Mozilla 1.7.11 が 1.7.10 のバグの再発を修正
Asa Dotzler は、Mozilla 1.7.11 がすぐにリリースされることをアナウンスした。これは 先週公開された Mozilla 1.7.10 に発見された2つの主要なバグに基づくものである。この二つのバグは、ともにバグの再発であり、Mail amp; Newsgroups の使いやすいさに影響するものであり、Mozilla 1.7.8 には存在しなかった。また、セキュリティの危険性も存在しない。
最初の問題はスレッドペイン(メッセージのリスト)に起因するもので、異なったフォルダが選択されたときに、必ずしも更新されない(bug 300749) というもので、二つ目の問題は、時折カーソルキーがメッセージの編集ウィンドウで動作しなくなる (bug 301917)というものだ(これらのバグに必要のないコメントは追加しないでください)。このフォルダの変更のバグに関する修正は既になされ、カーソルキーに関するパッチは現在開発中である。完了ししだい、Mozilla Foundation は 1.7.11 を出来るだけ早く公開する予定だ。
これらのはっきりしたバグの再発は、Mozilla Foundation の品質評価のプロセスに疑問を投げかけるのは不可避である。複数のクオリティ評価のエンジニアはバグを徹底的に調査するために雇われているが、Mozilla Foundation は問題の報告をコミュニティのテスターに相当依存している。それぞれの新しいバージョンのリリース前には、どんな主要な問題も残っていないかどうかを確実にするためにリリース候補が作成される。今回の場合、二人の別々の人物によって 1.7.10 のリリース前にフォルダスイッチングの問題の再発は報告されていたようだが、それがリリースブロッキングの showstopper に認識されなかった。
バグの再発が Mozilla Foundation の速いアップデートの原因となったのはこれが始めてではない。先週、Mozilla Firefox 1.0.6 と Thunderbird 1.0.6 が、1.0.5 での API の変更が複数の拡張機能を壊す ことが発見された後に改めてリリースされることになった。
[ 原文 / 2005年7月26日(火)]