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Thunderbird 91.7.0 がリリースされた


Thunderbird

Mozilla は米国時間 2022 年 3 月 8 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 91.7.0 をリリースした。

Thunderbird 91.7.0 は Firefox ESR 91.7 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 91.7 相当となっている。

Thunderbird 91.7.0 での新機能や改良点は次のとおり。

新機能及び改良点

変更
メッセージ中に 1 つだけあるべきヘッダーが複数ある場合、最初に現れたものを使用するようになった
修正
オートコンプリートの誤動作により、ペーストしたメールアドレスが連絡先の最初のアドレスに変換されてしまう問題を修正
修正
拡張子が MIME タイプに登録されていない添付ファイルを開くことができない問題を修正
修正
設定タブにおいてコピー/カット/ペーストの動作が機能しない問題を修正
修正
メッセージヘッダーの表示に関するスクリーンリーダーのサポートを改善

セキュリティ修正

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 5 件、重要度区分において 4 件、 1 件が修正されている。

CVE-2022-26383
Browser window spoof using fullscreen mode
CVE-2022-26384
iframe allow-scripts sandbox bypass
CVE-2022-26387
Time-of-check time-of-use bug when verifying add-on signatures
CVE-2022-26381
Use-after-free in text reflows
CVE-2022-26386
Temporary files downloaded to /tmp and accessible by other local users


Thunderbird 91.7.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。

その他、Thunderbird 91.7.0 についての一般的な情報は Thunderbird 91.7.0 リリースノート を参照いただきたい。

アップデート及びシステム要件

Thunderbird 91.7.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 78 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。

ダウンロード:
Mozilla
リリースノート:
Thunderbird 91.7.0 リリースノート
セキュリティアドバイザリ:
MFSA 2022-12
修正されたバグ:
Bug Fixes in 91.7.0 (英語)

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