Firefox 67.0.1 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2019 年 6 月 4 日、Firefox 67.0.1 をリリースした。Firefox for Android 67.0 および Firefox ESR 60.7.0 はこの問題の影響を受けない。
本リリースでは、Mozilla プロダクトによるプライバシー保護を最大化する Join Firefox への案内が行われている。
- 新機能
- 本リリースでは、ユーザーに Mozilla のプロダクトおよびサービス群を紹介するためのウェブページおよびブラウザ機能が追加されている。これらのプロダクトおよびサービス群により、プライバシー保護が強化される。これらの新機能は、現時点では英語版 (en-US, en-GB, en-CA)、フランス語版 (fr) およびドイツ語版 (de) のユーザーに提供される。他の言語版のユーザーには今後数週間のうちに提供が開始される予定である。
- これらの新機能に付随し、Firefox アカウントの登録 に際してテスト機能のオプトインが求められることがある。
- 新機能
- 新規ユーザー向けに、より強固なプライバシー保護を提供する Enhanced Tracking Protection (ETP) が既定の設定となる。Enhanced Tracking Protection では、Disconnect list に掲載されているサードパーティトラッカー Cookie が自動的にブロックされる。プライバシーウインドウでのトラッキングのブロックも引き続き提供される。
- 既存のユーザー向けには、今後数か月のうちに ETP が提供される。オプションの「プライバシーとセキュリティ」セクションのコンテンツブロッキングから、Cookie の設定を「サードパーティトラッカー」とすることで、すぐに ETP を 有効にする ことが可能だ。
- 新機能
- 多くの Mozilla プロダクトおよびサービス群 が利用可能となった。Firefox ブラウザおよび Firefox アカウントと組み合わせることで、オンライン上のプライバシーおよびセキュリティを向上させると同時に、利便性も向上する。
- Facebook Container バージョン 2.0 では、Facebook が「いいね」「シェア」「コメント」が設置されている外部のウェブサイトの訪問状況をトラッキングすることを防止する。
- Firefox Lockwise (かつての Lockbox) では、名称と外観を一新し、完全なクロスプラットフォームを実現した。Android 版、iOS 版 に加え、デスクトップ版拡張機能 が利用可能となり、Firefox アカウントにログインしていればデバイスをまたいで パスワードの共有が可能となった。
- Firefox Monitor バージョン 2.0 では、複数のメールアドレスの監視が可能となり、既知の情報漏えいに該当する場合にアラートを受信できるようになった。ダッシュボードでは、メールアドレスが該当する漏えいの総数を確認できるようになった。
- Firefox Send では、1 GB までのファイルをエンドツーエンドで暗号化して送信することができる。送信のためのリンクは自動的に利用不能となる。Firefox アカウントのユーザーであれば、ファイルサイズの制限が 2.5 GB となり、ダウンロードの期限や回数も制御可能となるだけでなく、パスワードでの保護も可能となる。
Firefox 67.0.1 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。
Firefox 67.0.1 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Firefox 67.0.1 リリースノート
- 修正されたバグ:
- Complete list of changes in the Firefox 67.0.1 (英語)