Thunderbird 102.3.1 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2022 年 9 月 28 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 102.3.1 をリリースした。
Thunderbird 102.3.1 は Firefox ESR 102.3 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 102.3 相当となっている。
- 変更
- メッセージ作成ウインドウの暗号化オプションに、既に設定されている暗号化技術のみが表示されるようになった
- 変更
- アドレス帳リストの最下部の行に、現在選択されている連絡先の数が表示されるようになった
- 修正
- パスワードプロンプトに POP サーバーのホスト名が表示されない問題を修正
- 修正
- 連絡先サイドバーのコンテキストメニューに
連絡先を編集
が表示されない問題を修正 - 修正
- アドレス帳リストに表示されない文字があり、結果として読めなくなっている問題を修正
- 修正
- Windows 7: ダークテーマで、アラームのメニューアイテムが読めない問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 4 件、重要度区分において 高 3 件、中 1 件が修正されている。
- CVE-2022-39249
- Matrix SDK bundled with Thunderbird vulnerable to an impersonation attack by malicious server administrators
- CVE-2022-39250
- Matrix SDK bundled with Thunderbird vulnerable to a device verification attack
- CVE-2022-39251
- Matrix SDK bundled with Thunderbird vulnerable to an impersonation attack
- CVE-2022-39236
- Matrix SDK bundled with Thunderbird vulnerable to a data corruption issue
Thunderbird 102.3.1 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 102.3.1 についての一般的な情報は Thunderbird 102.3.1 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 102.3.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 78 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 102.3.1 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2022-43
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
2022/10/10 - 11:12:24 -
Mac版 Thunderbird 102.3.1 で不具合
自動アップデートで、102.3.1に変わった後、「アカウント xxxxx@xxxxx.comは処理中です。受信処理が終了するまでしばらくお待ちください。」と出て受信不能に。その間送信はできる。
色々調べたが原因がわからず、更に上の「102.3.2」がリリースされていることに気付き、再アップデートしたら治りました。