない問題を修正
修正
既定のフォントサイズで、メッセージリストの行間が予期せず変更されていた問題を修正
修正
新しい選択を作成すると、保存されたメッセージリスト選択が破棄される問題を修正
修正
メッセージペインが隠れているとローカルフォルダーあるいは統合フォルダーからの返信に失敗する問題を修正
修正
メッセージセキュリティパネルの文字列が誤った場所で使用される問題を修正
修正
空白を含む OpenPGP 公開鍵のインポートに失敗する問題を修正
修正
添付ファイルとして受け取った OpenPGP 署名された .eml ファイルを開けない問題を修正
修正
添付ファイルでの右クリックのコンテキストメニュー「復号して名前を付けて保存」に失敗する問題を修正
修正
終了処理中に検索を行うとクラッシュする問題を修正
修正
ニュースメッセージの送信に失敗すると予期せずウインドウが閉じてしまう問題を修正
修正
破損したアドレス帳データベースを保持しているとメッセージの送信が阻害される問題を修正
修正
メッセージの添付ファイルとしての転送に誤った MIME タイプが使用される問題を修正
修正
OAuth2 を使用している Office 365 アカウントにおいてテキストあるいはメールによる 2 段階認証が機能しない問題を修正
修正
アカウント設定メニューが 2 回読み込まれることがある問題を修正
修正
フィードアカウントのウィザードダイアログにおいて、「戻る」「進む」ボタンの間に隙間が存在しない問題を修正
修正
メッセージのインポート時にクラッシュすることがある問題を修正
修正
Radicale サーバー上のアドレス帳を自動検出できない問題を修正
修正
ドラッグ & ドロップによって保存された添付ファイルに Mark-Of-The-Web が適用されない問題を修正
修正
インラインスタイルで隠しオーバーフローが使用されているメッセージをスクロールできない問題を修正
修正
‘mid:’ リンクをクリックするとスレッドペインが消去されエラーが発生する問題を修正
修正
Windows:メッセージの移動・コピー時にパフォーマンスが低下する問題を修正
修正
自動最適化の実行中にエラーが発生するとすべてのフォルダーに対する最適化が試みられない問題を修正
修正
大量のメッセージを IMAP からローカルへ移動するときにパフォーマンスが低下する問題を修正
修正
異なるサーバー上のニュースグループにクロスポストできない問題を修正
修正
再起動後に IRC チャネルを閲覧できない問題を修正
修正
「署名証明書を表示」ボタンから完全な証明書チェーンを表示できない問題を修正
修正
外観およびユーザーエクスペリエンスの改善

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 7 件、重要度区分において 3 件、 3 件、 1 件が修正されている。

CVE-2025-3028
Use-after-free triggered by XSLTProcessor
CVE-2025-3031
JIT optimization bug with different stack slot sizes
CVE-2025-3032
Leaking file descriptors from the fork server
CVE-2025-3029
URL bar spoofing via non-BMP Unicode characters
CVE-2025-3033
Opening local .url files could lead to another file being opened
CVE-2025-3030
Memory safety bugs fixed in Firefox 137, Thunderbird 137, Firefox ESR 128.9, and Thunderbird 128.9
CVE-2025-3034
Memory safety bugs fixed in Firefox 137 and Thunderbird 137


Thunderbird 137.0 についての一般的な情報は Thunderbird 137.0 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 137.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。

Thunderbird 137.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 137.0 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
137.0, 128.9.0esr
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-23 (137.0), MFSA 2025-24 (128.9.0esr)

Firefox for Android 137 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 4 月 1 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox for Android のメジャーアップデート版である Firefox for Android 137 をリリースした。

Firefox for Android 137 での新機能や改良点は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
HEVC の再生をサポート

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において 3 件、 4 件、 1 件が修正されている。

CVE-2025-3028
Use-after-free triggered by XSLTProcessor
CVE-2025-3031
JIT optimization bug with different stack slot sizes
CVE-2025-3032
Leaking file descriptors from the fork server
CVE-2025-3029
URL bar spoofing via non-BMP Unicode characters
CVE-2025-3035
Tab title disclosure across pages when using AI chatbot
CVE-2025-3033
Opening local .url files could lead to another file being opened
CVE-2025-3030
Memory safety bugs fixed in Firefox 137, Thunderbird 137, Firefox ESR 128.9, and Thunderbird 128.9
CVE-2025-3034
Memory safety bugs fixed in Firefox 137 and Thunderbird 137

サポート

新しい Firefox のサポートに関しては、以下の記事を参照されたい:

ダウンロード:
Mozilla, Google Play
リリースノート:
Firefox for Android 137.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-20

Firefox 137 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 4 月 1 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 137.0 をリリースした。延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 128.9.0 および 115.22.0 がリリースされている。

Firefox 137.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
タブグループ のロールアウト展開が開始された。関連のあるタブをグループ化することで、生産性と整理された状態を保つことができる。グループ化の簡単な方法は、タブを他のタブにドラッグしハイライト表示されるまで待つことである。グループには名前を付けたり色を指定することができ、そのまま保存される。グループを閉じ、また開くことも可能である

Screenshot of the new tab groups feature in action

新機能
Firefox アドレスバーの刷新 2025 – 新規、過去に閲覧したものの検索の新しい方法 – すべてをアドレスバーから:

機能

統合検索ボタン: アドレスバーに設置されたすぐにアクセスできる新しいボタンから、検索エンジン、検索モードを簡単に切り替えできる。この機能により、モバイル版のシンプルさをデスクトップ版でも実現できる

Screenshot of the feature

検索語句の保持: アドレスバー内で検索語句を修正すると、元の語句も保持されるようになる。検索クエリーを調整し、真に探しているものが何なのか見つけやすくなる

Screenshot of the feature

セカンダリアクションボタン: Firefoxの共通機能のサジェスト

Screenshot of the feature

文脈に応じた検索モード: 検索機能のあるウェブサイトを閲覧中であることを検出し、そのウェブサイトの検索エンジンでの検索をアドレスバーから直接実行できる。この機能を 2 回以上使うと、Firefox にその検索エンジンを追加するか提案される

Screenshot of the feature

文脈に応じた検索モードのオプション: 文脈に応じた検索モードを 2 回以上使うと、Firefox にその検索エンジンを追加するか提案される。エンジンを追加することで、いつでもその検索エンジンを利用することが可能となる

Screenshot of the feature

直感的な検索キーワード: 様々な検索モードに対して簡便かつ説明的なキーワードでアクセスできる (例: @bookmarks, @tabs, @history, @actions)

Screenshot of the feature

新機能
PDF内のすべてのリンクを検出し、ハイパーリンクへ変換するようになった
新機能
Linux: HEVC の再生をサポート
新機能
Firefox から離脱することなく PDF に署名できるようになった。署名の再利用も可能である

Screenshot of the feature

新機能
アドレスバーを計算機として使用できるようになった。計算式を入力だけでアドレスバーのドロップダウンに計算結果が表示される。結果をクリックすることでクリップボードにコピーされる

Screenshot of the calculator feature in the URL bar

Enterprise
エンタープライズ用途向けの詳細は Firefox for Enterprise 137 リリースノート を参照されたい
Developer
インスペクターのフォントパネルに、フォントのバージョン、デザイナー、ベンダー、ライセンスなどのメタデータが表示されるようになった

Screenshot of the fonts panel with vendor metadata displayed

Developer
ネットワークパネル内で、ローカルファイルによって ネットワークのリクエスト要求を上書き できるようになった

Screenshot of the context menu in the Network panel with the new Set Network Override option

Web Platform
SVG 2 path API をサポート
Web Platform
hyphenate-limit-chars プロパティをサポート。自動ハイフネーションの挙動をウェブサイトの作者がよりコントロールできるようになる

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において 3 件、 4 件、 1 件が修正されている。

CVE-2025-3028
Use-after-free triggered by XSLTProcessor
CVE-2025-3031
JIT optimization bug with different stack slot sizes
CVE-2025-3032
Leaking file descriptors from the fork server
CVE-2025-3029
URL bar spoofing via non-BMP Unicode characters
CVE-2025-3035
Tab title disclosure across pages when using AI chatbot
CVE-2025-3033
Opening local .url files could lead to another file being opened
CVE-2025-3030
Memory safety bugs fixed in Firefox 137, Thunderbird 137, Firefox ESR 128.9, and Thunderbird 128.9
CVE-2025-3034
Memory safety bugs fixed in Firefox 137 and Thunderbird 137

既知の問題

未解決
以前のバージョンで、Firefox の終了時に「履歴」あるいは「サイトデータ」を削除するよう設定していた場合、アップデート後に「Cookie とサイトデータ」および「一時的にキャッシュされたファイルとページ」も削除されるよう設定が強制的に変更される
この問題で影響を受けるユーザーは、アップデート後に設定メニューの「プライバシーとセキュリティ」タブからこの 2 つのチェックを外す必要がある (Bug 1952564)

Firefox 137.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN および Mozilla Developer YouTube チャネル を参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 137.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 137.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 137 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
137.0, ESR 128.9.0, 115.22.0
リリースノート:
137.0, ESR 128.9.0, ESR 115.22.0
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-20 (137.0), MFSA 2025-22 (ESR 128.9.0), MFSA 2025-21 (ESR 115.22.0)

Firefox 136.0.4 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 3 月 27 日、デスクトップ版バージョン 136.0.3 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 136.0.4 をリリースした。

延長サポート版である Firefox ESR もバージョン 128.8.1 および 115.21.1 がリリースされている。

セキュリティ修正

CVE-2025-2857
Incorrect handle could lead to sandbox escapes


Firefox 136.0.4 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 136.0.4 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、86 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
136.0.4, ESR 128.8.1, 115.21.1
リリースノート:
136.0.4, ESR 128.8.1, ESR 115.21.1
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-19

Firefox 136.0.3 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 3 月 25 日、デスクトップ版バージョン 136.0.2 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 136.0.3 をリリースした。

今回の修正は通常リリース版のみであり、延長サポート版 (ESR) はリリースされていない。

修正
日付フォーマット処理の高速化により、TikTok における応答性を大幅に改善 (Bug 1954323)


Firefox 136.0.3 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 136.0.3 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、86 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla
リリースノート:
Firefox 136.0.3 リリースノート

Thunderbird 136.0.1 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 3 月 18 日、バージョン 136.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 136.0.1 をリリースした。

通常リリース版だけでなく、延長サポート版 (ESR) も 128.8.1esr がリリースされている。

修正点

修正
検索がアクティブな状態で Thunderbird を終了するとクラッシュすることがある問題を修正
修正
ニュースメッセージの送信に失敗したときにメッセージ編集ウインドウが閉じてしまう問題を修正


その他、Thunderbird 136.0.1 についての一般的な情報は Thunderbird 136.0.1 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 136.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 136 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
136.0.1, 128.8.1esr

Firefox 136.0.2、Firefox for Android 136.0.2 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 3 月 18 日、デスクトップ版バージョン 136.0.1 および Android 版バージョン 136.0.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 136.0.2 および Firefox for Android 136.0.2 をリリースした。

今回の修正は通常リリース版のみであり、延長サポート版 (ESR) はリリースされていない。

デスクトップ版

修正
以前のバージョンで、Firefox の終了時に「履歴」あるいは「サイトデータ」を削除するよう設定していた場合、アップデート後に「Cookie とサイトデータ」および「一時的にキャッシュされたファイルとページ」も削除されるよう設定が強制的に変更される問題を修正(Bug 1952564)
既にこの問題で影響を受けている場合、アップデート後に設定メニューの「プライバシーとセキュリティ」タブからこの 2 つのチェックを外す必要がある
修正
予期しない状況でマスターパスワードの入力プロンプトが表示される問題を修正 (Bug 1946121)
修正
暗い背景でラジオボタンが見えにくい問題を修正 (Bug 1951930)
修正
Windows: スクリーンがロックされている状態あるいはノート PC のディスプレイが閉じられている状態で CPU 使用率が高くなる問題を修正 (Bug 1924932)
Web Platform
互換性の問題から CookieStore API を無効化。互換性の問題が解消したら API を再度有効化する予定である

Android 版

修正
安定性の向上


Firefox 136.0.2 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 136.0.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、86 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、macOS、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox for Android 136.0.2 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
デスクトップ版, Android 版
リリースノート:
デスクトップ版, Android 版

Firefox 136.0.1、Firefox for Android 136.0.1 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2025 年 3 月 11 日、デスクトップ版バージョン 136.0 および Android 版バージョン 136.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 136.0.1 および Firefox for Android 136.0.1 をリリースした。

今回の修正は通常リリース版のみであり、延長サポート版 (ESR) はリリースされていない。

デスクトップ版、Android 版共通

修正
Cookie のサイズ制限が原因で、CookieStore API を使用するウェブサイトの Cookie 管理に支障が生じていた問題を修正。ウェブサイトへのログインやステータス管理に問題が生じていた (Bug 1950565)

デスクトップ版のみ

修正
新しいウインドウで Control/Command+L によってフォーカスがアドレスバーに移動しない問題を修正 (Bug 1947723)

Android 版のみ

修正
タブを閉じた後もメディアの再生が継続される問題を修正 (Bug 1950220)

既知の問題 (デスクトップ版のみ)

未解決
以前のバージョンで、Firefox の終了時に「履歴」あるいは「サイトデータ」を削除するよう設定していた場合、アップデート後に「Cookie とサイトデータ」および「一時的にキャッシュされたファイルとページ」も削除されるよう設定が強制的に変更される
この問題で影響を受けるユーザーは、アップデート後に設定メニューの「プライバシーとセキュリティ」タブからこの 2 つのチェックを外す必要がある (Bug 1952564)

Firefox 136.0.1 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 136.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、86 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、macOS、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox for Android 136.0.1 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
デスクトップ版, Android 版
リリースノート:
デスクトップ版, Android 版

Thunderbird 136 がリリースされた


Thunderbird

MZLA Technologies は米国時間 2025 年 3 月 4 日、新機能の追加、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderbird 136.0 をリリースした。

Thunderbird はリリース当初は Firefox と同じサイクルでメジャーアップデートおよび延長サポート版 (ESR) のリリースが行われていたが、開発リソースの問題などを理由としてバージョン 17 から Firefox ESR に準じたリリースサイクルに変更され、メジャーアップデートは年に 1 回となり、その間は不具合修正、セキュリティ修正のマイナーアップデートのみとなっていた。
機能追加をより頻繁に行うため、以前と同様に Firefox のメジャーアップデートに合わせたリリースに変更することが計画され、バージョン 124 以降テストが続けられていた。
今回、新規でのダウンロード、インストールの既定チャネルが esr から release に変更され、通常リリース版としてバージョン 136.0 がリリースされた。

既存のバージョン 128esr ユーザーに対する自動更新、手動更新ではこれまで通り ESR 版 (128.8.0esr) が提供される。
ESR 版から通常リリース版に切り替えるには、thunderbird.net からバージョン 136.0 のインストーラーをダウンロードし、既存のバージョン 128 と同じフォルダーに上書きインストールする必要がある。

リリース体制の変更に関する詳細は thunderbird.net のブログ記事 (1, 2) を参照されたい。

Thunderbird 136.0 での新機能や改良点は次のとおり (リリースノートが公開されているバージョン 131 から 135 までも含め、新機能、変更点のみ記載する。バグ修正は多数のため割愛)。

新機能及び改良点

136.0

新機能
ヘッダーのクイックトグルから、メッセージに自動的にダークモードを適用できるようになった
新機能
新しい「Appearance」設定タブから、メッセージのスレッド表示、表示順を一括で制御できるようになった (バージョン 136.0 時点では日本語化が完了しておらず英語表記の “Appearance” となっている)
変更
アイドル状態のメッセージデータベースを閉じる基準を変更

135.0

新機能
アドオン: スペース作成時に cookieStoreId を指定できるようになった
変更
CardDAV: アドレス帳、カレンダーの OAuth2 認証にメールと同じコードを利用するようになった
変更
OpenPGP: 鍵のインポート時にサポートされていない形式の副鍵、署名を無視するようになった
変更
アドオン: browser.messages.listAttachments() が添付ファイルのヘッダーを返すようになった
変更
カレンダー: 「書き込み可能カレンダーの見逃したアラームを表示する」設定を既定で無効とした

134.0

新機能
リアルタイムでのデスクトップアラートのための通知システムを実装

133.0

新機能
メッセージペインでのダークモード表示をサポート
変更
廃止された設定である extensions.overlayloader.loglevel を除去
変更
最適化の頻度を減らすため、フォルダーの自動最適化の基準値を変更
変更
メッセージのコンテキストメニューの最上部に迷惑メールの判定状況と切り替えトグルを表示するようになった
変更
IMAP の購読ダイアログから、購読・購読解除のボタンを除去

132.0

新機能
水平スクロール機能を設定するための mail.threadpane.table.horizontal_scroll を追加
新機能
カレンダー: セットアップウィザードに、すべてのカレンダーを選択・選択解除するチェックボックスを追加
新機能
QR コードでモバイル版へアカウント設定をエクスポートできるようになった
新機能
Debian パッケージとして Thunderbird をパッケージ化
変更
カレンダー: フィルターに「今後のすべての予定」を再実装

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 11 件、重要度区分において 7 件、 2 件、 2 件が修正されている。

CVE-2025-1930
AudioIPC StreamData could trigger a use-after-free in the Browser process
CVE-2025-1931
Use-after-free in WebTransportChild
CVE-2025-1932
Inconsistent comparator in XSLT sorting led to out-of-bounds access
CVE-2025-1933
JIT corruption of WASM i32 return values on 64-bit CPUs
CVE-2025-1934
Unexpected GC during RegExp bailout processing
CVE-2025-1942
Disclosure of uninitialized memory when .toUpperCase() causes string to get longer
CVE-2025-1935
Clickjacking the registerProtocolHandler info-bar
CVE-2025-1936
Adding %00 and a fake extension to a jar: URL changed the interpretation of the contents
CVE-2025-1937
Memory safety bugs fixed in Firefox 136, Thunderbird 136, Firefox ESR 115.21, Firefox ESR 128.8, and Thunderbird 128.8
CVE-2025-1938
Memory safety bugs fixed in Firefox 136, Thunderbird 136, Firefox ESR 128.8, and Thunderbird 128.8
CVE-2025-1943
Memory safety bugs fixed in Firefox 136 and Thunderbird 136


Thunderbird 136.0 についての一般的な情報は Thunderbird 136.0 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 136.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。

Thunderbird 136.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 136.0 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
MZLA Technologies
リリースノート:
136.0, 128.8.0esr
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2025-17 (136.0), MFSA 2025-18 (128.8.0esr)