2006年1月16日（月）に開催された mozilla.org スタッフミーティング議事録が公開された。話し合われた内容は、人材、Firefox 1.5.0.1、Thunderbird 1.5 のリリース、マーケティング、Firefox Flicks、Extend Firefox コンテストについてだ。
[ 原文 / 2006年2月5(日) ]
（追記）
silvervineさんの日記に、この議事録の詳細の翻訳がパブリックドメインで公開されています。
Mozilla Firefox 1.5 のセキュリティと安定性についての最初のアップデートがリリースされた。全ての Firefox ユーザに最新版へのアップグレードが推奨される。
ダウンロードは GetFirefox.com(GetFirefox.jp) から行うことができる。このアップデートは 複数のシステムと言語 でも利用可能だ。
より詳細な情報は、Mozilla Firefox 1.5.0.1 のリリースノート（日）で得る事が出来る。
[ 原文 / 2006年2月1(水) ]
Asa Dotzler 曰く、”Firefox Flicks 広告コンテスト が、本格的に勢いづき始めた。最新の出来事としては、広告コンテストの勝者への新規豪華景品の追加だ。インディーズ映画界の友人達と協力して、さらに援助を求めている。それに沿って、これらの関係を拡大して勝者がより大きく明確な機会を得られるようにする事ができた。自分の広告が、我々のFirefox の世界的なマーケティングキャンペーンに使われ、商品が与えられることについては既に述べた通りだが、さらに大きな新規参入者にとっての露出の機会を与える事ととなった。首位を獲得した作品は、昨年は 1万人以上のの出席者がいた Vail 映画祭 での上映が行われる。Firefox Flicks の優勝者は、自動的に 2006 ニューヨーク広告祭(NYFA) コンペの決勝戦選抜候補者名簿の有資格者として認められる。”
“ここに登場するすべての映画/ビデオ/テレビの創作物にとって、このような素晴らしい露出の機会を得る偉大なチャンスである。コンテストについては FirefoxFlicks.com を読みなさい。そして、コンテストの議事録は Flicks の 舞台裏 ブログで追っていく事が出来る。”
[ 原文 / 2006年1月31(火) ]
過去にアナウンスされた Mozilla Newsgroups の移行 が完了した。新しいニュースグループは Giganews にホスティングされる。詳細な情報は、FAQ（日） および 新しい newsgroups のリスト を見なさい。
[ 原文 / 2006年1月30(月) ]
Robert Kaiser 曰く: “SeaMonkey Council は 我々のエンドユーザ向け最初のインターネットスウィートである SeaMonkey 1.0 のリリースをアナウンス出来ることを光栄に思う。SeaMonkey は mozilla.org のホスティングしているウェブサイトから無料でダウンロード出来る、最新技術を備えたウェブブラウザ、強力な電子メールクライアント、WYISIWIG のウェブページ編集層と、そして機能豊富な IRC チャットクライアントを備える。ウェブの開発者のための、mozilla.org の DOM インスペクタと Javascript デバッガツールも同梱されている。
詳しくは、SeaMonkey 1.0 Release Notes を読みなさい。ビルドは ftp.mozilla.org の SeaMonkey 1.0 のディレクトリ から取得できる。
[ 原文 / 2006年1月30(月) ]
Thunderbird 1.5 のリリースから約２週間。国内メディアの反応を改めてまとめてみました。
まずは、リリースノートの発表に沿ったもの。Firefox と同様多くのメディアで取り上げられています。
そして、機能についてもう少し突っ込んだ記事。
これまでの記事でも目玉として取り上げあられている４つの機能「新たに追加された自動アップデート、Podcasting に対応した RSS Feed 購読機能、スペルチェッカ」の他に、Kerberos 認証 への対応や、不要な添付ファイルの削除機能など、このリリースではより実用的な機能もいくつか実装されています。
さらに、ZDNet に少し興味深いコンテンツが追加されていました。
ソフトウェアレビューのコーナーに Thunderbird 1.5 のユーザーレビュー が掲載されています。同様のレビューが Firefox 1.5 に関してもあり、さらに海外版 CNET.com のソフトウェアレビューを翻訳した
Firefox 1.5 のエディターズレビュー もあります。そのほかにも Mozilla 製品のレビューコーナー があるようなので、メジャーリリース事にチェックしてみるといいかもしれません。
Mozilla.com の Chris Beard 氏により、今後は Firefox のメジャーバージョンアップがこれまで１年～２年を要していたブラウザのメジャーバージョンアップの速度を、最短６ヶ月にまで縮めるというコメントが発表されています。
１月９日のスタッフミーティング議事録によると、レンダリングエンジンの Gecko のバージョン番号は Firefox 2.0 では既存の Firefox 1.5 のものに近い 1.8.1 となり、Firefox 3.0 において 1.9 となる予定だということ。リリースのスパンが短くなることによって、どのようなメリットやデメリットが出てくるでしょうか。
CNet の記事（英語版、日本語版）によると、「Firefox」のIntel Mac対応版を、3月後半に予定している『Firefox 1.5.0.2』から正式対応し、リリースしていくということです。移植作業そのものは順調に進んでおり、プラグインや Java 環境のための残ったバグ修正を進めているということです。
また同時期のニュースとして、スウェーデンの起業家が、Firefox の資金援助を目的とする広告サイトを、1ピクセルを1ドルで売る「TheMillionDollarHomepage」を模して立ち上げたが、現在は閉鎖されているということを小さく付け加えておきます。
Firefox のブラウザ利用率についての記事が、２００６年１月に入ってからいくつも上がっています。
【米NetApplications の発表に基づく記事】
【仏XiTi の発表に基づく記事】
【米Janco Associates の発表に基づく記事】
徐々にですが、これらの統計に占める Firefox のシェアが上がっています。昨年１２月には Firefox 1.5 のアクセントがありましたが、個人や企業に徐々に受け入れられ始めているほか、数え切れないくらい拡張機能の数も増加していることから、メインプロダクト以外のサードパーティ的な開発者の増加も感じられます。今後のバージョンがリリースされるにつれ、このシェアがどのように変化していくかは、もちろん引き続き見守って行きたいところです。
2006年1月9日（月）に開催された mozilla.org スタッフミーティング議事録が公開された。話し合われた問題は、Firefox 1.5.0.1 のリリーススケジュール、Thunderbird 1.5 のリリースとマーケティングについてだ。
[ 原文 / 2006年1月22(火) ]
