Thunderbird 128.2.1 ESR がリリースされた
Mozilla は米国時間 2024 年 9 月 16 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 128.2.1esr をリリースした。
Thunderbird 128.2.1esr は Firefox ESR 128.2 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 128.2 相当となっている。
Thunderbird 128.2.1esr は、Thunderbird 115 系列およびそれ以前からの自動アップグレードは行われない。今後リリースされるバージョンにおいて、自動アップグレードが行われる予定である。
Thunderbird 128.2.1esr での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- ‘mailto:’ リンクを含む子要素をクリックするとメッセージウインドウがフリーズする問題を修正
- 修正
- 統合フォルダーと仮想フォルダーの間で “グループ化” のステータスが保持されない問題を修正
- 修正
- ローカルフォルダーの修復を行うと、フォルダー内のメッセージが一時的に見えなくなる問題を修正
- 修正
- IMAP フォルダーの修復を行うと合計メッセージ数および未読メッセージ数が誤った値となる問題を修正
- 修正
- クイックフィルターによって、スレッド表示の並べ替え順が受信日時の昇順にリセットされる問題を修正
- 修正
- SMTP サーバーの表示名が誤って日付として整形される問題を修正
- 修正
- 特定の環境で SeaMonkey からのプロファイルのインポートが機能しない問題を修正
- 修正
- カレンダー: 予定のフィルターで過去のあるいはすべての予定を検索対象にできない問題を修正
- 修正
- カレンダー: Thunderbird がオフラインの場合、カレンダーの更新がキャッシュに追加されない問題を修正
- 修正
- 外観と UX の改善
Thunderbird 128.2.1esr で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 128.2.1esr についての一般的な情報は Thunderbird 128.2.1esr リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 128.2.1esr は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 128 のユーザーには自動アップデート経由で通知されるほか、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 128.2.1esr リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)