Java Embedding Plugin が Mac 版 Mozilla Firefox と Camino に搭載
Mozilla Firefox 1.5 と将来の Camino は共に Java Embedding Plugin が組み込まれ、Mac OS X ユーザは Java アプレットを最新の Java 1.4 または 5.0 バージョン(紛らわしいことに、Java 5.0 は Java 1.5 とも呼ばれる)で実行できるようになる。Mac OS X での Java の動作方法の変更により、現在の Firefox と Camino のエンドユーザ向けリリースは Java 1.3.1 より新しいバージョンを使うことができない。
Apple は Java を作った Sun Microsystems からのライセンスを受けて、自身の Java ソフトウェアをリリースしている。初期の Apple Java リリースはブラウザが Java を利用するための API を提供していたが、この API は最近の 1.4 と 5.0 バージョンで変更され、Apple の Safari 以外のブラウザでは最新の Java ソフトウェアを利用することは実現不可能なこととなっていた。
個人の開発者 Steven Michaud は Safari 以外のブラウザが Java 1.4 と 5.0 を利用できるよう、Java Embedding Plugin を開発した。プラグインの最初の公開バージョンは昨年末、オープンソース MIT License の元でリリースされた。これが Firefox と Camino の将来のリリースに含まれることは、Mac OS X の Mozilla ユーザは追加のソフトウェアをダウンロードしたり設定したりすることなく、最新 Java テクノロジの利点を享受できることを意味する。
もし Java Embedding Plugin が利用できないなら、時代遅れの Apple Java ソフトウェア 1.3.1 の未解決のセキュリティバグにより、将来の Firefox と Camino は Java のサポート無しにリリースせざるを得ないことになるだろう。
Java Embedding Plugin Readme にはプラグインがどのように動作するかについて技術的な詳細が記されている。Bug 301076 が Camino への、bug 303161 が Firefox への Java Embedding Plugin の搭載について扱っている。
[ 原文 / 2005年8月29日(月) ]