Thunderbird 102.0.2 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2022 年 7 月 12 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 102.0.2 をリリースした。
Thunderbird 102.0.2 は Firefox ESR 102.0 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 102.0 相当となっている。
- 変更
- チャットメッセージをクリックしても既定のアクションが実行されないようになった
- 修正
- “ファイル” メニューにスペースツールバーが被さってしまう問題を修正
- 修正
- クリックするまで、新着メッセージのあるサブフォルダーがハイライト表示されない問題を修正
- 修正
- メッセージ一覧において、添付ファイルを示すクリップアイコンが表示されない問題を修正
- 修正
- マスターパスワードの入力ダイアログが開かれたままの状態だと OpenPGP 署名が破損する問題を修正
- 修正
- 添付ファイル年転送された非 ASCII 文字を含むメッセージが文字化けする問題を修正
- 修正
- SeaMonkey および Outlook からのインポートが第 2 ステップで失敗する問題を修正
- 修正
- POP サーバー上のメッセージの削除に失敗することがある問題を修正
- 修正
- NNTP アカウントに対してオフラインキャッシュが機能しない問題を修正
- 修正
- ニュースメッセージがプレビューペインに表示されない問題を修正
- 修正
- “新規メッセージとして作成” を使用すると宛先が入力されない問題を修正
- 修正
- 連絡先の組織の 1 文字目しか表示されないことがある問題を修正
- 修正
- 連絡先をダブルクリックしても編集モードに入らない問題を修正
- 修正
- CardDAV 形式の連絡先のいくつかのフィールドの内容にバックスラッシュが追加されて表示される問題を修正
- 修正
- 会話が選択されていない状態だと、チャットメッセージの保留状態が更新されない問題を修正
- 修正
- UI を改善
Thunderbird 102.0.2 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 102.0.2 についての一般的な情報は Thunderbird 102.0.2 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 102.0.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 78 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 102.0.2 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)