Thunderbird 102.0.3 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2022 年 7 月 20 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 102.0.3 をリリースした。
Thunderbird 102.0.3 は Firefox ESR 102.0 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 102.0 相当となっている。
- 変更
- Google Talk のチャットアカウントのサポートを終了
- 修正
- Windows 11: Thunderbird の起動時にクラッシュする問題を修正
- 修正
- フォルダーの最適化を行うと、新たにダウンロードされたメッセージにアクセスできない問題を修正
- 修正
- 統合フォルダー上でメッセージにスターを付けてもスレッドペインに反映されない問題を修正
- 修正
- S/MIME を設定しているとメッセージ作成ウインドウのフィールドに入力されない問題を修正
- 修正
- 非テキストの添付ファイルに誤って “charset=windows-1250” MIME ヘッダーが付与される問題を修正
- 修正
- メッセージを添付ファイルとして送信すると誤って “X-Mozilla-Cloud-Part” ヘッダーが付与される問題を修正
- 修正
- プロファイルのインポートにおいて、アドレス帳のインポート/エクスポートのサポートを改善
- 修正
- IMAP の安定性を改善
- 修正
- NNTP アカウントに対してオフラインキャッシュが機能しない問題を修正
- 修正
- S/MIME でのメッセージ署名に失敗する問題を修正
- 修正
- UI を改善
Thunderbird 102.0.3 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 102.0.3 についての一般的な情報は Thunderbird 102.0.3 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 102.0.3 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 78 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 102.0.3 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)