Mozilla は米国時間 2016 年 6 月 7 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 47.0 をリリースした。
Firefox for Android 47.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- 帯域とデータ使用量を抑えるため、高度な設定に「Web フォントの表示 / 非表示」を追加
- 変更
- このバージョンが Android 2.3.x (Gingerbread) 向けの最後のリリースとなる
- 変更
- meta タグで再読み込みをするように設定しているページがバックグラウンドになった場合、そのページのデータ通信を止めるようになった
- 変更
- カスタマイズ配下の「複数のリンクを開く」を「タブキュー」に改名
- 変更
- Android Web runtime (WebRT) をサポートしなくなった
- 変更
- HTTPS スプーフィングを避けるため、URL バーに favicon を表示しなくなった
- 開発者
- Web 開発者向けの変更点の詳細はこちら を参照
- HTML5
- WebCrypto:PBKDF2 が SHA2 アルゴリズムをサポート
- HTML5
- WebCrypto:RSA-PSS 署名に対応
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において 最高 2 件、高 5 件、中 4 件、低 2 件が修正されている。
- MFSA 2016-61
- Network Security Services (NSS) の脆弱性
- MFSA 2016-60
- Java アプレットによる CSP 保護の回避
- MFSA 2016-59
- CSS 擬似クラスを通じた無効プラグインの情報漏えい
- MFSA 2016-58
- ユーザの同意なくフルスクリーンと継続的ポインタロックが有効になる
- MFSA 2016-57
- 許可設定通知内のアイコン誤表示
- MFSA 2016-56
- WebGL 操作中、リサイクルプール破棄後にテクスチャが使用された場合の解放後使用
- MFSA 2016-55
- Mozilla Windows アップデータを通じたファイル上書きと特権昇格
- MFSA 2016-54
- data URI を通じた location.host 設定による不完全な同一配信元ポリシー適用
- MFSA 2016-53
- WebGL シェーダーによる境界外書き込み
- MFSA 2016-52
- SELECT 要素を通じたロケーションバー偽装
- MFSA 2016-51
- contenteditable ドキュメントからのテーブル削除時に生じる解放後使用
- MFSA 2016-50
- HTML5 フラグメント解析時のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-49
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:47.0 / rv:45.2)
Firefox for Android 47.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、Firefox for Android 47.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
Firefox for Android 47.0 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan, Google Play
- リリースノート:
- Firefox for Android 47.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Firefox 47 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox for Android 47.0 (英語)
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/06/09 木曜日 - 11:22:39 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 6 月 7 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 47.0 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR 45.2.0 も継続してリリースされている。
Firefox 47.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- Windows 版と Mac 版で Google の Widevine CDM を利用できるようになり、その結果、Amazon Video のようなストリーミングサービスを、Sliverlight から暗号化された HTML5 に切り替えて利用できるようになった
- 新機能
- 高速なマシンをでは VP9 コーデックを利用できるようになった
- 新機能
- Flash がインストールされていない場合、ページに埋め込まれた Youtube の動画再生を HTML5 の video 要素を用いて行うようになった
- 新機能
- スマートフォンや他の端末で開いたタブの一覧表示や検索をサイドバーで行えるようになった
- 新機能
- 進む、戻るを行った際に、https で配信されるリソースの no-cache が可能になった
- 新機能
- ラトガレ語をロケールに追加
- 変更
- FUEL (Firefox User Extension Library) を削除
- 変更
- e10s の性能に関する問題を避けるため、browser.sessionstore.restore_on_demand の値を標準の true にリセット
- 変更
- click-to-active プラグインのホワイトリスト を削除
- 開発者
- Web 開発者向けの変更点の詳細はこちら を参照
- 開発者
- 登録済みの ServieWorker の一覧と起動、デバッグを Service Worker 開発ツールで行えるようになった
- 開発者
- プッシュメッセージをシミュレートする機能を Service Worker 開発ツールに実装
- 開発者
- about:debugging 内に登録された Service Worker を起動する「開始」ボタンを追加
- 開発者
- 変更によるアドオン互換性への影響はこちら を参照
- 開発者
- ChaCha20/Poly1305 暗号スイートに対応
- 開発者
- レスポンシブデザインモードで、ユーザエージェントを変更できるようになった
- 開発者
- コンソールで複数行の入力が可能になった
- HTML5
- TextTrack オブジェクトで cuechange イベント が利用できるようになった
- HTML5
- WebCrypto:PBKDF2 が SHA2 アルゴリズムをサポート
- HTML5
- WebCrypto:RSA-PSS 署名に対応
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において 最高 2 件、高 5 件、中 4 件、低 2 件が修正されている。
- MFSA 2016-61
- Network Security Services (NSS) の脆弱性
- MFSA 2016-60
- Java アプレットによる CSP 保護の回避
- MFSA 2016-59
- CSS 擬似クラスを通じた無効プラグインの情報漏えい
- MFSA 2016-58
- ユーザの同意なくフルスクリーンと継続的ポインタロックが有効になる
- MFSA 2016-57
- 許可設定通知内のアイコン誤表示
- MFSA 2016-56
- WebGL 操作中、リサイクルプール破棄後にテクスチャが使用された場合の解放後使用
- MFSA 2016-55
- Mozilla Windows アップデータを通じたファイル上書きと特権昇格
- MFSA 2016-54
- data URI を通じた location.host 設定による不完全な同一配信元ポリシー適用
- MFSA 2016-53
- WebGL シェーダーによる境界外書き込み
- MFSA 2016-52
- SELECT 要素を通じたロケーションバー偽装
- MFSA 2016-51
- contenteditable ドキュメントからのテーブル削除時に生じる解放後使用
- MFSA 2016-50
- HTML5 フラグメント解析時のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-49
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:47.0 / rv:45.2)
既知の問題
- 未解決
- Windows 版:印刷のプレビューに関する不具合がある。回避策はこちら を参照 (Bug 1276717)
Firefox 47.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 47.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 47.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 47 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- 47.0, ESR 45.2.0
- リリースノート:
- 47.0, ESR 45.2.0
- セキュリティアドバイザリ:
- 47.0, ESR 45.2.0
- 修正されたバグ:
- 47.0, ESR 45.2.0 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 11:18:38 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 5 月 31 日、Thunderbird 45.1.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 45.1.1 をリリースした。
Thunderbird 45.1.1 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- メーリングリストへの追加で、エンターキーを入力すると次の行へ移動するのではなくパネルを消去してしまう問題を修正
- 修正
- 配信形式オプションで「自動判別」を選択した場合に、HTML 要素が含まないメッセージが HTML として送信される問題を修正
- 修正
- テンプレートに適用されるべき設定が失われる問題を修正
- 修正
- 検索結果から連絡先を削除できない問題を修正
- 修正
- グローバル検索の表示で “mail.threadpane.use_correspondents” の設定が反映されない問題を修正
Thunderbird 45.1.1 についての一般的な情報は Thunderbird 45.1.1 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 45.1.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 45.1.1 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 45.1.1 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.1.1 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/06/05 日曜日 - 10:24:46 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 5 月 10 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox for iOS のメジャーアップデート版である Firefox for iOS 4.0 をリリースした。
Firefox for iOS 4.0 での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- アドレスバーに入力した際に、ブックマークが表示されるようになった。またドメインの補完も行われるようになった
- 新機能
- アプリ終了時に Sync を行うようになった
- 新機能
- Telemetry Core Ping の実装
- 新機能
- iOS 9のみ:通知領域の「今日」にウィジェットとして追加できるようになった
- 新機能
- 印刷できるようなった
- 新機能
- 証明書エラーを無視できるようになった
- 新機能
- ソンガイ語 [ses] をロケールに追加
Firefox for iOS 4.0 に関する一般的な情報は リリースノート を参照されたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox for iOS 4.0 は App Store よりダウンロード可能となっている。
Firefox for iOS 4.0 の利用には iOS 8.2 以降が必要となっている。詳細は、システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan, App Store
- リリースノート:
- Firefox for iOS 4.0 リリースノート
カテゴリ: Firefox for iOS, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/05/13 金曜日 - 19:01:11 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 5 月 11 日、Thunderbird 45.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 45.1.0 をリリースした。
Thunderbird 45.1.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- Thunderbird のアドレス帳 (リスト表示) から新規メッセージ編集ウィンドウ内のアドレス欄へ連絡先をドラッグ&ドロップして追加できない問題を修正
- 修正
- Retina ディスプレイや高解像度モニタ上で OS X を使用している場合に UI 要素がマウスオーバーで大きくなる問題を修正
- 修正
- 一部のユーザが JS-XMPP の DIGEST-MD5 認証に失敗する問題に対処するため、DIGEST-MD5 認証を無効化
- 修正
- メッセージ編集ウィンドウ内のフォント一覧に一部のフォントが表示されない問題を修正
- 修正
- メッセージ編集ウィンドウ内で印刷が機能しない問題を修正
- 修正
- 段落モード時のメッセージ編集に関する様々な改善
- 修正
- 「通信相手」列への自動移行を無効化
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 1 件、重要度区分において 最高 1 件が修正されている。
- MFSA 2016-39
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:46.0 / rv:45.1 / rv:38.8)
既知の問題
- 未解決
- 配信形式オプションで「自動判別」を選択した場合にも、署名や安全な HTML 要素が含まれたメッセージが HTML として送信される
Thunderbird 45.1.0 についての一般的な情報は Thunderbird 45.1.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 45.1.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 45.1.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 45.1.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.1.0 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメント 1 件
投稿日時: - 18:55:53 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 5 月 4 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 38.8.0 をリリースした。
Thunderbird 38.8.0 での改良点は次のとおり。
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 2 件、重要度区分において 最高 1 件、高 1 件が修正されている。
- MFSA 2016-39
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:46.0 / rv:45.1 / rv:38.8)
- MFSA 2016-36
- NSS における DER エンコード使用キー処理中の解放後使用
Thunderbird 38.8.0 についての一般的な情報は Thunderbird 38.8.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 38.8.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.8.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.8.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 38.8.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 38.8 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/05/07 土曜日 - 10:31:19 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 5 月 3 日、バージョン 46.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 46.0.1 および Firefox for Android 46.0.1 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR においてもこれに対応する Firefox ESR 45.1.1 がリリースされている。
- 修正
- アドオン署名証明書の期限切れ (Bug 1267318)
- 修正
- サービスワーカーの更新問題 (Bug 1267733)
- 修正
- JIT 無効化時のビルド問題 (デスクトップ版のみ、Bug 1266366)
- 修正
- ウイルス対策ソフトに関連したページ読み込み問題 (デスクトップ版のみ、Bug 1268922)
- 修正
- 様々なロケールの検索プラグイン問題 (デスクトップ版のみ、Bug 1246494)
- 修正
- Sync 登録更新の制限 (デスクトップ版のみ、Bug 1262312)
Firefox 46.0.1 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。
Firefox 46.0.1 は Windows, Mac, Linux, Android 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由で、Android 版 ユーザには Google Play ストア経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- デスクトップ版, Android 版
- リリースノート:
- デスクトップ版, Android 版
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox 46.0.1 (英語)
カテゴリ: Firefox, Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 10:28:11 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 4 月 26 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 46.0 をリリースした。
Firefox for Android 46.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- バックグラウンドでタブが開かれた際に送られる通知に、開かれた URL の一覧が含まれるようになった
- 新機能
- Android 6.0 以降:インストール時ではなく、実行時に 許可を要求する ようになった
- 新機能
- ページがキャッシュされていれば、オフライン時でもページを閲覧できるようになった
- 新機能
- 検証されていないアドオンのインストールを防ぐようになった
- 新機能
- メニューの項目に、履歴とブックマークを追加
- 新機能
- 標準のドメインも、インラインの自動補完されるようになった
- 新機能
- ホーム画面のアイコンの改善
- 修正
- 使用可能なメモリが逼迫している場合でも、タブの履歴を保存するようになった
- 修正
- TalkBack の発話機能が、ユーザが右へスワイプをしている最中でも動作するようになった
- 変更
- 標準で、トップサイトによく見られるサイトが表示されるようになった
- 変更
- Firefox Sync 1.1 への対応を終了
- 変更
- Android Honeycomb (バージョン3)の対応を終了
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 10 件、重要度区分において 最高 1 件、高 4 件、中 5 件が修正されている。
- MFSA 2016-48
- Firefox ヘルスレポートが信頼できないドメインからのイベントを受け付けている
- MFSA 2016-47
- JavaScript .watch() を通じた不正な HashMap エントリーへの書き込み
- MFSA 2016-46
- WebExtensions における chrome.tabs.update API を通じた特権昇格
- MFSA 2016-45
- CSP が multipart/x-mixed-replace で送信されたページに適用されない
- MFSA 2016-44
- CENC オフセットを用いた libstagefright におけるバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-43
- 運動・方位センサーによる JavaScript を通じたユーザアクションの開示
- MFSA 2016-42
- Service Worker における解放後使用とバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-41
- コンテンツプロバイダの許可設定回避が悪質なアプリケーションによるデータアクセスにつながる
- MFSA 2016-40
- Maintenance Service アップデータによるファイルの削除を通じた特権昇格
- MFSA 2016-39
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:46.0 / rv:45.1 / rv:38.8)
Firefox for Android 46.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、Firefox for Android 46.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
Firefox for Android 46.0 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan, Google Play
- リリースノート:
- Firefox for Android 46.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Firefox 46 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox for Android 46.0 (英語)
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/04/28 木曜日 - 08:33:33 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 4 月 26 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 46.0 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR 45.1.0 および 38.8.0 も継続してリリースされている。
Firefox 46.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- JavaScript の Just In Time (JIT) コンパイラの セキュリティの面の改良
- 新機能
- GNU/Linux: GTK3 の統合
- 修正
- Google Docs におけるスクリーンリーダの空白文字の取り扱いに関する不具合を修正
- 修正
- クリップとマスクを利用している SVG 画像が拡大 / 縮小時に正しく描画されるようになった
- 変更
- WebRTC の性能と安定性の向上
- 開発者
- メモリツールで、ドミネーターツリーを表示するようになった
- 開発者
- パフォーマンスパネルでメモリ割り当てやガーベジコレクションを確認できるようになった
- 開発者
- スタイルエディタの @media ルールサイドバーから、レスポンシブデザインビューを起動できるようになった
- HTML5
- documents.elementsFromPoint に対応
- HTML5
- Web Crypto API が HKDF に対応
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 10 件、重要度区分において 最高 1 件、高 4 件、中 5 件が修正されている。
- MFSA 2016-48
- Firefox ヘルスレポートが信頼できないドメインからのイベントを受け付けている
- MFSA 2016-47
- JavaScript .watch() を通じた不正な HashMap エントリーへの書き込み
- MFSA 2016-46
- WebExtensions における chrome.tabs.update API を通じた特権昇格
- MFSA 2016-45
- CSP が multipart/x-mixed-replace で送信されたページに適用されない
- MFSA 2016-44
- CENC オフセットを用いた libstagefright におけるバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-43
- 運動・方位センサーによる JavaScript を通じたユーザアクションの開示
- MFSA 2016-42
- Service Worker における解放後使用とバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-41
- コンテンツプロバイダの許可設定回避が悪質なアプリケーションによるデータアクセスにつながる
- MFSA 2016-40
- Maintenance Service アップデータによるファイルの削除を通じた特権昇格
- MFSA 2016-39
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:46.0 / rv:45.1 / rv:38.8)
Firefox 46.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 46.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 46.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 46 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- 46.0, ESR 45.1.0, 38.8.0
- リリースノート:
- 46.0, ESR 45.1.0, ESR 38.8.0
- セキュリティアドバイザリ:
- 46.0, ESR 45.1.0, ESR 38.8.0
- 修正されたバグ:
- 46.0, ESR 45.1.0, ESR 38.8.0 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 08:28:42 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 4 月 12 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird のメジャーアップデート版である Thunderbird 45.0 をリリースした。
Thunderbird 45.0 は Firefox 45 と同じレンダリングエンジン Gecko 45 を搭載しており、バックエンドも Firefox 45 相当となっている。
Thunderbird 45.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- 送信者と受信者を組み合わせた「通信相手」列を追加
- 新機能
- XMPP のチャットルームとコマンド対応を大幅に改善
- 新機能
- リモートコンテンツに例外を追加するオプションを改善
- 新機能
- メッセージがプレーンテキストに変換されて予期せず書式が失われるのを防ぐため、常に HTML 形式を使用するオプションを追加
- 新機能
- 地図に OpenStreetMap を採用 (他の地図サービスを選択することも可能)
- 新機能
- 件名入力欄でスペルチェックと辞書の選択が可能になった
- 新機能
- メッセージ編集画面に特定のフォントサイズ設定を可能にするドロップダウンリストを追加
- 新機能
- メッセージ編集画面で Return/Enter キーを押すことで、初期設定で新段落を挿入するようになった (改行は Shift+Enter で挿入できる)
- 新機能
- Mail.ru が OAuth 認証に対応
- 新機能
- メッセージのヘッダから名前とメールアドレスをコピーできるようになった
- 新機能
- メッセージ編集時に送信者を編集できるようになった
- 修正
- 中国語、日本語あるいは韓国語で書かれたメッセージの送信時に余計な空白が本文に挿入される問題を修正
- 修正
- メッセージ内の不可視 HTML 部分までスペルチェックが行われてしまう問題を修正
- 修正
- 新規メッセージとして編集された下書きを保存する際に、元の下書きが上書きされてしまう問題を修正
- 修正
- 編集、転送時に外部画像が表示されない問題を修正
- 修正
- メッセージ返信時に書式設定前のブロックを正しく維持するようになった
- 修正
- IMAP メッセージの解析中にクラッシュする場合がある問題を修正
- 修正
- プレーンテキストエディタからのコピー&貼り付けで空白類 (複数の空白文字、タブ、改行) が失われる問題を修正
- 修正
- 下書きを開く際や、転送時、返信時、あるいは「新しいメッセージとして編集」を選択した際に、メッセージ編集画面に間違った文字エンコーディングが適用される問題を修正
- 修正
- グループ化の並び替え順を変更できなかった問題を修正するとともに、任意の列グループ化が可能になった
- 修正
- メールボックスに保存される新着メッセージの順序が受信順と異なる問題を修正
- 修正
- Box.com に添付ファイルをアップロードできない問題を修正
- 修正
- OS のファイルフォルダから複数のファイルをドラッグ&ドロップで添付できない問題を修正
- 修正
- 大勢の友達を抱えたユーザが XMPP への接続に失敗する問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 12 件、重要度区分において 最高 6 件、高 3 件、中 2 件、低 1 件が修正されている。
- MFSA 2016-37
- Graphite 2 ライブラリにおけるフォント脆弱性
- MFSA 2016-36
- NSS における DER エンコード使用キー処理中の解放後使用
- MFSA 2016-35
- NSS における ASN.1 デコード中のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-34
- HTML パーサにおけるメモリ割り当て失敗後の境界外読み取り
- MFSA 2016-27
- XML 変換中の解放後使用
- MFSA 2016-24
- SetBody における解放後使用
- MFSA 2016-23
- HTML5 文字列パーサにおける解放後使用
- MFSA 2016-20
- MP4 処理中に配列を削除した際の libstagefright におけるメモリリーク
- MFSA 2016-19
- Intel ドライバによる Linux 上のビデオメモリ DOS
- MFSA 2016-18
- CSP レポートが埋め込み iframe ページの URL 情報を除去できていない
- MFSA 2016-17
- CSP レポートを通じたローカルファイルの上書きと潜在的な特権昇格
- MFSA 2016-16
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:45.0 / rv:38.7)
既知の問題
- 未解決
- Outlook や Eudora からのインポートが正しく動作しない
- 未解決
- Retina ディスプレイや高解像度モニタ上で OS X を使用している場合、あるいは解像度の異なるモニタ間でウィンドウを移動した場合に、UI 要素がマウスオーバーで大きくなる
Thunderbird 45.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 45.0 についての一般的な情報は Thunderbird 45.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 45.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Thunderbird メニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 45.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 45.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.0 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメント 20 件
投稿日時:2016/04/15 金曜日 - 19:18:57 投稿者:Cai