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Firefox 3 のダウンロード数でギネス新記録を樹立


Mozilla は米国時間 2008 年 7 月 2 日、Firefox 3.0 の正式リリースから 24 時間内のダウンロード数が、「24 時間で最も多くダウンロードされたソフトウェア」としてギネス世界記録と認定されたことを発表した。

Firefox 3.0 のリリースに合わせて行われた、Download Day のギネスへの挑戦は、開始直後のサーバーアクシデントという問題はあったものの、24 時間経過時点で 8,002,530 のダウンロード件数を記録、イベントを終了後の現在も順調なダウンロードが続いている。

Spread Firefox では Download Day に登録したメンバーに向けて Download Day 2008 参加証明書を発行している。
Download Day 2008 に登録済みの方は既に通知メールを受け取られていることと思う。そのメール内の 参加証明書 リンクをクリックするか Spread Firefox サイトにアクセスして、証明書をダウンロードされると良いだろう。

余談ではあるが、Spread Firefox から届いた「ギネス世界記録達成!」の通知メールには、“ダウンロード総数は 8,002,530,000,000 回を突破しました。”と書かれている。桁数が多過ぎて一瞬判断できなかったのだが、ダウンロード数は 8 兆回?
このメール内容に関しては MozillaZine.jp 雑談フォーラムの Download Day のダウンロード数は 8兆回!? で話題になっている。

本稿執筆時点で Spread Firefox より確認したダウンロード数は 3,171 万回を超えている。
この中には、これまで Firefox を使用していなかったユーザも多く含まれていると思う。現に筆者の周りを見渡しても、OS が標準で用意しているブラウザがインターネットを閲覧するソフトウェアだと認識していた人が多いが、Firefox 3 のニュースを知って試してみたという話を聞く。こういった人たちの反応は概ね好意的である。これは Mozilla にとって、Firefox 3 のリリースによって得られた最も価値のある事実ではないだろうか。

反面、Mozilla は難しい課題を背負ったことにもなる。
Firefox を熱心に支持するファンであれば、Mozilla が提供するアピールや新機能についての情報を収集しているだろう。仮に不具合があったとしても対処する方法は心得ているだろうし、オープンソフトウェアを利用することに対してはユーザの積極性が求められてきた。これまではこういった層を増やすことで良かったのかもしれないが、一般ユーザを獲得する上ではそうはいかない。
トラブルに出会った一般のユーザが求めるのは問題への素早い解決だろうし、問題がなぜ起きるのかへの説明だと思う。Firefox 3 のリリースに合わせて Firefox サポート もリニューアルされたが、ユーザが求めるものはリアルタイムな回答であろう。
こういった部分を充実することが継続的な一般ユーザを獲得する方法ではないかと、筆者は考える。

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Mozilla Japan プレスルーム: Mozilla、Firefox 3 のダウンロード数でギネス新記録を樹立
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