MozillaZine.jp

Mozilla 関連情報の提供、啓蒙活動を行っているオンラインマガジン「MozillaZine」の日本語訳を提供しています。
リリース版 |    Firefox 146.0.1 ESR 140.6.0 / 115.31.0 Android 版 146.0.1 Android Focus 146.0.1 iOS 版 146.1 iOS Focus 143.0 |    Thunderbird 146.0.1 / 140.6.0esr Android 版 14.0 | SeaMonkey 2.53.22 |
プレビュー版 | Firefox Nightly Developer Edition Beta Android Nightly Beta | Thunderbird Daily Beta Android Beta | SeaMonkey Beta |
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android 版 Firefox | iOS 版 Firefox | Android 版 Thunderbird

‘The Times’ のオンライン版が Gervase Markham にインタビュー


The Times 誌のオンライン版Mozilla Foundation の Gervase Markham へのインタビュー を掲載した。Gerv は Mozilla Foundation の目的、彼がオープンソースソフトウェアがさらに企業ユーザを魅了すると信じる理由、そしてどのように Mozillla Corporation が形成されたかについて話している。この Gerv の Mozilla への貢献の歴史、Mozilla プロジェクトの組織的構造、そして Mozilla Firefox 1.5 についてもカバーしている。

[ 原文 / 2005年9月14日(水) ]

Mozilla Foundation が ローカライズ調整役として Axel Hecht を迎え入れた


ニュースグループへの投稿によると Asa Dotzler は Axel Hecht が ローカライゼーションプロジェクトの調整役として Mozilla Corporation に加わった とアナウンスした。Axel  の主要な優先事項は多数のボランティアによって成り立つローカライゼーションチームとコア Mozilla プロジェクトマネージメントとの間のコミュニケーションを改善する事と意志決定だ。

彼はローカライゼーションチームの Mozilla プロジェクトのマネージメントとリリース計画のミーティングにおいてローカライゼーションチームの利害を代表する。そして Mozilla  プロジェクト全体とローカライゼーションの取り組みの努力をひとつに近づける役割を担当する。

Axel は 新しい Mozilla Corporation での役割に関するウェブログのエントリ を投稿し、いくつか彼が関わる事になるであろうローカライゼーションプロジェクトの作業についてのディスカッションを行った。ローカライゼーションの仕事に加え、Axel は Mozilla プラットフォームを改善し、いくつかの技術的マーケティングや啓蒙活動を行う。しかし、これらの任務は彼のローカライゼーションへの貢献に比べれば低い優先度となる。

Axel が 1999 年から Mozilla に貢献してきており、Mozilla Europe の理事会のメンバーである。彼は RDF モジュールのオーナーであり Mozilla の XSLT 実装を改善するためにも作業を行ってきた。数年にわたり彼はヨーロッパでの複数の Mozilla カンファレンスをオーガナイズしてきた。

過去においては Mozilla ソフトウェアのローカライズバージョンはたいてい通常の US English リリースに遅れてリリースされてきた。なぜならそれぞれのローカライゼーションチームがそれぞれのビルドを作る必要があり、それらのアレンジが Mozilla FTP サーバに一度アップされる必要があった。Mozilla Firefox 1.0 のリリースまでにはたくさんの Mozilla Firefox のローカライゼーションが Mozilla CVS リポジトリに移行され、Mozilla ビルドチームがローカライズされたビルドを US English ビルドと同時にリリースできるようにした。同様のアレンジが Mozilla Thunderbird にも持ち込まれ、バージョン 1.5 から開始される。今までで最も成功した複数の国際化リリースは Firefox 1.0.6 のときで 7月に 28 の言語で同時にリリースされた。Gervase Markham によると インターネット人口の 90パーセントが自分の言語の Firefox を手に入れられる という。

ローカライゼーションに関する詳細な情報は Mozilla Localization Project のページか、L10n の wiki ページ を見てください。これらのページは日々アップデートされているようだ。

[ 原文 / 2005年9月13日(火) ]

Mozilla Developer Center がベータに


Deb Richardsondeveloper.mozilla.org において Mozilla Developer Center が現在ベータ版になった とアナウンスした。そのフリークには Devmo として知られている Mozilla Developer Center は、Mozilla プラットフォームの上に構築をしていきたいというプログラマのための新しいサイトだ。ここには、例えば拡張機能の作者やウェブ開発者、ローカライザーなどといった、多くのグループのためのドキュメントとリソースが用意されている。

サイトのほとんどは、wikis の集合体として動作しており、MediaWiki によって動いている。誰もがアカウントをサインアップしてドキュメントを変更する事が出来、そのドキュメントは9つの言語で利用できる(英語の wiki のドキュメントが現在もっとも情報が充実している)。たくさんの初期ドキュメントが、現存しない古いNetscape DevEdge から移行されている。コンテンツの多くは Creative Commons ライセンスで利用でき、サンプルコードは MIT License でリリースあれている。(詳細に関しては Devmo の著作権 のページを見なさい。)

ドキュメントに加え、Mozilla Developer Center は、二つのウェブログをホスティングしている。Mozilla Developer News ウェブログは、ロードマップのスケジュールとリリースウランのような Mozilla 開発者に向けた定期的な更新が投稿される。その一方で、MDC Webwatchはウェブ上の有用なリソースへのリンクになっている。

Mozilla Developer Center は developer.mozilla.org という名前の下にアルファ的な状態で今後数ヶ月利用されてきた。過去数週間、このサイトは公開が近づくにつれて磨き上げられ、現在のドメイン名に移動し、現在のスキンに視覚的な作り直しが行われた。しかし、Mozilla Developer Center はまだベータ状態であるため、どんな問題も developer.mozilla.org コンポートネントの下にファイルされるべきだWiki ベースのドキュメントに関する問題は単に Devmo のアカウントを作成し、質問ページを編集する事で解決されるだろう。

Deb は 今年の早期から Devmo プロジェクトの先鋒であり、彼女はしょっちゅう news を投稿し、更新し、彼女のウェブログで助けを求めるリクエストを発信している。最近の重要なエントリには、7月の終わりの Devmo が アルファからベータへの移行 や、MDC Webwatch ウェブログの詳細 に、記事のアイディアと著者の募集 といったものがある。Mozilla Developer Center 自身は Devmo への貢献方法 というページを持っている。

現在、Mozilla Developer Center の主要な記事は、開発者に向けた Firefox 1.5 Beta 1 の紹介 で、これは探索をはじめるためによりスタート地点になる。その他のコンテンツは Mozilla Developer Center のコンテンツページ からアクセスできる。

[ 原文 / 2005年9月13日(火) ]

SeaMonkey 1.0 Alpha のリリース候補が公開


新しい SeaMonkey のウェブログSeaMonkey 1.0 アルファリリースの候補がテスト用に公開された。ビルドは Windows 用、 Mac OS X 用 そして Linux 用 (GTK+ 1 と GTK+ 2 の両方がある) がダウンロードできる。

この SeaMonkey のウェブログは、MozillaZine にホスティングされた新しいウェブログのうちのひとつで、SeaMonkey プロジェクトのためのものである。別のもうひとつは、SeaMonkey QA ウェブログで、テスターと SeaMonkey 品質保証コミュニティに対してアナウンスを行うためのものだ。

[ 原文 / 2005年9月13日(火) ]

eWeek の Mozilla Firefox 1.5 ベータ 1 第一印象


eWeekeWeek の Mozilla Firefox 1.5 ベータ 1 第一印象 の記事を掲載た。記事は Firefox 1.5 ベータ 1 を”まったく良い”と述べた。まずなぜこんなにたくさんの 1.0.x の拡張機能が 1.5 ベータ 1 との互換性がないかということを述べた後、著者の Steven J. Vaughan-Nichols は続けて、高速な「進む/戻る」ナビゲーション、ドラッグアンドドロップのタブの並び替え、改善されたポップアップブロッキングとプライベートデータのクリアといったいくつかの新機能を検証した。際デザインされたオプション/設定ウィンドう、新しいソフトウェアアップデートシステム、向上した Web 標準のサポートにも言及した。

“全体的には、この Firefox 1.5 ベータは、現在のユーザを幸せにすると共に、新しいユーザを惹きつける魅力をも持っている。” と Vaughan-Nichols はこう結論づけた。”しかし、私が今日聞いた限りでは、Firefox 1.5 はもう動く準備が出来たという多くの人々の誤解を招かないで欲しい。まだそういう状態ではない。” と彼は警告している。”ベータ版としては、どんな技術的サポートも、1.0x 拡張機能のサポートもなく、Firefox 1.0x とどんなほかのブラウザの代替として使うこともできない。” このリンクについては roseman に感謝する。

[ 原文 / 2005年9月10日(土) ]

Brendan Eich が Python による XUL スクリプティングについて述べる


Brendan Eich が我々に彼の Python を XUL スクリプティングに使うことに関するウェブログの投稿 へのリンクを送ってくれた。現時点では、Javascript のみを XUL アプリケーションのスクリプティングに使えるが、Brendan は どのように Mark Hammond が 人気のある Python プログラミング言語のサポートを同様に加えたかについて述べている。Python の XUL でのサポートは、Mozilla 1.9 のタイムフレームから入り、主に拡張機能の開発者と、スタンドアローンの XULRunner アプリケーションで使われることが期待されている。

DOM スクリプティングを Javascript 以外の言語に対しても許容する 作業は現在進行中で、これは Python のサポートが実装されるためには必要なステップだ。理論上は、Mozilla フレームワークに他のスクリプティング言語が追加されることを許容することにもなる。しかし、ウェブページで Javasdcript 以外の言語をサポートするという計画は、今のところ無い。

将来の Mozilla Firefox や Mozilla Thunderbird は、Python での XUL スクリプティングのサポートとともにリリースされるかもしれないが、Python のインタプリタはそれに含まれない。これは主に、Windows での問題ととらえられている(Mac OS X と Linux ディストリビューションはに既に Python 環境が含まれている)が、Brenden はこの問題はすぐに解決されるだろうと期待している。

[ 原文 / 2005年9月10日(土) ]

Mozilla Thunderbird 1.5 ベータ 1 がリリースされた


Scott MacGregor によると: “Mozilla Thunderbird 1.5 ベータ 1 がダウンロードできるようになった。これは次のメジャーな Thunderbird アップデートのベータリリースで、テスターと拡張機能、テーマの作者に向けたものだ。Thunderbird 1.5 のファイナルリリースは、エンドユーザに広くプロモートされるものだが、これは Firefox 1.5 とともに、今年の後半に予定されている。

“次のような新機能が含まれている。改善されたソフトウェアアップデートシステム、入力しながらのスペルチェック、フィッシングの検出、ポッドキャスティング、添付ファイルの削除、メールフィルタによる返信とフォワード、Kerberos 認証、下書きフォルダ(draft)へのオートセーブ、数々のセキュリティ向上といったものだ。

“Mozilla Thunderbird 1.5 Beta 2 は、10月5日ごろのFirefox Beta 2 のすぐ後に予定されており、1.5 の最初のリリース乞うほか 10月28日の金曜日を予定している。

“私は MozillaZine Thunderbird ビルドフォーラム の仲間達にも多大な感謝をしたい。Beta 1 のテストに大変な協力を得た。諸君は皆すばらしい。”

Mozilla Thunderbird 1.5 ベータ 1 は www.mozilla.org/products/thunderbird/all-beta.html か、ftp.mozilla.org の Thunderbird 1.5b1 のディレクトリ からダウンロードできる。Mozilla Thunderbird 1.5 ベータ 1 のリリースノート には、詳細な情報とヘルプも記載されている。

[ 原文 / 2005年9月9日(金) ]

任意のコードの実行が可能な Mozilla Firefox のリンクバッファオーバーフロー


CNET News.comMozilla Firefox の未修正のバッファーオーバフローが公けになったと報告している。このセキュリティ脆弱性は複数のダッシュを含む長いリンクの扱いのバグに起因し、被害者のシステム上で攻撃者が任意のコードを実行可能であると報告されている。

この問題はセキュリティ研究者 Tom Ferris により発見され、昨日 Security Protocols ウェブサイトに掲載された。Security Protocols アドバイザリはこの不具合を Mozilla Firefox の “Host:” バッファーオーバーフロー と呼び、Firefox 1.0.6 と Firefox 1.5 Beta 1 に存在すると述べている。アドバイザリはウェブページに含まれていれば Firefox をクラッシュさせる非常に単純な実証コードを掲載している。

French Security Incident Response Team (FrSIRT) はこのセキュリティ脆弱性に関連した二つのアドバイザリを公開している。The Mozilla ブラウザの “Host:” パラメータのリモートバッファオーバーフロー脆弱性 アドバイザリはこの欠陥は Mozilla Firefox と最新の Mozilla Application Suite の両方に影響すると警告し、一方、Netscape の “Host:” パラメータのリモートバッファオーバーフロー脆弱性 アドバイザリは Netscape Browser 8.0 もまた影響を受けるとしている。

News.com の記事によると、Ferris はこの欠陥を Mozilla security bugs policy和訳)に従って日曜日に Mozilla Foundation に報告した。しかしながら、彼はこの脆弱性を “Mozilla スタッフとのいさかいの後に” 公開することにした。

News.com 記事のリンクを教えてくれた roseman、Security Protocols の文書のリンクを知らせてくれた Juha-Matti Laurio と Padraig O’hIceadha、再度 FrSIRT アドバイザリのリンクを知らせてくれた Juha-Matti Laurio に感謝する。

更新: Mozilla Foundation は IDN バッファオーバーフローのセキュリティ問題について Firefox および Mozilla Suite ユーザが知っておくべきことという文書を公開した。これは国際化ドメイン名を無効化することによりユーザ自身が欠陥を無害化する方法を説明している (バッファーオーバーフローは IDN を正規化するコードに含まれる)。ブラウザの設定を手動で編集したくないユーザ向けの代替策として、IDN サポートを無効にするパッチが間もなく利用できるようになる。このパッチは Firefox のバージョンを 1.0.6 から 1.0.6.1に、Mozilla Application Suite のバージョンを 1.7.11 から 1.7.11.1 へ更新するだろう。

問題の Ferris のバグ報告、bug 307259 は今では公開になっている。このバグは Ferris が主張している日曜日ではなく、火曜日の午後 (太平洋夏時間) に登録された。報告のコメントによると、この問題のためのより多くのパラメータの修正 (IDN サポートの無効化に依存しない方法) が開発され、将来のリリースに含まれる予定だ。

上記の情報に若干の訂正をすると、セキュリティ脆弱性はダッシュではなくソフトハイフンを使用して実証されていることに注意してほしい (ソフトハイフンとダッシュは画面上は同じように見えるが、これらは同じ文字ではない)。

さらなる更新: IDN サポートを無効化するダウンロード可能なパッチが利用できるようになった。これは当初予定されていたようなヴァージョン番号の更新を行わない代わりに、ユーザエージェント文字列に “(noIDN)” を付加する。

[ 原文 / 2005年9月9日(金) ]

Mozilla Firefox 1.5 Beta 1 がリリースされた


Mozilla Firefox 1.5 Beta 1 がダウンロード出来るようになった。1.8 Beta 4 マイルストーンとも知られ、このビルドは次の Firefox メジャーアップデートの最初のベータリリースである。そして、これはテスター、拡張機能とテーマの作者、そしてウェブ開発者に向けたものである。Firefox 1.5 のファイナルリリースは、エンドユーザに向けて広くプロモートされ、今年の後半に計画されている。

含まれている新機能は、ソフトウェアアップデートシステム、高速な進む/戻るナビゲーション、プライベートなブラウジングデータのクリーニング、ドラッグ&ドロップでのブラウザ上の並べ替え、リデザインされた Options/Preferences ウィンドウ、そして改善されたポップアップブロッキングだ、ウェブ標準のサポートも改善された。Scalable Vector Graphics のサポートに、Javascript 1.6 に、多くの CSS のサポート向上。アクセシビリティも改善されている(新しい DHTML アクセシビリティ機能 を含む)、セキュリティはセキュリティは向上し、Mac OS X への対応が現在非常によくなった。

Firefox 1.5 ベータ 1 は、Firefox プロジェクトページ のほか、ftp.mozilla.org の Firefox 1.5b1 のディレクトリ からダウンロード出来る。Mozilla Firefox 1.5 Beta 1 のリリースノート には詳細な情報と、 The Burning Edge には 非公式な Firefox 1.5 Beta 1 の what’s new が掲載されている

今後に目を向けると、 Firefox 1.5 Beta 2 は 10月5日(水)にリリースを計画されており、最初の Firefox 1.5 リリース候補が計画され、最初の 1.5 リリース候補は、10月28(金)を予定している。我々の Firefox 1.5 Beta 1 スケジュールの早期レポート

[ 原文 / 2005年9月8日(水) ]

Mozilla Bug-A-Thon が金曜日に計画される


Robin “self” Monks によると: “Mozilla Bug-A-Thon が、今週金曜日(9月9日)に開催される。開始は大西洋標準時で午後 1:30(太平洋標準時では午前9:30、日本時間では9月10日(土)の午後2:30)だ。焦点は、今月末にリリースが計画されている Firefox 1.5 の未確認バグの一群である。

“誰でも irc.mozilla.org の #bugs チャンネルに参加可能だ。我々はチャンネルに、あなたが持つかもしれない疑問やに答えたり、QA を開始するのを助けたりするサポート要員をチャンネルに用意している。

“FF 1.5 のリリースの支援を表明する良い方法とはなんだろう?それはあなたをこのバグアスロンで見かけることだ!”

[ 原文 / 2005年9月8日(水) ]