Thunderbird 128.2.2 ESR がリリースされた
Mozilla は米国時間 2024 年 9 月 18 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 128.2.2esr をリリースした。
Thunderbird 128.2.2esr は Firefox ESR 128.2 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 128.2 相当となっている。
Thunderbird 128.2.2esr は、Thunderbird 115 系列およびそれ以前からの自動アップグレードは行われない。今後リリースされるバージョンにおいて、自動アップグレードが行われる予定である。
Thunderbird 128.2.2esr での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- アカウントセットアップが、OAuth2 の粒度の細かいパーミッションをサポート
- 修正
- OWL アドオンとともに開封確認を使用しているとクラッシュする問題を修正
- 修正
- メールサーバーのホスト名が不正な場合、フォルダーペインが空で表示される問題を修正
- 修正
- 一部のユーザーが Microsoft 365 にログインできない問題を修正
- 修正
- アカウント設定において、XMPP アカウントに対して Matrix のエンドーツーエンド暗号化タブが表示される問題を修正
- 修正
- XMPP を使用するチャットルームから退室したときに参加者とメッセージが追加されない問題を修正
- 修正
- 外観と UX の改善
Thunderbird 128.2.2esr で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 128.2.2esr についての一般的な情報は Thunderbird 128.2.2esr リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 128.2.2esr は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 128 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 128.2.2esr リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)