Firefox 3.0.12 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2009 年 7 月 12 日、安定性及びセキュリティ向上の継続的プロセスの一環である Firefox 3.0.12 をリリースした。
このアップデートで修正されたセキュリティ関連は、重要度区分において 5 件の「最高」、1 件の「高」を含む 6 件の重要な修正が行われている。修正された問題は :
- MFSA 2009-40 同一生成元違反となる複数のラッパー回避
- MFSA 2009-39 setTimeout の XPCNativeWrapper 消失
- MFSA 2009-37 SVG 要素上で watch と __defineSetter__ を利用したクラッシュとリモートコード実行
- MFSA 2009-36 フォントグリフ描画ライブラリにおけるヒープ・整数オーバーフロー
- MFSA 2009-35 Flash Player プラグインのアンロード時に生じるクラッシュとリモートコード実行
- MFSA 2009-34 メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.9.1/1.9.0.12)
また 57 件にのぼる問題点への修正が行われており、この中には Firefox 3.0.11 が Windows XP 環境において Java plug-in にアクセスした際に時おり発生していたフリーズへの修正 (Bug 498132) や Mac OS X 上で特定の AppleScript が適切な情報を帰すことができない問題 (Bug 427448) などが含まれる。
Firefox 3.0.12 での改善や既知の問題などの一般的な情報については Firefox 3 リリースノート を、修正されたセキュリティ問題の詳細は Firefox 3.0 セキュリティアドバイザリ より、修正されたバグは Bugzilla@Mozilla Bug List (英語) から確認することができる。
Firefox 3.0.12 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Firefox 3.0.x ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。
なお、Firefox 3.0.x のセキュリティ更新は 2010 年 1 月までの提供と発表されている。Mozilla では Firefox の最新バージョンである Firefox 3.5.1 へのできる限り早急なアップデートを勧めている。
- ダウンロード :
- Firefox 旧バージョンのダウンロード
- リリースノート :
- Firefox 3 リリースノート
- Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ :
- Firefox 3.0 セキュリティアドバイザリ
- 修正されたバグ :
- Bug List (英語)
2009/07/22 - 12:01:31 -
Firefox 3.0.12がリリース
Firefox 3の最新版、3.0.12がリリースされました。
結構ヤバ目のセキュリティ関連の不具合が修正されています。
#最高ランクが5件、高ランクが1件
ほかにも57件もの修正も含まれてるとの…