Thunderbird 138.0.2 がリリースされた
MZLA Technologies は米国時間 2025 年 5 月 20 日、バージョン 138.0.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 138.0.2 をリリースした。
通常リリース版だけでなく、延長サポート版 (ESR) も 128.10.2esr がリリースされている。
修正点
- 修正
- UNC パス上のプロファイルのメッセージを閲覧できない問題を修正 (詳細は MozillaZine.jp フォーラムのトピック を参照されたい)
- 修正
- フォルダーの最適化を行った後、独立したメッセージウインドウ・タブが反応しなくなる問題を修正
- 修正
- 特定の動作を保留した状態でフォルダーの最適化の最適化を行うと不要な警告が表示される問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 2 件、重要度区分において 最高 2 件が修正されている。
- CVE-2025-4918
- Out-of-bounds access when resolving Promise objects
- CVE-2025-4919
- Out-of-bounds access when optimizing linear sums
その他、Thunderbird 138.0.2 についての一般的な情報は Thunderbird 138.0.2 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 138.0.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 138 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- MZLA Technologies
- リリースノート:
- 138.0.2, 128.10.2esr
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2025-41 (138.0.2), MFSA 2025-40 (128.10.2esr)