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Firefox Developers Conference 2008 が開催された


2008 年 11 月 16 日、Mozilla Japan 主催の「Firefox Developers Conference 2008 ~次世代 Web とプラットフォーム~」が開催された。

3 回目となる DevCon であるが、今回は副題にあるとおり Web プラットフォーム、ユーザエクスペリエンスを主題として取り上げ、将来の Web について議論している。

基調講演では、Mozilla Corporation モバイル担当バイスプレジデントである Jay Sullivan 氏によって Fennec が紹介された。先月アルファ版がリリースされた Fennec であるが、Firefox と同等のフルブラウジングを確保しつつ、モバイルに適応したユーザインターフェイスの実現に取り組んでいる。講演中にモバイル担当技術責任者の Christian Sejersen 氏によるデモンストレーションが行なわれたが、残念ながら実機ではなく PC 上であった。そのためか、休憩時間には多くの人が実機でのデモンストレーションに見入っていた。日本のキャリアとも対話は持っており、キャリア側も将来的には cHTML からの移行を考えているそうだが、それには時間がかかるだろうとも述べていた。

続いて Mozilla LabsAza Raskin 氏による Ubiquity の紹介が行われた。Firefox はアドオンによって機能を拡張できることが売りの一つであるが、機能の追加に伴ってボタンなどが増えていきユーザインターフェイスがわかりにくいものになってしまうという弊害がある。それを解消するのが Ubiquity である。Ubiquity は Firefox にコマンドラインインターフェイスを追加する拡張機能であり、コマンド一つで検索を行ったり、翻訳したりすることが可能である。しかしながら、グラフィカルユーザインターフェイスに慣れたユーザにとっては使いこなすのが難しいのではないかというのが筆者の感想である。

午後は 2 つの会場で並行してセッションが開かれた。<audio> や <video> など現在策定中の HTML5の新機能の紹介、Firefox 3.1 の新機能、技術の紹介といったホットな話題と並んで、PC やモバイルとは一線を画した組み込み Web ブラウザにおける Mozilla の可能性、近未来の Web ブラウザの展望など、新しい視点からのセッションが印象的であった。意外なことに、組み込み系では Mozilla Suite の時代から搭載が検討されてきたそうだ。しかし残念なことに、メモリの消費量の問題や JavaScript が正しく動作しなかったことから見送られてきた経緯があるとのこと。またカーナビなどへの搭載も検討されているが、操作制限や走行地の法令に合わせて挙動を変化させる必要があることから、一般的なブラウザを採用することは難しいようだ。

懇親会では抽選会が催され、T シャツやバッグ、さらにはフォクすけぬいぐるみが贈呈された。

Firefox 全般を扱った 2006 年、拡張機能に特化した 2007 年に続き、今年はユーザインターフェイスやユーザエクスペリエンスという新しい切り口で開催された Firefox Developers Conference。次回のテーマが楽しみである。

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