Mozilla は米国時間 2016 年 9 月 20 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 49.0 をリリースした。
Firefox for Android 49.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- オフラインでの閲覧機能の追加 (以前アクセスしたページのうち、表示可能なものをオフライン時でのアクセス時に表示)
- 新機能
- ログインマネージャが更新され、保存された HTTP でのログイン情報を使って HTTPS でアクセスした場合にもログインできるようになった (Let’s Encrypt と より安全な Web 利用の促進をサポートする ため)
- 新機能
- タブが以下の点で更新
- 「常に復元」に設定されていても、有効期限のきれたタブは復元されなくなった
- タブのスクロール位置と拡大率を記憶するようになった
- 複数のタブで同時に音声が再生されないようにメディアコントロールを更新
- favicon の表示方法を改善
- 新機能
- 初回起動時にリーダービューや Sync のような主要機能を紹介するツアーが初回起動時に行われるようになった
- 新機能
- チリで利用されているスペイン語 [es-CL] とノルウェー語 (Nynorsk) [nn-NO] をロケールに追加
- 開発者
- Push API によって非同期通知が行えるようになった
- 開発者
- Web スピーチの音声合成 API が利用できるようになった
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 18 件、重要度区分において 最高 4 件、高 10 件、中 2 件、低 2 件が修正されている。
- CVE-2016-2827
- mozilla::net::IsValidReferrerPolicy における境界外読み取り
- CVE-2016-5270
- nsCaseTransformTextRunFactory::TransformString におけるヒープバッファオーバーフロー
- CVE-2016-5271
- PropertyProvider::GetSpacingInternal における境界外読み取り
- CVE-2016-5272
- CVE-2016-5272nsImageGeometryMixin における誤った型変換
- CVE-2016-5273
- mozilla::a11y::HyperTextAccessible::GetChildOffset におけるクラッシュ
- CVE-2016-5276
- mozilla::a11y::DocAccessible::ProcessInvalidationList における解放後ヒープ使用
- CVE-2016-5274
- nsFrameManager::CaptureFrameState における解放後使用
- CVE-2016-5277
- nsRefreshDriver::Tick における解放後ヒープ使用
- CVE-2016-5275
- mozilla::gfx::FilterSupport::ComputeSourceNeededRegions におけるグローバルバッファオーバーフロー
- CVE-2016-5278
- nsBMPEncoder::AddImageFrame におけるヒープバッファオーバーフロー
- CVE-2016-5279
- ドラッグ&ドロップ後にファイルのフルローカルパスが Web ページに露呈される
- CVE-2016-5280
- mozilla::nsTextNodeDirectionalityMap::RemoveElementFromMap における解放後使用
- CVE-2016-5281
- DOMSVGLength における解放後使用
- CVE-2016-5282
- ホワイトリストに含まれないスキーマからお気に入りアイコンをリクエストできてしまう
- CVE-2016-5283
- <iframe src> フラグメントタイミング攻撃によりクロスオリジンデータが露呈される
- CVE-2016-5284
- アドオン更新サイト証明書のピンが期限切れとなっている
- CVE-2016-5256
- Firefox 49 で修正されたメモリ安全性問題
- CVE-2016-5257
- Firefox 49 と Firefox ESR 45.4 で修正されたメモリ安全性問題
Firefox for Android 49.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、Firefox for Android 49.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
Firefox for Android 49.0 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan, Google Play
- リリースノート:
- Firefox for Android 49.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2016-85
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox for Android 49.0 (英語)
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/09/24 土曜日 - 11:59:27 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 9 月 20 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 49.0 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR 45.4.0 も継続してリリースされている。
Firefox 49.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- ログインマネージャが更新され、保存された HTTP でのログイン情報を使って HTTPS でアクセスした場合にもログインできるようになった (Let’s Encrypt と より安全な Web 利用の促進をサポートする ため)
- 新機能
- リーダーモードに以下の機能を追加
- 幅と行の高さを調整できるようになった
- ページのコンテンツを読み上げる際の声が大きくなった
- 新機能
- ハードウェアアクセラレーションがないシステムでも SSSE3 命令セットがサポートされていれば、動画のパフォーマンスが向上
- 新機能
- HTML5 の video と audio に対するコンテキストメニューで、ループ再生と 1.25 倍速再生が行えるようになった
- 新機能
- Mac版における以下の改善
- ハードウェアアクセラレーションの無い環境での性能向上
- フォントのアンチエイリアスの改善
- 新機能
- about:memory が改善され、フォントのメモリ使用量が確認できるようになった
- 新機能
- ハードウェアアクセラレーションの無い Windows 環境での性能向上
- 変更
- Mac OS X 10.6、10.7、そして 10.8 のサポートを終了
- 変更
- Windows 版での SSE 命令を持つプロセッサに対するサポートを終了
- 変更
- Firefox Hello の廃止
- 変更
- Graphite2 が標準で再び有効
- 開発者
- ネットワークモニタに発生源の列を追加 (ネットワークリクエストが発生した理由が表示される)
- 開発者
- Web スピーチの音声合成 API が利用できるようになった
- 修正
- Mac 版の Firefox が、事前にインストールされているものを除き、更新ができない問題を修正 (管理者権限を持つユーザ同様、更新ができるようになった)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 18 件、重要度区分において 最高 4 件、高 10 件、中 2 件、低 2 件が修正されている。
- CVE-2016-2827
- mozilla::net::IsValidReferrerPolicy における境界外読み取り
- CVE-2016-5270
- nsCaseTransformTextRunFactory::TransformString におけるヒープバッファオーバーフロー
- CVE-2016-5271
- PropertyProvider::GetSpacingInternal における境界外読み取り
- CVE-2016-5272
- CVE-2016-5272nsImageGeometryMixin における誤った型変換
- CVE-2016-5273
- mozilla::a11y::HyperTextAccessible::GetChildOffset におけるクラッシュ
- CVE-2016-5276
- mozilla::a11y::DocAccessible::ProcessInvalidationList における解放後ヒープ使用
- CVE-2016-5274
- nsFrameManager::CaptureFrameState における解放後使用
- CVE-2016-5277
- nsRefreshDriver::Tick における解放後ヒープ使用
- CVE-2016-5275
- mozilla::gfx::FilterSupport::ComputeSourceNeededRegions におけるグローバルバッファオーバーフロー
- CVE-2016-5278
- nsBMPEncoder::AddImageFrame におけるヒープバッファオーバーフロー
- CVE-2016-5279
- ドラッグ&ドロップ後にファイルのフルローカルパスが Web ページに露呈される
- CVE-2016-5280
- mozilla::nsTextNodeDirectionalityMap::RemoveElementFromMap における解放後使用
- CVE-2016-5281
- DOMSVGLength における解放後使用
- CVE-2016-5282
- ホワイトリストに含まれないスキーマからお気に入りアイコンをリクエストできてしまう
- CVE-2016-5283
- <iframe src> フラグメントタイミング攻撃によりクロスオリジンデータが露呈される
- CVE-2016-5284
- アドオン更新サイト証明書のピンが期限切れとなっている
- CVE-2016-5256
- Firefox 49 で修正されたメモリ安全性問題
- CVE-2016-5257
- Firefox 49 と Firefox ESR 45.4 で修正されたメモリ安全性問題
既知の問題
- 未解決
- Windows: 古いバージョンの Websense (バージョン 8.1 より前) をインストールしていると起動時にクラッシュすることがある問題を修正 (SUMO)
Firefox 49.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 49.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 49.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 49 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- 49.0, ESR 45.4.0
- リリースノート:
- 49.0, ESR 45.4.0
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2016-85 (49.0), MFSA 2016-86 (ESR 45.4.0)
- 修正されたバグ:
- 49.0, ESR 45.4.0 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 11:59:06 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 8 月 30 日、Thunderbird 45.2.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 45.3.0 をリリースした。
Thunderbird 45.3.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- 特定のメッセージによって、下書きの要約データベースが破損することがある問題を修正
- 修正
- 受信したメッセージを「新しいメッセージとして編集」した場合に、元のメッセージの送信者が新規メッセージの差出人として設定されてしまう問題を修正
- 修正
- mail.compose.other.header において Disposition-Notification-To が利用できない問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 1 件、重要度区分において 最高 1 件が修正されている。
- MFSA 2016-62
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:48.0 / rv:45.3)
Thunderbird 45.3.0 についての一般的な情報は Thunderbird 45.3.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 45.3.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 45.3.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 45.3.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.3.0 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/09/03 土曜日 - 10:39:27 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 8 月 24 日、バージョン 48.0.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 48.0.2 をリリースした。なお、この問題は Firefox ESR には影響しない。
- 修正
- Windows: Websense に起因して起動時にクラッシュする問題を修正 (Bug 1291738)
Firefox 48.0.2 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。
Firefox 48.0.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox 48.0.2 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox 48.0.2 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/08/28 日曜日 - 11:35:20 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 8 月 18 日、バージョン 48.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 48.0.1 をリリースした。なお、この問題は Firefox ESR には影響しない。
- 修正
- いくつかの主要サイトに影響のあった音声に関する不具合を修正 (Bug 1295296)
- 修正
- JavaScript エンジンを一番クラッシュさせていた問題を修正 (Bug 1290469)
- 修正
- e10 の有効 / 無効によって、<select> とマウスイベントが異なる振る舞いをする問題を修正 (Bug 1291078)
- 修正
- プラグインの問題によって一番よくおきていたクラッシュを修正 (Bug 1264530)
- 修正
- Windows:署名されていないアドオンに関する問題を修正
- 修正
- 終了時に発生することのある問題を修正 (Bug 1276920)
- 修正
- WebRTC に起因してクラッシュする問題を修正
Firefox 48.0.1 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。
Firefox 48.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox 48.0.1 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox 48.0.1 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/08/21 日曜日 - 16:54:31 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 7 月 26 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox for iOS のメジャーアップデート版である Firefox for iOS 5.0 をリリースした。
Firefox for iOS 5.0 での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- 「すべてのタブを閉じる」を間違えて押してしまった際に、タブを復元する「取り消す」ボタンを追加
- 新機能
- 戻る、もしくは進むボタンを長押しで、履歴を一覧表示するようになった
- 新機能
- 同期されたタブと、履歴が 1 つのパネルにまとめられた
- 新機能
- 便利な機能へ簡単にアクセスできるようにメニューを刷新
- 新機能
- 好きなページに素早くアクセスできるホームページ機能を追加
- 新機能
- イギリス、ドイツ、フランスのユーザは Qwant 検索プラグインをインストールできるようになった
- 新機能
- 好きなサイトを検索エンジンとして追加できるようになった
- 新機能
- キーボードショートカット を追加 (Bluetooth 接続されたキーボードから利用可能)
- 新機能
- 中国のユーザ向けに以下の機能を追加
- 新しいタブを開くとホームページが表示されるように設定できるようになった
- トップサイトやパネルを含むホームスクリーンをカスタマイズできるようになった
Firefox for iOS 5.0 に関する一般的な情報は リリースノート を参照されたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox for iOS 5.0 は App Store よりダウンロード可能となっている。
Firefox for iOS 5.0 の利用には iOS 8.2 以降が必要となっている。詳細は、システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan, App Store
- リリースノート:
- Firefox for iOS 5.0 リリースノート
カテゴリ: Firefox for iOS, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/08/04 木曜日 - 16:25:41 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 8 月 2 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む Android 向け Firefox のメジャーアップデート版である Firefox for Android 48.0 をリリースした。
Firefox for Android 48.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- 新規ユーザは、履歴パネルからも Sync の設定ができるようになった
- 新機能
- よく利用するサイトを「ホームスクリーンに追加」することをサジェストするようになった
- 新機能
- 設定画面で通知を管理できるようになった
- 新機能
- フランス、イギリス、ドイツでは Qwant を検索エンジンに追加
- 新機能
- Amazon での商品検索結果がアドレスバーに表示されるようになった
- 新機能
- メディアに関する改善
- Android の MediaRecorder をソフトウェアコーデック経由でサポート
- メディアの音声コンテンツが Android Audio Service で管理されるようになった
- 新機能
- Firefox を標準のブラウザに簡単に設定できる ようになった
- 新機能
- Android M 以降で利用できるテキスト選択方式に対応
- 変更
- モバイルで閲覧した履歴を、同期されたデスクトップの閲覧履歴より優先して表示するようになった
- 変更
- ホーム画面に関する以下の変更
- リーディングリストをブックマークパネルへ移動
- 同期タブを履歴パネルへ移動
- 変更
- 「常にタブを復元する」が標準の設定となった。詳細メニューから変更可能
- 変更
- Android 2.3 (Gingerbread) をサポートしなくなった
- 変更
- 動画再生用の UI を刷新
- 開発者
- Push API を利用した非同期の通知が可能になった
- 開発者
- WebExtensions の実装が安定版となった
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 23 件、重要度区分において 最高 3 件、高 7 件、中 11 件、低 2 件が修正されている。
- MFSA 2016-84
- ページ遷移時の Resource Timing API 使用を通じた情報漏えい
- MFSA 2016-83
- 内部エラーページヘのテキスト注入を通じた偽装攻撃
- MFSA 2016-82
- Android 版 Firefox 上での RTL 文字によるロケーションバー偽装
- MFSA 2016-81
- ドラッグ&ドロップを通じた情報漏えいとローカルファイル改変
- MFSA 2016-80
- ローカル HTML ファイルと保存されたショートカットファイルを用いた同一配信元ポリシー違反
- MFSA 2016-79
- SVG 効果適用時の解放後使用
- MFSA 2016-78
- 表示変換における型混同
- MFSA 2016-77
- ClearKey Content Decryption Module (CDM) における動画再生中のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-76
- marquee タグ上のスクリプトがサンドボックス化された iframe 上で実行可能となっている
- MFSA 2016-75
- WebSockets におけるデータバッファリング中の整数オーバーフロー
- MFSA 2016-74
- フォーム input type を password から text へ変更することで、セッション復元ファイルに平文パスワードが保存されてしまう
- MFSA 2016-73
- 入れ子になった同期イベントを伴ったサービスワーカーにおける解放後使用
- MFSA 2016-72
- WebRTC セッション終了時の DTLS における解放後使用
- MFSA 2016-71
- JavaScript の増分ガベージコレクションにおけるクラッシュ
- MFSA 2016-70
- Alt キーとトップレベルメニュー併用時の解放後使用
- MFSA 2016-69
- Mozilla アップデータとコールバックアプリケーションパス引数を通じたローカルユーザによる任意のファイル改変
- MFSA 2016-68
- Expat ライブラリにおける XML 解析中の境界外読み取り
- MFSA 2016-67
- 2 次元グラフィックス描画時のスタックアンダーフロー
- MFSA 2016-66
- 不正なメディアタイプの data URL を通じたロケーションバーの偽装
- MFSA 2016-65
- FFmpeg 0.10 のメモリ割り当て問題に起因する Cairo の描画時クラッシュ
- MFSA 2016-64
- 双方向コンテンツを含む SVG 描画中のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-63
- ページが閉じられた後も favicon のネットワーク接続が持続可能となっている
- MFSA 2016-62
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:48.0 / rv:45.3)
Firefox for Android 48.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、Firefox for Android 48.0 についての一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
Firefox for Android 48.0 は Google Play からダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox for Android のユーザには Google Play 経由でアップデートが提供される。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan, Google Play
- リリースノート:
- Firefox for Android 48.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Firefox 48 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox for Android 48.0 (英語)
カテゴリ: Firefox for Android, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 16:21:21 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 8 月 2 日、安定性及びセキュリティ問題の修正を含む Firefox のメジャーアップデート版である Firefox 48.0 をリリースした。延長サポート版 である Firefox ESR 45.3.0 も継続してリリースされている。
Firefox 48.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- ダウンロード保護機能が改良され、不要な危険ソフトウェアや、望ましくないソフトウェアに対して警告が表示されるようになった (詳細)
- 新機能
- プロセス分離 (e10) が行われた。現時点では一部のユーザにのみ提供されており、フィードバックを得つつ、利用可能ユーザを順次拡大していく予定
- 新機能
- Mozilla によって検証・署名されていないアドオンはロードされなくなった
- 新機能
- GNU/Linux:Skia への対応により Canvas の描画性能が向上 (最大で 3 倍程度高速化)
- 新機能
- WebRTC におけるいくつかの改良
- Delay-agnostic AEC の有効化
- GNU/Linux と Mac OS X での全二重通信のサポート
- ICE のリスタート と更新が利用できるようになった
- MediaStream と MediaStreamTrack の複製ができるようになった
- 新機能
- URL バーで検索した場合、ブックマークされているページや、すでに開いているページはアイコン表示されるようになった
- 新機能
- Windows:Tab(ボタンの移動)と Shift+F10(メニューの表示)を、カスタマイズ画面で Tab と Shift + F10 が利用できるようになった
- 新機能
- Rust で書き直されたメディアパーサの実装
- 変更
- Windows:このバージョン以降で SSE2 拡張命令セットが必須となった
- 変更
- OS X 10.6, 10.7, 10.8 のサポートを終了
- 変更
- Windows Remote Access Service modem Autodial を利用しなくなった
- 開発者
- WebExtensions の実装が安定版となった
- 開発者
- position が absolute もしくは fixed に設定されている要素の位置を編集するための機能 を追加
- 開発者
- メモリツールに ツリーマップ表示 機能を追加
- 開発者
- WebExtensions のバックグラウンドコンテンツで動作するスクリプトや、バックグラウンドページをデバッグできるようになった
- 開発者
- WebExtensions に対して Contetn Security Policy (CSP) が強制されるようになった
- 開発者
- エラーコンソールの廃止 (今後は ブラウザコンソール を利用)
- 開発者
- about:debugging でアドオンを再読み込みできるようになった。これによりアドオン開発がより効率的に行えるようになった
- 開発者
- 開発ツールに Firebug テーマ を追加
- 開発者
- コンソールパネルで通信の詳細を見られるようになった
- 開発者
- Web Crypt API を Worker から利用できるようになった
- 修正
- Jabra ヘッドセットと Logitech C920 Web カメラで発生する音声に関する不具合を修正
- 修正
- デバッガでのステップ実行時における、関数の最終行の取り扱いを修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 23 件、重要度区分において 最高 3 件、高 7 件、中 11 件、低 2 件が修正されている。
- MFSA 2016-84
- ページ遷移時の Resource Timing API 使用を通じた情報漏えい
- MFSA 2016-83
- 内部エラーページヘのテキスト注入を通じた偽装攻撃
- MFSA 2016-82
- Android 版 Firefox 上での RTL 文字によるロケーションバー偽装
- MFSA 2016-81
- ドラッグ&ドロップを通じた情報漏えいとローカルファイル改変
- MFSA 2016-80
- ローカル HTML ファイルと保存されたショートカットファイルを用いた同一配信元ポリシー違反
- MFSA 2016-79
- SVG 効果適用時の解放後使用
- MFSA 2016-78
- 表示変換における型混同
- MFSA 2016-77
- ClearKey Content Decryption Module (CDM) における動画再生中のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-76
- marquee タグ上のスクリプトがサンドボックス化された iframe 上で実行可能となっている
- MFSA 2016-75
- WebSockets におけるデータバッファリング中の整数オーバーフロー
- MFSA 2016-74
- フォーム input type を password から text へ変更することで、セッション復元ファイルに平文パスワードが保存されてしまう
- MFSA 2016-73
- 入れ子になった同期イベントを伴ったサービスワーカーにおける解放後使用
- MFSA 2016-72
- WebRTC セッション終了時の DTLS における解放後使用
- MFSA 2016-71
- JavaScript の増分ガベージコレクションにおけるクラッシュ
- MFSA 2016-70
- Alt キーとトップレベルメニュー併用時の解放後使用
- MFSA 2016-69
- Mozilla アップデータとコールバックアプリケーションパス引数を通じたローカルユーザによる任意のファイル改変
- MFSA 2016-68
- Expat ライブラリにおける XML 解析中の境界外読み取り
- MFSA 2016-67
- 2 次元グラフィックス描画時のスタックアンダーフロー
- MFSA 2016-66
- 不正なメディアタイプの data URL を通じたロケーションバーの偽装
- MFSA 2016-65
- FFmpeg 0.10 のメモリ割り当て問題に起因する Cairo の描画時クラッシュ
- MFSA 2016-64
- 双方向コンテンツを含む SVG 描画中のバッファオーバーフロー
- MFSA 2016-63
- ページが閉じられた後も favicon のネットワーク接続が持続可能となっている
- MFSA 2016-62
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:48.0 / rv:45.3)
既知の問題
- 未解決
- 特別な番号をクッキーに保存している Web サイトを使用する場合、特定の条件下でユーザーがログアウト状態になってしまうことがある (Bug 1264192)
Firefox 48.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を、一般的な情報は リリースノート を、開発者向けの情報は MDN を参照されたい。
アップデート及びシステム要件
Firefox 48.0 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、80 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロード可能となっている。また、既存の Firefox 4 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Firefox メニューの “Firefox について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Firefox 48.0 の利用に必要なシステム要件については、Firefox 48 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- 48.0, ESR 45.3.0
- リリースノート:
- 48.0, ESR 45.3.0
- セキュリティアドバイザリ:
- 48.0, ESR 45.3.0
- 修正されたバグ:
- 48.0, ESR 45.3.0 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時: - 16:13:36 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 6 月 30 日、Thunderbird 45.1.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 45.2.0 をリリースした。
Thunderbird 45.2.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- イベントへの招待状が印刷できない問題を修正
- 修正
- すべてのアドレス帳が選択されている場合に、複数の連絡先をリストからアドレス帳にドラッグ & ドロップしても一つしか移動されない問題を修正
- 修正
- ディスクの最適化の際にディスクの空き容量が正しく表示されない問題を修正
- 修正
- メッセージ本文中のリンクが正しく認識されないことがある問題を修正 (“|” の前で終わっている場合、長大なリンクを全く認識できないことがある)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 1 件、重要度区分において 最高 1 件が修正されている。
- MFSA 2016-49
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:47.0 / rv:45.2)
Thunderbird 45.2.0 についての一般的な情報は Thunderbird 45.2.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 45.2.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 45.2.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 45.2.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.2.0 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
カテゴリ: MozillaZine, Thunderbird, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/07/03 日曜日 - 14:05:37 投稿者:Cai
Mozilla は米国時間 2016 年 6 月 28 日、バージョン 47.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 47.0.1 をリリースした。なお、この問題は Firefox ESR には影響しない。
- 修正
- Selenium WebDriver によって Firefox が起動時にクラッシュすることがある不具合を修正
Firefox 47.0.1 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。
Firefox 47.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla Japan ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Firefox 47.0.1 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox 47.0.1 (英語)
カテゴリ: Firefox, MozillaZine, リリース情報 | コメントなし
投稿日時:2016/07/01 金曜日 - 21:23:59 投稿者:Cai