Thunderbird 68.11 がリリースされた
Thunderbird コミュニティは米国時間 2020 年 7 月 30 日、新機能の追加及び安定性の問題を修正した Thunderbird のマイナーアップデート版である Thunderbird 68.11.0 をリリースした。
Thunderbird 68.11.0 は Firefox 68 と同じレンダリングエンジンを搭載しており、バックエンドも Firefox ESR 68.11 相当となっている。
Thunderbird 68.11.0 での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- ネットワークドライブからのドラッグ & ドロップによって FileLink として添付ファイルを追加すると、リンクとファイルとして追加される問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 4 件、重要度区分において 高 3 件、中 1 件が修正されている。
- CVE-2020-15652
- Potential leak of redirect targets when loading scripts in a worker
- CVE-2020-6514
- WebRTC data channel leaks internal address to peer
- CVE-2020-6463
- Use-after-free in ANGLE gl::Texture::onUnbindAsSamplerTexture
- CVE-2020-15659
- Memory safety bugs fixed in Thunderbird 68.11
Thunderbird 68.11.0 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 68.11.0 についての一般的な情報は Thunderbird 68.11.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 68.11.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 60 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 68.11.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 68.11.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- thunderbird.net
- リリースノート:
- Thunderbird 68.11.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2020-35
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)