Thunderbird 38.4.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2015 年 11 月 23 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 38.4.0 をリリースした。
Thunderbird 38.4.0 での改良点、セキュリティ修正は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- maildir 形式のフォルダから mbox 形式のフォルダへ複数のメッセージを移動する際に失敗する問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において 最高 3 件、高 4 件、中 1 件が修正されている。
- MFSA 2015-133
- NSS と NSPR のメモリ破壊問題
- MFSA 2015-132
- ワーカーを通じた混在コンテンツ WebSocket ポリシーの回避
- MFSA 2015-131
- コード監査を通じて発見された一連の脆弱性
- MFSA 2015-128
- ZIP ファイルを通じた libjar におけるメモリ破壊
- MFSA 2015-127
- 非標準 Content-Type ヘッダ受信時の CORS プリフライト回避
- MFSA 2015-123
- Canvas における画像操作時のバッファオーバーフロー
- MFSA 2015-122
- IP アドレスホスト名末尾の空白文字による同一配信元ポリシー回避
- MFSA 2015-116
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:42.0 / rv:38.4)
Thunderbird 38.4.0 で修正された全ての問題は bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 38.4.0 についての一般的な情報は Thunderbird 38.4.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 38.4.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.4.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.4.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 38.4.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 38.4 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)