Firefox 3.6.26 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2012 年 1 月 31 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Firefox 3.6.26 をリリースした。
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 5 件、重要度区分において最高 4 件、低 1 件が修正されている。
- MFSA 2012-08 不正に埋め込まれた XSLT スタイルシートによるクラッシュ
- MFSA 2012-07 Ogg Vorbis ファイルデコード時の潜在的なメモリ破壊
- MFSA 2012-04 nsDOMAttribute の子ノードを削除後も参照できてしまう
- MFSA 2012-02 過度に許容されていた IPv6 リテラル構文による問題
- MFSA 2012-01 様々なメモリ安全性の問題 (rv:10.0/ 1.9.2.26)
Firefox 3.6.26 で修正された全ての問題は Bugzilla@Mozilla – Bug List (英語) を参照されたい。
既知の問題
全てのシステム
- FIPS モードが有効になっている状態で特定のファイルがシステムから削除されると、ブラウザが起動時にクラッシュする (Bug 522041)
Windows
- 一部の Flash 動画に重なったコンテンツが、動画の再生が開始されても消えないことがある (Bug 571313)
- Download.com にある古い Flash 動画の再生に失敗する(この問題は CNET に通知済み) (Bug 569104)
- 一部のスペックが低いコンピュータでは、特定の Flash 動画を再生したときにマウスの反応が悪くなる場合がある (Bug 561818)
Linux/Unix
- 一部の Linux ディストリビューションでは、システムサウンドを正しく再生できない場合がある (Bug 536996)
- 一部のサイトでズームアウトすると、灰色や黒の線が表示される場合がある (Bug 468496)
その他、Firefox 3.6.26 についての一般的な情報は リリースノート を参照いただきたい。
Firefox 3.6.26 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.6 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。
なお、Firefox 3.6.x は 2012 年 4 月 24 日を目処にサポート終了を予定しており、セキュリティアップデートの提供が行われなくなるため、Firefox 3.6 系を使用中のユーザはできる限り早い時期に最新バージョンである Firefox 10 への移行をお勧めする。
- ダウンロード :
- Firefox 旧バージョンのダウンロード
- リリースノート :
- Firefox 3.6.26 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ
- Firefox 3.6.26 で修正済み
- 修正されたバグ :
- Bugzilla@Mozilla.org (英語)
- 旧バージョン向けアップデートについて :
- Firefox/Thunderbird 延長サポート版の提供が決定しました