Thunderbird 91.12.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2022 年 7 月 26 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 91.12.0 をリリースした。
Thunderbird 91.12.0 は Firefox ESR 91.12 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 91.12 相当となっている。
Thunderbird 91.12.0 での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 変更
- Google Talk のチャットアカウントのサポートを終了
- 修正
- マスターパスワードの入力ダイアログが開かれたままの状態だと OpenPGP 署名が破損する問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 2 件、重要度区分において 中 2 件が修正されている。
- CVE-2022-36319
- Mouse Position spoofing with CSS transforms
- CVE-2022-36318
- Directory indexes for bundled resources reflected URL parameters
Thunderbird 91.12.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 91.12.0 についての一般的な情報は Thunderbird 91.12.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 91.12.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 78 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 91.12.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2022-31
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes in 91.12.0 (英語)