Firefox 59.0.2、Firefox for Android 59.0.2 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2018 年 3 月 26 日、デスクトップ版バージョン 59.0.1 および Android 版バージョン 59.0.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Firefox 59.0.2 および Firefox for Android 59.0.2 をリリースした。同じセキュリティ脆弱性を修正した ESR 52.7.3 もリリースされている。
デスクトップ版
- 修正
- ハードウェアアクセラレーションを有効にするとページが正しくレンダリングされないことがある問題を修正 (Bug 1435472)
- 修正
- Windows 7 上で、タッチスクリーンやアクセシビリティサービスを利用している特定のサードパーティー製デスクトップアプリケーションを使用していると、ブラウザーがクラッシュすることがある問題を修正 (StickyPassword, Windows 7 タッチスクリーンなど、Bug 1424505)
- 修正
- ブラウザーのキーボードショートカット (Ctrl+C でコピーなど) が、resistFingerprinting を有効にした状態でそれらのキーを使用するサイトで機能しない問題を修正 (Bug 1433592)
- 修正
- 特定の環境において、サードパーティー製のソフトウェアによって CPU およびメモリの使用量が激しく変動する問題を修正 (Bug 1446280)
- 修正
- 設定/オプション > ネットワークプロキシ > 接続設定 で「自動プロキシ設定スクリプト」を使用していると、「再読み込み」ボタンが無効化される問題を修正 (Bug 1445991)
- 修正
- URL フラグメント識別子によって Service Worker が応答しなくなる問題を修正 (Bug 1443850)
- 修正
- 印刷の終了間際にキャンセルしようとすると、断続的にクラッシュする問題を修正 (Bug 1441598)
- 修正
- DragonFly, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD において getUserMedia (audio) が機能しない問題を修正。この問題によりビデオチャットが機能しないあるいは常に無音となっていた (Bug 1444074)
Android 版
- 修正
- Firefox for Android のクラッシュ報告最上位の問題の修正 (Bug 1444549)
- 修正
- URL フラグメント識別子によって Service Worker が応答しなくなる問題を修正 (Bug 1443850)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 1 件、重要度区分において 高 1 件が修正されている。
- CVE-2018-5148
- Use-after-free in compositor
Firefox 59.0.2 についての一般的な情報はリリースノートを参照されたい。
Firefox 59.0.2 は Windows, Mac, Linux, Android 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、85 以上の言語に対応した各国語版は 次世代ブラウザ Firefox – 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。また、Windows、Mac OS X、Linux 版の既存の Firefox ユーザには自動アップデート経由で、Android 版 ユーザには Google Play ストア経由でアップデートが提供されるが、手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- デスクトップ版 59.0.2, Android 版 59.0.2, ESR 52.7.3
- リリースノート:
- デスクトップ版 59.0.2, Android 版 59.0.2, ESR 52.7.3
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2018-10
- 修正されたバグ:
- 59.0.2, ESR 52.7.3 (英語)