SeaMonkey 2.48 がリリースされた
Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している The SeaMonkey® Project は米国時間 2017 年 7 月 31 日、安定性及びセキュリティ問題を修正を含む SeaMonkey のメジャーアップデート版である SeaMonkey 2.48 をリリースした。
SeaMonkey 2.48 は Firefox 51.0.3 と同じレンダリングエンジン Gecko 51 を搭載しており、バックエンドも Firefox 51/Thunderbird 51 Beta 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。
ビルド上の問題により Chatzilla、DOM Inspector、Lightning は同梱されていないため、それぞれ AMO からダウンロードする必要がある。
新機能及び改良点
- SeaMonkey
- 既定の検索エンジンを設定できない問題を修正 (bug 1265881)
- SeaMonkey
- “about:support” から表示されるトラブルシューティング情報のレイアウトの改善
- SeaMonkey
- ベラルーシ語 (be)、カタルーニャ語 (ca)、フィンランド語 (fi)、ガリシア語 (gl)、ノルウェー語 (nb-No)、トルコ語 (tr)、ウクライナ語 (uk) の言語版のサポート終了 (SeaMonkey 向けの言語リソースの更新が行われていないため)
セキュリティ修正
本項執筆時点で、新機能および改良点の詳細は公開されていないが、 Firefox 51.0.3 相当のセキュリティ修正が行われている。
SeaMonkey 2.48 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 19 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。既存の SeaMonkey ユーザへの自動アップデート経由での通知および手動でのアップデートは提供されていないため、インストーラをダウンロードし既存のバージョンに上書きインストールする必要がある。
- ダウンロード:
- SeaMonkey 2.48
- リリースノート:
- Release notes