Thunderbird 78.3.2 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2020 年 10 月 7 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 78.3.2 をリリースした。
Thunderbird 78.3.2 での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 変更
- オプションタブを開いたときに自動更新が実行されないようになった
- 修正
- OpenPGP: 副鍵による署名・暗号化のサポートを改善
- 修正
- OpenPGP: 国際文字を含む暗号化されたメッセージが正しく表示されないことがある問題を修正
- 修正
- マウスの中ボタンのシングルクリックで宛先を削除する機能を復帰
- 修正
- アドレス帳のリストの検索結果が表示されない問題を修正
- 修正
- 高コントラスト環境において、Windows インストーラーのウインドウが読めない問題を修正
- 修正
- ダークモード、高コントラスト環境、Windows テーマの修正
既知の問題
- 未解決
- 起動時にメッセージ一覧にフォーカスしない
Thunderbird 78.3.2 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 78.3.2 についての一般的な情報は Thunderbird 78.3.2 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 78.3.2 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 68 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 78.3.2 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 78.3.2 システム要件 を参照されたい。Firefox 78 と同様 Linux における最低システム要件が変更されており、GNU libc 2.17, libstdc++ 4.8.1, GTK+ 3.14 以降が必要となる (バージョン 68 までは GNU libc 2.17, libstdc++ 4.7 以降であった)。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 78.3.2 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)