MozillaZine.jp

Mozilla 関連情報の提供、啓蒙活動を行っているオンラインマガジン「MozillaZine」の日本語訳を提供しています。
リリース版 |    Firefox 146.0 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0 Android Focus 146.0 iOS 版 146.0 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0 / 140.6.0esr Android 版 13.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

Firefox 27 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2014 年 2 月 4 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 27 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR バージョン 24.3.0 も同時にリリースされている。

Firefox 27 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
ソーシャル API が改良され、複数のサービスからの通知やチャットなどを同時に受けられるようになった。
変更
TLS 1.1 (RFC 4346) と TLS 1.2 (RFC 5246) がデフォルトで有効になった。
変更
SPDY 3.1 をサポートした。
開発者
all:unset‘ を利用してスタイルをリセットできるようになった。
開発者
JavaScript デバッガが難読化されたコードを整形し直して表示できるようになった
開発者
fieldset 要素の overflow 属性が実装され、fieldset 内でのスクロールが可能になった。
開発者
セキュリティ向上のため、iframe サンドボックスで allow-popups ディレクティブが利用できるようになった
開発者
CSS の cursor 属性値である -moz-grab と -moz-grabbing をベンダ接頭辞をつけなくても利用できるようになった
開発者
SpiderMonkey が ECMAScript 6 の generator をサポートした
開発者
ECMAScript 6 の関数 Math.hypot() を利用できるようになりました
HTML5
Canvas が破線をサポートした
修正
Linux 上でのコンテントレンダリングに Azure/Skia が利用できるようになった。 (Bug 762761)

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において最高 4 件、 4 件、 4 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2014-13
Window オブジェクトに対するアクセスの JavaScript 処理に一貫性がない
MFSA 2014-12
NSS のチケット処理に関する問題
MFSA 2014-11
Web ワーカーと asm.js によるクラッシュ
MFSA 2014-10
Firefox 初期設定スタートページの UI コンテンツがスクリプトによって呼び出し可能
MFSA 2014-09
Web ワーカーを通じたクロスオリジン情報漏えい
MFSA 2014-08
imgRequestProxy と画像処理による解放後使用
MFSA 2014-07
Content Security Policy において XSLT スタイルシートがスタイルとして扱われる
MFSA 2014-06
Android システムへのプロファイルパス漏えい
MFSA 2014-05
iframe 上の *FromPoint による情報漏えい
MFSA 2014-04
RasterImage による破棄された画像の誤使用
MFSA 2014-03
ダウンロード確認ダイアログに UI 選択タイムアウトが実装されていない
MFSA 2014-02
保護されたコンテンツが XBL スコープを用いて複製される
MFSA 2014-01
様々なメモリ安全性の問題 (rv:27.0 / rv:24.3)

Firefox 27 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

既知の問題

未解決
Direct 2D 1.1 (d3d11.dll 6.2 もしくは 6.3) 環境下で gfxContext::PushClipsToDT の呼び出しがクラッシュすることがある。 (Bug 805406)
未解決
Flash ビデオを全画面で再生中にバックグラウンドへ切り替えられた Firefox は再表示時にフリーズする。(Bug 809055)
未解決
KB2670838 (MSIE 10 を動作させるために必要なアップデート) がインストールされた Windows 7、もしくは Windows 8.1 でのテキスト描画に不具合が生じる。Windows 8.1 での回避策はこちらを参照されたい。(Bug 812695)

その他、Firefox 27 についての一般的な情報は Firefox リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 27 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。

Firefox 27 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 27 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 27 で修正
Firefox 27 で修正されたバグ:
Bug Fixes (英語)

Firefox for Android 26.0.1 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2013 年 12 月 20 日、Android 環境でのバグに対処した Firefox for Android 26.0.1 をリリースした。Windows、Mac、Linux 版はこの問題の影響を受けない。

Firefox for Android 26.0.1 では 1 件のバグ修正が行われた。

修正
26.0.1: いくつかの機種で、検索サジェストの後に画面がおかしくなることがある問題の修正

Firefox for Android 26.0.1 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート (英語版) を参照いただきたい。

Firefox for Android 26.0.1 は、Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Google Play, Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox for Android 26.0.1 リリースノート (英語版)
修正されたバグ:
Complete list of changes in the Firefox for Android 26.0.1 (英語)

SeaMonkey 2.23 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は米国時間 2013 年 12 月 12 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む SeaMonkey のメジャーアップデート版である SeaMonkey 2.23 をリリースした。

SeaMonkey 2.23 は Firefox 26 と同じレンダリングエンジン Gecko 26 を搭載しており、バックエンドも Firefox 26/Thunderbird 26 Beta 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。

SeaMonkey 2.23 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

SeaMonkey
ダウンロードプロセスが Mac OS X の dock 上アイコンに表示されるようになった。
SeaMonkey
メールとニュースグループでメールに添付された画像でも EXIF orientation が利用可能になった。
SeaMonkey
メールとニュースグループでの「このフォルダは処理中です。処理が終了するまでしばらくお待ちください」というアラートが、何れのアカウントまたはフォルダなのかを特定するようになった。
SeaMonkey
メールとニュースグループの通知を刷新
新機能
Flash を除くすべてのプラグインの起動にクリックが必要になった。
新機能
パスワードマネージャがスクリプトによって作られたパスワードフィールドに対応した。
新機能
Linux での H.264 再生をサポート。これには適切な gstreamer プラグインがインストールされている必要がある。
変更
Windows の全てのバージョンで MP3 がサポートされたため、Windows XP での MP3 再生が可能になった。
変更
複数の CSP ポリシーに対応、これによりスペックにある enforce ポリシーと report-only ポリシーを利用できるようになった。
開発者
Social API のソーシャルブックマーク機能が複数のソースシャルブックマークサービスに対応。(詳細はこちら)
開発者
appcache 利用時の通知がされないようになった。
開発者
CSS の image orientation 属性をサポート。
開発者
IndexedDB が気軽に使えるようになり、利用時に通知を行う必要がなくなった。またデータは一時的なストレージエリア中のプールに保存され、LRU に従って転送されるようになった。
修正
画像単体の表示時に、JPEG 画像に含まれる EXIF 情報を利用して縦横を決めるようになった。 (Bug 298619)
修正
表示されない画像をデコードしないようになったため、表示速度が向上した。 (Bug 847223)
修正
Mac OS X での MP3 再生に AudioToolbox を利用するようになった。 (Bug 914479)

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において最高 5 件、 3 件、 2 件、 3 件が修正されている。

MFSA 2013-117
誤発行された ANSSI/DCSSI 証明書
MFSA 2013-116
JPEG による情報漏えい
MFSA 2013-115
GetElementIC 型の配列スタブが監視された型セット外で生成可能
MFSA 2013-114
人工マウス動作における解放後使用
MFSA 2013-113
EV 証明書の検証時に組み込みルート証明書の信頼設定が無視される
MFSA 2013-111
順序付きリスト要素の置き換え中に生じるセグメンテーション違反
MFSA 2013-110
JavaScript バイナリ検索アルゴリズムにおける潜在的オーバーフロー
MFSA 2013-109
テーブル編集時の解放後使用
MFSA 2013-108
イベントリスナー内での解放後使用
MFSA 2013-105
アプリケーションのインストール確認 UI がページ遷移後も表示される
MFSA 2013-104
様々なメモリ安全性の問題 (rv:26.0 / rv:24.2)

SeaMonkey 2.23 での修正は New Features and Fixes を参照されたい。

アップデート及びシステム要件

SeaMonkey 2.23 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 24 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
SeaMonkey 2.23 では Windows に関するシステム要件が変更されており、Windows 2000 および XP SP1 以前への対応が打ち切りとなった

ダウンロード:
SeaMonkey® Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.23 release notes
セキュリティアドバイザリ:
SeaMonkey 2.23 で修正済み
修正されたバグ:
New Features and Fixes (英語)

Firefox for Android 26 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2013 年 12 月 10 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 26 をリリースした。

Firefox for Android 26 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
about:home の画面が更新され、よく見るサイトのサムネイルが表示されるようになった。またタブをピン留めできるようになった。
新機能
パスワードマネージャがスクリプトによって作られたパスワードフィールドに対応した。
変更
Nvidia のいくつかの端末の性能が向上
変更
複数の CSP ポリシーに対応、これによりスペックにある enforce ポリシーと report-only ポリシーを利用できるようになった。
開発者
Math.ToFloat32 が、可能であればどのような値でも Float32 に変換するようになった。(詳細はこちら)
開発者
appcache 利用時の通知がされないようになった。
開発者
CSS の image orientation 属性をサポート。
開発者
IndexedDB が気軽に使えるようになり、利用時に通知を行う必要がなくなった。またデータは一時的なストレージエリア中のプールに保存され、LRU に従って転送されるようになった。
修正
画像単体の表示時に、JPEG 画像に含まれる EXIF 情報を利用して縦横を決めるようになった。 (Bug 298619)
修正
About:home がいくつかのロケールで翻訳されていない不具合を修正。この不具合は ca、ga-IE、hu、ko、pt-BR、pt-PT、ro、uk の各ロケールで起きていた。(Bug 933323)
修正
表示されない画像をデコードしないようになったため、表示速度が向上した。 (Bug 847223)
修正
アドレスバーが非表示の場合、ページの一部が表示されない場合があった不具合を修正 (Bug 928977)
修正
position:fixed の描画に関する問題を修正 (Bug 923969)

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 14 件、重要度区分において最高 5 件、 3 件、 3 件、 3 件が修正されている。

MFSA 2013-117
誤発行された ANSSI/DCSSI 証明書
MFSA 2013-116
JPEG による情報漏えい
MFSA 2013-115
GetElementIC 型の配列スタブが監視された型セット外で生成可能
MFSA 2013-114
人工マウス動作における解放後使用
MFSA 2013-113
EV 証明書の検証時に組み込みルート証明書の信頼設定が無視される
MFSA 2013-112
選択内容の貼り付けを通じたクリップボード情報漏えい (Linux)
MFSA 2013-111
順序付きリスト要素の置き換え中に生じるセグメンテーション違反
MFSA 2013-110
JavaScript バイナリ検索アルゴリズムにおける潜在的オーバーフロー
MFSA 2013-109
テーブル編集時の解放後使用
MFSA 2013-108
イベントリスナー内での解放後使用
MFSA 2013-107
サンドボックス制限が入れ子になったオブジェクト要素に適用されない
MFSA 2013-106
文字エンコーディングによるクロスオリジン XSS
MFSA 2013-105
アプリケーションのインストール確認 UI がページ遷移後も表示される
MFSA 2013-104
様々なメモリ安全性の問題 (rv:26.0 / rv:24.2)

Firefox for Android 26 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

既知の問題

未解決
Google で最近行われたデザイン変更によって、Firefox など WebKit 以外のブラウザで問題が生じているところがある。(Bug 668288)
未解決
複数のチャンネル (Aurora、Beta など) の Firefox がひとつの端末にインストールされていると、Firefox Sync が期待通りに動作しない (Bug 761206)
未解決
Android 4.4 Kitkat 上で Flash が動作しない (Bug 935676)
未解決
Samsung 製の端末で、Flash 要素中の文字が正しく表示されない場合がある (Bug 921670)
未解決
テキストエリア中に書かれた文字列を選択できない。オートコレクト機能をオフにすることで回避可能 (Bug 943944)

その他、Firefox for Android 26 についての一般的な情報は Firefox for Android 26 リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。

Firefox for Android 26 は、Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザにはGoogle Play 経由でアップデートが提供される。

ダウンロード:
Google Play, Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox for Android 26 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 26 で修正済み
Firefox for Android 26 で修正されたバグ:
Bug Fixes (英語)

Thunderbird 24.2 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2013 年 12 月 10 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 24.2 をリリースした。

Thunderbird 24.2 での新機能や改良点、セキュリティ修正は次のとおり。

新機能及び改良点

修正
複数の署名がついた長いメールを読めなくなる場合がある不具合を修正。 (Bug 929006)
修正
ローカルフォルダが標準と異なる場所に設定されている場合、アカウント情報を編集できなくなる場合がある不具合を修正。 (Bug 921371))

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 9 件、重要度区分において最高 5 件、 3 件、 1 件が修正されている。

MFSA 2013-117
誤発行された ANSSI/DCSSI 証明書
MFSA 2013-116
JPEG による情報漏えい
MFSA 2013-115
GetElementIC 型の配列スタブが監視された型セット外で生成可能
MFSA 2013-114
人工マウス動作における解放後使用
MFSA 2013-113
EV 証明書の検証時に組み込みルート証明書の信頼設定が無視される
MFSA 2013-111
順序付きリスト要素の置き換え中に生じるセグメンテーション違反
MFSA 2013-109
テーブル編集時の解放後使用
MFSA 2013-108
イベントリスナー内での解放後使用
MFSA 2013-104
様々なメモリ安全性の問題 (rv:26.0 / rv:24.2)

Thunderbird 24.2 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報はリリースノートを参照いただきたい。

Thunderbird 24.2 は Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Thunderbird 24.2 で修正済み
修正されたバグ:
Bug Fixes (英語)

Firefox 26 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2013 年 12 月 10 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 26 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR バージョン 24.2.0 も同時にリリースされている。ESR 17 系列は既にサポートを終了しており、ESR 17.0.11 からは ESR 24.2.0 に自動アップデートされる。

Firefox 26 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
Flash を除くすべてのプラグインの起動にクリックが必要になった。
新機能
パスワードマネージャがスクリプトによって作られたパスワードフィールドに対応した。
新機能
Windows 版: インストールディレクトリに対する書き込み権限がなくても Firefox を更新できるようになった。これを利用するには Mozilla Maintenance Service が必要。
新機能
Linux での H.264 再生をサポート。これには適切な gstreamer プラグインがインストールされている必要がある。
変更
Windows の全てのバージョンで MP3 がサポートされたため、Windows XP での MP3 再生が可能になった。
変更
複数の CSP ポリシーに対応、これによりスペックにある enforce ポリシーと report-only ポリシーを利用できるようになった。
開発者
Social API のソーシャルブックマーク機能が複数のソースシャルブックマークサービスに対応。(詳細はこちら)
開発者
Math.ToFloat32 が、可能であればどのような値でも Float32 に変換するようになった。(詳細はこちら)
開発者
appcache 利用時の通知がされないようになった。
開発者
CSS の image orientation 属性をサポート。
開発者
App マネージャが追加され、Firefox OS 端末や Firefox OS シミュレータへのアプリのインストールや、それらの上でのデバッグが容易になった。
開発者
IndexedDB が気軽に使えるようになり、利用時に通知を行う必要がなくなった。またデータは一時的なストレージエリア中のプールに保存され、LRU に従って転送されるようになった。
修正
画像単体の表示時に、JPEG 画像に含まれる EXIF 情報を利用して縦横を決めるようになった。 (Bug 298619)
修正
KB2670838 (MSIE 10 を動作させるために必要なアップデート) がインストールされた Windows 7、もしくは Windows 8.1 でのテキスト描画に関する不具合を修正。 (Bug 812695)
修正
表示されない画像をデコードしないようになったため、表示速度が向上した。 (Bug 847223)
修正
Mac OS X での MP3 再生に AudioToolbox を利用するようになった。 (Bug 914479)

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 14 件、重要度区分において最高 5 件、 3 件、 3 件、 3 件が修正されている。

MFSA 2013-117
誤発行された ANSSI/DCSSI 証明書
MFSA 2013-116
JPEG による情報漏えい
MFSA 2013-115
GetElementIC 型の配列スタブが監視された型セット外で生成可能
MFSA 2013-114
人工マウス動作における解放後使用
MFSA 2013-113
EV 証明書の検証時に組み込みルート証明書の信頼設定が無視される
MFSA 2013-112
選択内容の貼り付けを通じたクリップボード情報漏えい (Linux)
MFSA 2013-111
順序付きリスト要素の置き換え中に生じるセグメンテーション違反
MFSA 2013-110
JavaScript バイナリ検索アルゴリズムにおける潜在的オーバーフロー
MFSA 2013-109
テーブル編集時の解放後使用
MFSA 2013-108
イベントリスナー内での解放後使用
MFSA 2013-107
サンドボックス制限が入れ子になったオブジェクト要素に適用されない
MFSA 2013-106
文字エンコーディングによるクロスオリジン XSS
MFSA 2013-105
アプリケーションのインストール確認 UI がページ遷移後も表示される
MFSA 2013-104
様々なメモリ安全性の問題 (rv:26.0 / rv:24.2)

Firefox 26 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixe (英語) を参照されたい。

既知の問題

未解決
Flash ビデオを全画面で再生中にバックグラウンドへ切り替えられた Firefox は再表示時にフリーズする。(Bug 809055)
未解決
ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュする。 (Bug 573369)

その他、Firefox 26 についての一般的な情報は Firefox リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Firefox 26 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。

Firefox 26 では、Windows 2000 および XP SP1 以前への対応が打ち切りとなっている ほか、Intel Mac 環境での Mac OS X v10.5 (Leopard) への対応が打ち切りとなっている。詳細は Firefox 26 システム要件 を参照されたい。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Firefox リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 26 で修正
Firefox 26 で修正されたバグ:
Bug Fixes (英語)

Thunderbird 24.1.1 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2013 年 11 月 19 日、Thunderbird 24.1 リリース後に見つかったセキュリティ問題を修正した Thunderbird 24.1.1 をリリースした。延長サポート版 である Thunderbird ESR についてもバージョン 17.0.11 が同時にリリースされている。

MFSA 2013-103
Network Security Services (NSS) の様々な脆弱性

Thunderbird 24.1.1 についての一般的な情報は Thunderbird 24.1.1 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 24.1.1 は Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Thunderbird ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
Thunderbird 24.1.1 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Thunderbird 24.1.1 で修正済み

SeaMonkey 2.22.1 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は米国時間 2013 年 11 月 18 日、SeaMonkey 2.22 リリース後に見つかったセキュリティ問題への修正とバグに対処した SeaMonkey 2.22.1 をリリースした。

MFSA 2013-103
Network Security Services (NSS) の様々な脆弱性
修正
メール作成中にスペルチェックが機能しない場合がある問題の修正 (Bug 914462)
修正
カーソルを動かさないとページが読み込まれない場合がある問題の修正の修正 (Bug 933733)

SeaMonkey 2.22.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 24 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
SeaMonkey 2.22.1
リリースノート:
Release notes
セキュリティアドバイザリ:
SeaMonkey 2.22.1 で修正済み

Firefox 25.0.1 がリリースされた


Firefox

Mozilla は米国時間 2013 年 11 月 15 日、Firefox 25 リリース後に見つかったセキュリティ問題への修正とバグに対処した Firefox 25.0.1 をリリースした。Android 向けである Firefox for Android 25.0.1 および、延長サポート版 である Firefox ESR についてもバージョン 24.1.1 および 17.0.11 が同時にリリースされている。

MFSA 2013-103
Network Security Services (NSS) の様々な脆弱性
修正
25.0.1: カーソルを動かさないとページが読み込まれない場合がある問題の修正

Firefox 25.0.1 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 25.0.1 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla Japan
リリースノート:
デスクトップ版: Firefox 25.0.1 リリースノート
Android 版: Firefox for Android 25.0.1 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
Firefox 25.0.1 で修正済み
Firefox 25.0.1 で修正されたバグ:
bugs fixes (英語)

SeaMonkey 2.22 がリリースされた


SeaMonkey

Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は米国時間 2013 年 10 月 30 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む SeaMonkey のメジャーアップデート版である SeaMonkey 2.22 をリリースした。

SeaMonkey 2.22 は Firefox 25 と同じレンダリングエンジン Gecko 25 を搭載しており、バックエンドも Firefox 25 / Thunderbird 25 Beta 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。

SeaMonkey 2.22 での新機能や改良点、セキュリティ修正は次のとおり。

新機能及び改良点

新機能
Web Audio をサポート
開発者
CSS3 の background-attachment:local を実装
開発者
ECMAScript 6 の関数 の多くを実装
HTML5
iframe の srcdoc 属性に対する処理が実装され、インラインフレーム内に埋め込める ようになった
修正
安定性の向上

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 9 件。重要度区分において最高 5 件、 2 件、 2 件が修正されている。

MFSA 2013-102
HTML ドキュメントテンプレートにおける解放後使用
MFSA 2013-101
ワーカーにおけるメモリ破壊
MFSA 2013-100
ASAN ファジングを通じて発見された様々な解放後使用問題
MFSA 2013-98
オフラインキャッシュ更新時の解放後使用
MFSA 2013-97
画像デコード時の循環回収されたオブジェクトへの書き込み
MFSA 2013-96
一部の JavaScript 関数における不適切なメモリ初期化とオーバーフロー
MFSA 2013-95
XSLT と未初期化データによるアクセス違反
MFSA 2013-94
SELECT 要素を用いたロケーションバー偽装
MFSA 2013-93
様々なメモリ安全性の問題 (rv:25.0 / rv:24.1 / rv:17.0.10)

SeaMonkey 2.22 での修正は New Features and Fixes を、既知の問題は Known Issues を、SeaMonkey 2.22 についての一般的な情報は SeaMonkey 2.22 Release Notes を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

SeaMonkey 2.22 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 26 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
SeaMonkey® Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.22 Release Note
セキュリティアドバイザリ:
SeaMonkey 2.22 で修正済み
修正されたバグ:
New Features and Fixes (英語)