Thunderbird 31.3 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2014 年 12 月 1 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 31.3.0 をリリースした。
Thunderbird 31.3.0 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- アドレスリストの編集中に、LDAP の自動補完が終了し空白のエントリーができることがある不具合を修正 (Bug 1045753)
- 修正
- チャンネルから離れる際に、チャンネルの参加者が表示から削除されない不具合を修正
- 修正
- 標準のクライアントを設定するダイアログ中の「統合をスキップ」を認識しない不具合を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 6 件、重要度区分において 最高 3 件、高 2 件、中 1 件が修正されている。
- MFSA 2014-90
- OS X 10.10 上の Apple CoreGraphics フレームワークによって入力データが /tmp ディレクトリへ記録される
- MFSA 2014-89
- BasicThebesLayer から BasicContainerLayer への問題あるキャスト
- MFSA 2014-88
- メディアコンテンツ解析中のバッファオーバーフロー
- MFSA 2014-87
- HTML5 解析中の解放後使用
- MFSA 2014-85
- 一部の入力ストリームによる XMLHttpRequest のクラッシュ
- MFSA 2014-83
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:34.0 / rv:31.3)
Thunderbird 31.3.0 で修正された全ての問題は bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 31.3.0 についての一般的な情報は Thunderbird 31.3.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 31.3.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 31.3.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 31.3.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 31.3.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 31.3.0 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)
2014/12/30 - 09:58:44 -
メールアドレス補完機能に不具合があるようです。
メールアドレスの一部の文字を入れるとリストが表示されますが、その中でメールアドレスを選択しても、Enterキーを押す(次のメールアドレス入力欄を表示させるため)と、なぜかリストの先頭のメールアドレスが入力されてしまいます。
また、不具合と言うほどではないけれども不便な点があります。
アドレスの先頭のアルファベットを入れると、途中にそのアルファベットが含まれるメールアドレスまで拾ってきて、リストに表示されるものが多くなって使いにくいです。