Thunderbird 2.0.0.24 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2010 年 3 月 16 日、安定性及びセキュリティ向上の継続的プロセスの一環である Thunderbird 2.0.0.24 をリリースした。
前バージョンより約 7 ヶ月ぶりのアップデートでは、重要度区分において最高 3 件、 高 1 件、低 1 件の合計 5 件のセキュリティ問題が修正されている。
- MFSA 2010-07 潜在的に悪用可能なクラッシュ修正の旧版ブランチへの移植
- MFSA 2009-68 NTLM リフレクション脆弱性
- MFSA 2009-62 RTL 文字によるダウンロードファイル名の偽装
- MFSA 2009-59 文字列数値変換によって発生するヒープバッファオーバーフロー
- MFSA 2009-49 ツリー列のダングリングポインタ脆弱性
Thunderbird 2.0.0.24 での改善や既知の問題などの一般的な情報は Thunderbird 2.0.0.24 リリースノート を、修正されたセキュリティ問題については Thunderbird 2.0 セキュリティアドバイザリを参照されたい。
Thunderbird 2.0.0.24 は、Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 2 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することもできる。
なお、Thunderbird 2.0.0.24 は Thunderbird 2.0.0.x の最終版であり、セキュリティ更新は 2010 年 6 月まで提供される予定であることから、Mozilla では Thunderbird の最新版である Thunderbird 3 への移行を勧めている。
- ダウンロード:
- Thunderbird 旧バージョンのダウンロード
- リリースノート:
- Thunderbird 2.0.0.24 リリースノート
- 修正された問題:
- Thunderbird 2.0 セキュリティアドバイザリ
- 潜在的に悪用可能なクラッシュ修正の旧版ブランチへの移植
- MFSA 2009-68
- NTLM リフレクション脆弱性
- MFSA 2009-62
- RTL 文字によるダウンロードファイル名の偽装
- MFSA 2009-59
- 文字列数値 変換によって発生するヒープバッファオーバーフロー
- MFSA 2009-49
- ツリー列の ダングリングポインタ脆弱性