Rafael Ebron が Mozilla Update の新しい代表者に
Scott Kveton は Rafael Ebron が今回 Mozilla Update プロジェクト代表となったとアナウンスした。Rafael は Mozilla Update (現在のドメイン名にちなんで addons.mozilla.org と呼ばれ、その過去のドメイン名にちなみ update.mozilla.org もしくは UMO とも呼ばれる) のために従事する余裕がないと感じている Scott の代わりに自分自身の立場を置き換え、プロジェクトを担った。Scott は Oregon State University Open Source Lab のアソシエイトディレクターで、 Mozilla Update や Spread Firefox などの複数の Mozilla サーバをホスティングしている。Open Source Lab は MozillaZine もホスティングしている。
昨年から、 Rafael は Mozilla Foundation で製品マーケティングマネージャとしてフルタイムで働いている。かつては、彼は Netscape で働いており、Netscape SmartUpdate のプロダクトマネージャとして一時的に働いていた。Smart Update は Netscape リリースとその他のインターネットソフトウェアをダウンロードするシステムだ。彼は rebron.org でブログを書いている。
Rafael は、次のようなことに基づいた約束をしている。長い間 Mozilla Update の貢献者である Alan J Starr の Mozilla Update の開発の進捗があまりにも遅すぎるということと、完全なサイトの一新計画である、Mozilla Update 2.0 の計画についての十分な詳細がない という懸念に対するものだ。
過去数ヶ月に、Mozilla Update を巡る様々な騒動があった。12月に、Mozilla Update のモジュールオーナーである PsychoticWolf が、新しいサイトをオンラインにした。しかし、いくつかのセキュリティに関するバグが緊急に見つかり、Mozilla Foundation はサイトを凍結した。これは、どんな新しいテーマや拡張も追加されないということを意味している。一月には、PsychoticWolf はMozilla Update をやめ、Mozilla Foundation の物事の進め方に批判的な意見を述べた。この時点では、Scott はMozilla Update を運用するサポート役に回っていた。セキュリティの改善と、Mozilla Update 2.0 の開発を約束してのものだった。5月には、addons.mozilla.org のセキュリティ調査が終了し、改善された Mozilla Update が立ち上げられた。そしてそのすぐ後に、数ヶ月にわたる凍結は解除された。この現在使用中のバージョンは、Mozilla Update v1.0 として知られている。
Mozilla Update に関する詳細は、 Mozilla Wiki に掲載されているが、いくらかの情報はかなり古い物となっているようだ。
[ 原文 / 2005年7月15日(金)]