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プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Nightly Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android | Firefox OS | iOS

Firefox 3.5.6、Firefox 3.0.16、SeaMonkey 2.0.1 がリリースされた


Mozilla は米国時間 2009 年 12 月 15 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Firefox 3.5.6、Firefox 3.0.16 をリリースした。同時に Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している SeaMonkey の、安定性向上とセキュリティフィックスのためのアップデートである SeaMonkey 2.0.1 も The SeaMonkey® Project よりリリースされている。

Firefox 3.5.6

このアップデートは、重要度区分において 3 件の最高、 1 件の、2 件の、1 件のの合計 7 件のセキュリティ問題が修正されている。

  • MFSA 2009-71: GeckoActiveXObject の例外メッセージを利用したインストール済み COM オブジェクト
  • MFSA 2009-70: クロームの window.opener を通じた特権昇格
  • MFSA 2009-69: ロケーションバー偽装問題
  • MFSA 2009-68: NTLM リフレクション脆弱性
  • MFSA 2009-67: libtheora 動画ライブラリにおける整数オーバーフローとクラッシュ
  • MFSA 2009-66: liboggplay メディアライブラリにおけるメモリ安全性の修正
  • MFSA 2009-65: メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.9.1.6/ 1.9.0.16)

修正された問題は 62 件となっており、これらはBugzilla (英語)より確認できる。

Firefox 3.5.6 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Firefox 3.5.6 リリースノート より、修正されたセキュリティ問題の詳細は Firefox 3.5 セキュリティアドバイザリ を参照されたい。

Firefox 3.5.6 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.5 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。

Firefox のダウンロードに関して追記すると、Mac OS 10.6 (Snow Leopard) または Windows 7 を利用しているユーザが Mozilla Japan から Firefox 3.5.x をダウンロードしようとすると、「申し訳ありませんが、Firefox 3.5.6 はお使いのコンピュータに対応していません。インストールできないか、使用中に不具合が発生する可能性があります。」と表示される。これは MozillaZine.jp – Firefox フォーラムにもいくつかの投稿があったので、ご覧になった方もおられると思う。
Mozilla Japan によると – Add Windows 7 and Snow Leopard to the System Requirements (later?) が修正されるまでは正式対応としないということで、不具合の可能性を承知して使用する場合はページ中ほどに表示されるリンクよりダウンロードを続けることができる。

ダウンロード :
Mozilla Japan
リリースノート :
Firefox 3.5.6 リリースノート
Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ :
Firefox 3.5 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

Firefox 3.0.16

このアップデートは、重要度区分において 1 件の最高、 1 件の、2 件の、1 件のの合計 5 件のセキュリティ問題が修正されている。

  • MFSA 2009-71: GeckoActiveXObject の例外メッセージを利用したインストール済み COM オブジェクトの列挙
  • MFSA 2009-70: クロームの window.opener を通じた特権昇格
  • MFSA 2009-69: ロケーションバー偽装問題
  • MFSA 2009-68: NTLM リフレクション脆弱性
  • MFSA 2009-65: メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.9.1.6/ 1.9.0.16)

修正された問題は 24 件となっており、これらはBugzilla (英語)より確認できる。

Firefox 3.0.16 での改善や既知の問題などの一般的な情報については Firefox 3 リリースノート より、修正されたセキュリティ問題の詳細は Firefox 3.0 セキュリティアドバイザリ を参照されたい。

Firefox 3.0.16 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.0.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。
なお、Firefox 3.0.x のセキュリティ更新は 2010 年 1 月をもち終了するため、Mozilla では Firefox の最新バージョンである Firefox 3.5.6 へのアップデートを勧めている。

ダウンロード :
Firefox 旧バージョンのダウンロード
リリースノート :
Firefox 3 リリースノート
Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ :
Firefox 3.0 セキュリティアドバイザリ
修正されたバグ :
Bug List (英語)

SeaMonkey 2.0.1

このアップデートは Firefox 3.5.6 (Gecko 1.9.1.6) と同内容となっており、重要度区分において 3 件の最高、 1 件の、2 件の、1 件のの合計 7 件のセキュリティ問題が修正されている。詳細な情報は SeaMonkey 2.0 セキュリティアドバイザリの SeaMonkey 2.0.1 で修正済み より確認できる。

  • MFSA 2009-71: GeckoActiveXObject の例外メッセージを利用したインストール済み COM オブジェクト
  • MFSA 2009-70: クロームの window.opener を通じた特権昇格
  • MFSA 2009-69: ロケーションバー偽装問題
  • MFSA 2009-68: NTLM リフレクション脆弱性
  • MFSA 2009-67: libtheora 動画ライブラリにおける整数オーバーフローとクラッシュ
  • MFSA 2009-66: liboggplay メディアライブラリにおけるメモリ安全性の修正
  • MFSA 2009-65: メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.9.1.6/ 1.9.0.16)

SeaMonkey 2.0 と同じく公式の日本語版はリリースされていない。SeaMonkey.jp において公開中のテスト中の日本語パック (xpi 形式) をインストールする必要がある。

ダウンロード:
SeaMonkey Download & Releases
SeaMonkey.jp (日本語版)
リリースノート:
SeaMonkey 2.0.1
セキュリティアドバイザリ:
SeaMonkey 2.0.1 で修正済み

コメント 1 件 - “Firefox 3.5.6、Firefox 3.0.16、SeaMonkey 2.0.1 がリリースされた”

  1. MozillaZine.jp » Blog Archive » Firefox 3.5.7 と Firefox 3.0.17 がリリースされた :

    […] なお、Firefox 3.5.6 のリリースニュースでお伝えした Mac OS 10.6 (Snow Leopard) または Windows 7 環境で「申し訳ありませんが、Firefox 3.5.6 はお使いのコンピュータに対応していません。インストー […]

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