MozillaZine.jp

Mozilla 関連情報の提供、啓蒙活動を行っているオンラインマガジン「MozillaZine」の日本語訳を提供しています。
リリース版 |    Firefox 146.0 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0 Android Focus 146.0 iOS 版 146.0 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0 / 140.6.0esr Android 版 13.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

SeaMonkey 2.0.8 がリリースされた


Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は、米国時間 2010 年 9 月 15 日、SeaMonkey 2.0.8 をリリースした。

これらのアップデートでは前バージョンのリリース後に発見された、一部のユーザに影響する安定性に関わる問題 (Bug 594699)、自動更新の不具合 (Bug 594571) および HTML 形式署名において font face が使えなくなっていた問題 (Bug 592601) が修正されている。

このバージョンでの修正や新機能は SeaMonkey 2.0.8 Release Notes (英語) より確認できる。
SeaMonkey 2.0.8 は Windows, Mac OS X そして Linux 版が用意され、SeaMonkey Project より各国語版がダウンロード可能となっている。

ダウンロード:
SeaMonkey Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.0.8 (英語)

Firefox 3.6.10 と 3.5.13 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2010 年 9 月 15 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Firefox 3.6.10, Firefox 3.5.13 をリリースした。

これらのアップデートでは前バージョンのリリース後に発見された、一部のユーザに影響する安定性に関わる問題 (Bug 594699) が修正されているが、セキュリティ問題の修正、新機能の追加は行われていない。

修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List (3.6.10, 3.5.13) を、改善や既知の問題などの一般的な情報はリリースノート (3.6.10, 3.5.13) を参照いただきたい。

これらのアップデートは Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Firefox 3.5 シリーズのサポート(セキュリティアップデートの提供) はまもなく終了する予定であり、Mozilla では最新バージョンである Firefox 3.6 シリーズへの移行を勧めている

Firefox 3.6.10

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Firefox 3.6.10 リリースノート
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 3.5.13

ダウンロード :
Firefox 旧バージョンのダウンロード
リリースノート :
Firefox 3.5.13 リリースノート
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 4 Beta 6 がリリースされた


Mozilla は米国時間 9 月 14 日、次期 Firefox の開発版である Firefox 4 Beta 6 を、開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開した。

Firefox 4 は、現在開発中の Gecko 2 (Gecko 1.9.3 からのリナンバリング) に基づいている。 Firefox 4 Beta 6 では前バージョンである Firefox 4 Beta 5 リリース後に発見された、クラッシュ問題 (Bug 589296) や Mac OS X 環境での問題 (Bug 592563) などが修正されているが、新機能の追加は行われていない。
これらの修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、Firefox 4 Beta 6 リリースの詳細な情報は Firefox 4 Beta Release Notes (英語) を参照されたい。その他、開発者に向けた情報は Mozilla Developer NetworkFirefox 4 for developers より参照可能となっている。

Firefox 4 Beta 6 は Windows, Mac そして Linux 版がダウンロード可能となっている。現時点では日本語版を含む 39 言語版がリリースされている。システム要件は Mac OS X に関してはFirefox 3.6 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。詳細は Bug 587799 および Mozilla Wiki の Firefox/4/Platforms を参照されたい。

冒頭にも書いたように、Firefox 4 Beta 6 は、改良された機能や新しく取り入れられたテクノロジーを正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に、Web 開発者や拡張機能作者を対象に向けたベータ版として公開されている。このベータ版には Mozilla Labs Test Pilot とともに新しい Feedback アドオン が含まれており匿名での調査への参加を求めているほか、別途 Add-on Compatibility Reporter をインストールし、アドオンの対応状況の報告も可能である。ダウンロード/インストールを行なう前に、これは通常利用を目的とした公開ではないことを理解していただきたい。

ダウンロード:
Firefox web browser | Help us test the latest beta
リリースノート:
Firefox 4 Beta Release Notes
Firefox 4 Beta 6 に関する情報:
Firefox 4 for developers

Firefox 4 Beta 5 がリリースされた


Mozilla は米国時間 9 月 7 日、次期 Firefox の開発版である Firefox 4 Beta 5 を、開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開した。

Firefox 4 は、現在開発中の Gecko 2 (Gecko 1.9.3 からのリナンバリング) に基づいている。 Firefox 4 Beta 5 での新機能としては次のものが挙げられる。

  • 新たな音声 API の実装による HTML5 の <audio> <video> 要素中の音声データの視覚化 (詳細は Dave Humphrey 氏のブログ記事および YouTube のデモ動画を参照されたい)
  • Direct2D のハードウェアアクセラレーションを使用したグラフィックスの高速化 (DirectX 10 に対応したハードウェアおよび Windows Vista, 7 の組み合わせが必要である。詳細は Bas Schouten 氏のブログ記事および YouTube のデモ動画を参照されたい)
  • Windows Vista, 7 における “Firefox” ボタンの外観の変更
  • HTTP Strict Transport Security (HSTS) プロトコルへの対応 (Web サイトがブラウザに常に安全な接続を使用するよう強制できるプロトコルであり、中間者攻撃を防止できる。詳細はSid Stamm 氏のブログ記事を参照されたい)

修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List より確認することができる。Firefox 4 Beta 5 リリースの詳細な情報は Firefox 4 Beta Release Notes (英語) を参照されたい。
その他、開発者に向けた情報は Mozilla Developer NetworkFirefox 4 for developers より参照可能となっている。

Firefox 4 Beta 5 は Windows, Mac そして Linux 版がダウンロード可能となっている。現時点では日本版を含む 39 言語版がリリースされている。システム要件は Mac OS X に関してはFirefox 3.6 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。詳細は Bug 587799 および Mozilla Wiki の Firefox/4/Platforms を参照されたい。

冒頭にも書いたように、Firefox 4 Beta 5 は、改良された機能や新しく取り入れられたテクノロジーを正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に、Web 開発者や拡張機能作者を対象に向けたベータ版として公開されている。このベータ版には Mozilla Labs Test Pilot とともに新しい Feedback アドオン が含まれており匿名での調査への参加を求めているほか、別途 Add-on Compatibility Reporter をインストールし、アドオンの対応状況の報告も可能である。ダウンロード/インストールを行なう前に、これは通常利用を目的とした公開ではないことを理解していただきたい。

ダウンロード:
Firefox web browser | Help us test the latest beta
リリースノート:
Firefox 4 Beta Release Notes
Firefox 4 Beta 5 に関する情報:
Firefox 4 for developers

Firefox 3.6.9, Firefox 3.5.12, Thunderbird 3.1.3, Thunderbird 3.0.7, SeaMonkey 2.0.7 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2010 年 9 月 7 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Firefox 3.6.9, Firefox 3.5.12, Thunderbird 3.1.3, Thunderbird 3.0.7, SeaMonkey 2.0.7 をリリースした。

Firefox 3.6.9

このアップデートでは新たに HTTP レスポンスヘッダ X-FRAME-OPTIONS に対応した。サイト所有者はこれを使用し、コンテンツが他のサイトへ埋め込まれないようにすることで、クリックジャッキング攻撃を緩和することができる。

セキュリティ問題への修正は合計 14 件、重要度区分において最高 11 件、 1 件、 1 件、 1 件が修正されている。

  • MFSA 2010-63 XMLHttpRequest の statusText を通じた情報漏えい
  • MFSA 2010-62 designMode ドキュメントへのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップによる XSS
  • MFSA 2010-61 object 要素の type 属性を使ってドキュメントの文字エンコーディングを上書きすることによる UTF-7 XSS
  • MFSA 2010-59 SJOW によって外部オブジェクトを含むスコープチェーンが作成される
  • MFSA 2010-58 data: URL に含まれた悪質なフォントによる Mac 版のクラッシュ
  • MFSA 2010-57 normalizeDocument におけるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-56 nsTreeContentView における ダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-55 XUL ツリーの削除によるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-54 nsTreeSelection におけるダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-53 nsTextFrameUtils::TransformText におけるヒープバッファオーバーフロー
  • MFSA 2010-52 Windows XP における DLL 読み込み脆弱性
  • MFSA 2010-51 DOM プラグイン配列を使用したダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-50 フレームセットの整数オーバーフロー脆弱性
  • MFSA 2010-49 様々なメモリ安全性の問題 (rv:1.9.2.9/ 1.9.1.12)

修正された問題は 67 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、Firefox 3.6.9 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 3.6.9 リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 3.6.9 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.6 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Firefox 3.6.9 リリースノート
Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ
Firefox 3.6 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 3.5.12

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 14 件、重要度区分において最高 10 件、 2 件、 1 件、 1 件が修正されている。

  • MFSA 2010-63 XMLHttpRequest の statusText を通じた情報漏えい
  • MFSA 2010-62 designMode ドキュメントへのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップによる XSS
  • MFSA 2010-61 object 要素の type 属性を使ってドキュメントの文字エンコーディングを上書きすることによる UTF-7 XSS
  • MFSA 2010-60 SJOW のスクリプト記述された関数を用いた XSS
  • MFSA 2010-58 data: URL に含まれた悪質なフォントによる Mac 版のクラッシュ
  • MFSA 2010-57 normalizeDocument におけるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-56 nsTreeContentView における ダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-55 XUL ツリーの削除によるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-54 nsTreeSelection におけるダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-53 nsTextFrameUtils::TransformText におけるヒープバッファオーバーフロー
  • MFSA 2010-52 Windows XP における DLL 読み込み脆弱性
  • MFSA 2010-51 DOM プラグイン配列を使用したダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-50 フレームセットの整数オーバーフロー脆弱性
  • MFSA 2010-49 様々なメモリ安全性の問題 (rv:1.9.2.9/ 1.9.1.12)

修正された問題は 14 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、Firefox 3.5.12 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 3.5.12 リリースノート を参照いただきたい。

Firefox 3.5.12 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.5 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Firefox 3.5 シリーズのサポート(セキュリティアップデートの提供) はまもなく終了する予定であり、Mozilla では最新バージョンである Firefox 3.6 シリーズへの移行を勧めている

ダウンロード :
Firefox 旧バージョンのダウンロード
リリースノート :
Firefox 3.5.12 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Firefox 3.5 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Thunderbird 3.1.3

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において最高 10 件、 1 件、 1 件、 1 件が修正されている。

  • MFSA 2010-63 XMLHttpRequest の statusText を通じた情報漏えい
  • MFSA 2010-62 designMode ドキュメントへのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップによる XSS
  • MFSA 2010-61 object 要素の type 属性を使ってドキュメントの文字エンコーディングを上書きすることによる UTF-7 XSS
  • MFSA 2010-59 SJOW によって外部オブジェクトを含むスコープチェーンが作成される
  • MFSA 2010-58 data: URL に含まれた悪質なフォントによる Mac 版のクラッシュ
  • MFSA 2010-56 nsTreeContentView における ダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-55 XUL ツリーの削除によるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-54 nsTreeSelection におけるダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-53 nsTextFrameUtils::TransformText におけるヒープバッファオーバーフロー
  • MFSA 2010-52 Windows XP における DLL 読み込み脆弱性
  • MFSA 2010-51 DOM プラグイン配列を使用したダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-50 フレームセットの整数オーバーフロー脆弱性
  • MFSA 2010-49 様々なメモリ安全性の問題 (rv:1.9.2.9/ 1.9.1.12)

修正された問題は 84 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、Thunderbird 3.1.3 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Thunderbird 3.1.3 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 3.1.3 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。

ダウンロード :
Thunderbird ダウンロード
リリースノート :
Thunderbird 3.1.3 リリースノート
Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ
Thunderbird 3.1 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Thunderbird 3.0.7

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 13 件、重要度区分において最高 10 件、 1 件、 1 件、 1 件で、これらは Thunderbird 3.1.3 と同じ内容である。

  • MFSA 2010-63 XMLHttpRequest の statusText を通じた情報漏えい
  • MFSA 2010-62 designMode ドキュメントへのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップによる XSS
  • MFSA 2010-61 object 要素の type 属性を使ってドキュメントの文字エンコーディングを上書きすることによる UTF-7 XSS
  • MFSA 2010-60 SJOW のスクリプト記述された関数を用いた XSS
  • MFSA 2010-58 data: URL に含まれた悪質なフォントによる Mac 版のクラッシュ
  • MFSA 2010-56 nsTreeContentView における ダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-55 XUL ツリーの削除によるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-54 nsTreeSelection におけるダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-53 nsTextFrameUtils::TransformText におけるヒープバッファオーバーフロー
  • MFSA 2010-52 Windows XP における DLL 読み込み脆弱性
  • MFSA 2010-51 DOM プラグイン配列を使用したダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-50 フレームセットの整数オーバーフロー脆弱性
  • MFSA 2010-49 様々なメモリ安全性の問題 (rv:1.9.2.9/ 1.9.1.12)

修正された問題は 17 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、Thunderbird 3.0.7 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Thunderbird 3.0.7 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 3.0.7 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.0 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Thunderbird 3.0 シリーズのサポート(セキュリティアップデートの提供) は 12 月に終了する予定であり、Mozilla では最新バージョンである Thunderbird 3.1 シリーズへの移行を勧めている。

ダウンロード:
Thunderbird ダウンロード
リリースノート:
Thunderbird 3.0.7 リリースノート
Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ
Thunderbird 3.0 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

SeaMonkey 2.0.7

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 14 件、重要度区分において最高 10 件、 2 件、 1 件、 1 件で、Firefox 3.5.12 と同じ内容となっている。

  • MFSA 2010-63 XMLHttpRequest の statusText を通じた情報漏えい
  • MFSA 2010-62 designMode ドキュメントへのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップによる XSS
  • MFSA 2010-61 object 要素の type 属性を使ってドキュメントの文字エンコーディングを上書きすることによる UTF-7 XSS
  • MFSA 2010-60 SJOW のスクリプト記述された関数を用いた XSS
  • MFSA 2010-58 data: URL に含まれた悪質なフォントによる Mac 版のクラッシュ
  • MFSA 2010-57 normalizeDocument におけるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-56 nsTreeContentView における ダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-55 XUL ツリーの削除によるクラッシュとリモートコード実行
  • MFSA 2010-54 nsTreeSelection におけるダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-53 nsTextFrameUtils::TransformText におけるヒープバッファオーバーフロー
  • MFSA 2010-52 Windows XP における DLL 読み込み脆弱性
  • MFSA 2010-51 DOM プラグイン配列を使用したダングリングポインタ脆弱性
  • MFSA 2010-50 フレームセットの整数オーバーフロー脆弱性
  • MFSA 2010-49 様々なメモリ安全性の問題 (rv:1.9.2.9/ 1.9.1.12)

このバージョンでの修正や新機能は SeaMonkey 2.0.7 Release Notes (英語) より確認できる。
SeaMonkey 2.0.7 は Windows, Mac OS X そして Linux 版が用意され、SeaMonkey Project より各国語版がダウンロード可能となっている。

ダウンロード:
SeaMonkey Project
リリースノート:
SeaMonkey 2.0.7 (英語)
セキュリティアドバイザリ:
Fixed in SeaMonkey 2.0.7

Camino 2.0.4 がリリースされた


米国時間 2010 年 8 月 26 日、Camino Project は定期的なメンテナンススケジュールによる安定性及びセキュリティ問題を修正した Camino 2.0.4 をリリースした。

Camino 2.0.3 からの変更では、重要なセキュリティ修正と安定性向上のための修正を含む、最新版の Gecko 1.9.0.19 レンダリングエンジンへのアップグレード (1.9.0.19 2010081818) が行われている。その他、Camino 2.0.4 での変更点は以下のとおり。

  • Flash video をフルスクリーン・モード再生中に Exposé を使用すると Camino がクラッシュしていた Flash Player 10.1 の問題を回避
  • Mac OS X 10.6 環境において、印刷設定が記憶されない問題を修正
  • URL のパーセント記号とホワイトスペースをアンエスケープできなかったロケーションバーの問題を修正
  • Block Flash animations に Flashblock 1.5.13 のコードを採用
  • Java Embedding Plugin を version 0.9.7.3 へアップグレード
  • ad-blocking 機能の改善

既知の問題や Camino 2.0.4 リリースの詳細な情報は Camino 2 Release Notes (英語) を参照されたい。

Camino 2.0.4 は日本語を含む 15 カ国語 から利用可能となっており、Camino Project ウェブサイトよりダウンロード可能である他、既存の Camino 2.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Camino メニューの “アップデートの確認” より手動で確認することもできる。
なお、Camino 2 の動作環境は Gecko 1.9.0 をベースにしたレンダリングエンジンへの変更に伴い、Firefox 3 と同様に Mac OS 10.4 以降となっているため、Mac OS 10.3.9 ユーザは Camino 1.6.x を利用いただきたい。

ダウンロード:
Camino Project (Mac OS 10.4 以降)
リリースノート:
Camino 2 Release Notes (英語)
既知の問題:
Known Issues (英語)

Firefox 4 Beta 4 がリリースされた


Mozilla は米国時間 8 月 24 日、次期 Firefox の開発版である Firefox 4 Beta 4 を、開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開した。

Firefox 4 は、現在開発中の Gecko 2 (Gecko 1.9.3 からのリナンバリング) に基づいている。 Firefox 4 Beta 4 での新機能としては次のものが挙げられる。

修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List より確認することができる。Firefox 4 Beta 4 リリースの詳細な情報は Firefox 4 Beta Release Notes (英語) を参照されたい。
その他、開発者に向けた情報は Mozilla Developer NetworkFirefox 4 for developers より参照可能となっている。

Firefox 4 Beta 4 は Windows, Mac そして Linux 版がダウンロード可能となっている。現時点では英語版を含む 39 言語版がリリースされており、本ベータ版から日本語版もリリースされている。システム要件は Mac OS X に関してはFirefox 3.6 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポートが終了する。Mozilla Developer Preview (1.9.3 alpha) のシステム要件を参照されたい。また既知の問題として、本ベータ版は PowerPC 環境の Mac OS X では動作しないことが挙げられており、自動更新の通知もされていない (Bug 587799, Bug 588412)。

冒頭にも書いたように、Firefox 4 Beta 4 は、改良された機能や新しく取り入れられたテクノロジーを正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に、Web 開発者や拡張機能作者を対象に向けたベータ版として公開されている。このベータ版には Mozilla Labs Test Pilot とともに新しい Feedback アドオン が含まれており匿名での調査への参加を求めているほか、別途 Add-on Compatibility Reporter をインストールし、アドオンの対応状況の報告も可能である。ダウンロード/インストールを行なう前に、これは通常利用を目的とした公開ではないことを理解していただきたい。

ダウンロード:
Firefox web browser | Help us test the latest beta
リリースノート:
Firefox 4 Beta Release Notes
Firefox 4 Beta 4 に関する情報:
Firefox 4 for developers

Firefox 4 Beta 3 がリリースされた


Mozilla は米国時間 8 月 11 日、次期 Firefox の開発版である Firefox 4 Beta 3 を、開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開した。

Firefox 4 は、現在開発中の Gecko 2 (Gecko 1.9.3 からのリナンバリング) に基づいている。 Firefox 4 Beta 3 での新機能としては次のものが挙げられる。

  • Windows 7 でのマルチタッチへの対応 (詳細は Paul Rouget 氏と Felipe Gomes 氏のブログ記事を参照されたい)
  • JavaScript 変数値の内部表現の変更 (詳細は Rob Sayre 氏のブログ記事を参照されたい)

修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List より確認することができる。Firefox 4 Beta 3 リリースの詳細な情報は Firefox 4 Beta Release Notes (英語) を、リリースに関するニュースは Mozilla Developer Center の Firefox 4 Beta 3 now available for download (英語) を参照されたい。
その他、開発者に向けた情報は Mozilla Developer NetworkFirefox 4 for developers より参照可能となっている。

Firefox 4 Beta 3 は Windows, Mac そして Linux 版がダウンロード可能となっている。現時点では英語版を含む 34 言語版がリリースされているが、日本語版はリリースされていない (詳しくは Mozilla Developer StreetFirefox 4 BetaX の日本語版について を参照)。システム要件は Mac OS X に関してはFirefox 3.6 から変更されており、10.4 (Tiger) のサポートが終了する。Mozilla Developer Preview (1.9.3 alpha) のシステム要件を参照されたい。

冒頭にも書いたように、Firefox 4 Beta 3 は、改良された機能や新しく取り入れられたテクノロジーを正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に、Web 開発者や拡張機能作者を対象に向けたベータ版として公開されている。このベータ版には Mozilla Labs Test Pilot とともに新しい Feedback アドオン が含まれており匿名での調査への参加を求めているほか、別途 Add-on Compatibility Reporter をインストールし、アドオンの対応状況の報告も可能である。ダウンロード/インストールを行なう前に、これは通常利用を目的とした公開ではないことを理解していただきたい。

ダウンロード:
Firefox web browser | Help us test the latest beta
リリースノート:
Firefox 4 Beta Release Notes
Firefox 4 Beta 3 に関する情報:
Firefox 4 for developers

Thunderbird 3.1.2 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2010 年 8 月 5 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 3.1.2 をリリースした。

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は行われていない。修正された問題は 7 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List を、その他、Thunderbird 3.1.2 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Mozilla Thunderbird 3.1.2 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 3.1.2 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。
なお、Thunderbird 3.0 系のメンテナンスは 2010 年 12 月をもって終了を予定されており、Mozilla では最新版である Thunderbird 3.1.x への移行を勧めている。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Mozilla Thunderbird 3.1.2 リリースノート
セキュリティアドバイザリ
Thunderbird 3.1 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

「フォクすけの壁紙メーカー」が公開された


Mozilla Japan は 2010 年 7 月 28 日、フォクすけをテーマにした壁紙をブラウザ上で簡単に作れるツール「フォクすけの壁紙メーカー」を公開した。

皆さんもご存じのように、フォクすけは Mozilla Japan 発の Mozilla のマスコットキャラクターであり、これまで度々キャンペーンやイベントに登場してきた。また Mozilla Japan は、2007 年からフォクすけの Firefox 情報局で毎月フォクすけ壁紙を公開している。今回、このフォクすけ壁紙をブラウザ上で自由にカスタマイズできるようにしたものが壁紙メーカーである。

壁紙メーカーでは、パソコンのデスクトップ壁紙だけでなく、携帯電話、Android、iPhone、iPad など携帯端末の待受画像、Personas テーマを作成することができる。フォクすけ、背景、カレンダー、Firefox ロゴをそれぞれ好きなサイズ、場所に配置することで自分だけのフォクすけ壁紙が作成できる。

フォクすけの壁紙メーカー

また、この壁紙メーカーでは、Web 標準技術のひとつである 2 次元ベクターグラフィックのための XML マークアップ言語「SVG」が利用されている。これにより、ブラウザ上で自由に拡大縮小や移動が可能となっている。

壁紙メーカーは日本語および英語のサイトが用意されており、公開時点で Firefox 3.6 だけでなく Opera 10.53、Safari 4、Safari 5、Chrome 5 での動作が確認されている。これらのブラウザはすべて前述の SVG に対応したブラウザである。

人気のフォクすけ壁紙を自由にカスタマイズできるだけでなく、Web 標準技術を体感することのできるこの「フォクすけの壁紙メーカー」。Web 標準に注力してきた Mozilla らしい企画と言えるだろう。

フォクすけの壁紙メーカー
http://wallpapers.foxkeh.com/ja/
(要 SVG 対応ブラウザ)