Thunderbird 3.1.20 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2012 年 3 月 13 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 3.1.20 をリリースした。
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 5 件、重要度区分において最高 4 件、中 1 件が修正されている。
- MFSA 2012-19
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:11.0/ rv:10.0.3 / rv:1.9.2.28)
- MFSA 2012-16
- JavaScript URL をホームページとして設定することによる特権昇格
- MFSA 2012-14
- Address Sanitizer によって発見された SVG の問題
- MFSA 2012-13
- ドラッグ&ドロップと JavaScript URL による XSS
- MFSA 2011-55
- nsSVGValue の領域外アクセス
Thunderbird 3.1.20 で修正された全ての問題は Bugzilla@Mozilla – Bug List (英語) を、Thunderbird 3.1.20 についての一般的な情報は リリースノート を参照いただきたい。
Thunderbird 3.1.20 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Thunderbird 3.1.x は 2012 年 4 月 23 日を目処にサポート終了を予定しており、セキュリティアップデートの提供が行われなくなるため、Thunderbird 3.1 系を使用中のユーザはできる限り早い時期に最新バージョンである Thunderbird 11 への移行をお勧めする。
- ダウンロード:
- Thunderbird 旧バージョンのダウンロード
- リリースノート:
- Thunderbird 3.1.20 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 3.1.20 で修正済み
- Thunderbird 3.1.20 で修正されたバグ:
- Bugzilla@Mozilla – Bug List (英語)
- 旧バージョン向けアップデートについて:
- Firefox/Thunderbird 延長サポート版の提供が決定しました