Thunderbird 68.3.1 がリリースされた
Thunderbird コミュニティは米国時間 2019 年 12 月 16 日、バージョン 68.3.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 68.3.1 をリリースした。
Thunderbird 68.3.1 では、Thunderbird 60 からの自動アップグレードが行われる。カレンダーアドオンである Lightning をインストールしている場合、こちらも新しい Thunderbird に適合したバージョンへの自動アップデートが行われる。 Lightning に関して問題が発生した場合には、トラブルシューティング記事 を参照されたい。
Thunderbird 68.3.1 での新機能や改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 変更
- ダークテーマにおいて、未読メッセージが青色に表示されなくなった (タグ付けされたメッセージとの区別のため)
- 変更
- アカウントのセットアップにおいて、サーバーに依存することなくクライアントサイドの DNS MX ルックアップが利用されるようになった
- 修正
- 特定の環境で LDAP でのアドレス帳検索がクラッシュする問題を修正
- 修正
- 特定の環境で「戻る」「進む」ボタンでのナビゲーションが機能しない問題を修正
- 修正
- WebExtension ツールバー上のアイコンが小さすぎる問題を修正
- 修正
- カレンダー: 今日が期限のタスクが太字で表示されない問題を修正
- 修正
- カレンダー: 長期の予定の終了日が表示されない問題を修正
既知の問題
- 未解決
- バージョン 60 から 68 にアップグレードのプロセス中に、アドオンが自動的にアップデートされない。アドオンの更新を確認するとアップデートされる。アドオンマネージャーあるいは addons.thunderbird.net からバージョン 68 に適合するバージョンのアドオンを再インストールすることはもちろん可能である
Thunderbird 68.3.1 で修正された全ての問題は Mozilla.org bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 68.3.1 についての一般的な情報は Thunderbird 68.3.1 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 68.3.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 60 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 68.3.1 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 68.3.1 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- thunderbird.net
- リリースノート:
- Thunderbird 68.3.1 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)