Thunderbird 52.6.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2018 年 1 月 25 日、Thunderbird 52.5.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 52.6.0 をリリースした。
Thunderbird 52.6.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- フィルター・クイックフィルターを含むローカルフォルダー内のメッセージ本文の検索が正常に機能しない問題を修正: base64 でエンコードされた部分のコンテンツが検出できない、 非 ASCII 文字が検出できないあるいは誤検出される
- 修正
- あるべきヘッダーが一つも存在しない欠陥のあるメッセージが IMAP フォルダー内に表示されず、モバイルデバイス上に表示されてしまう問題を修正
- 修正
- カレンダー: numlock が有効になっていると意図せずタスクを削除してしまう問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 32 件、重要度区分において 最高 1 件、高 8 件、中 1 件が修正されている。
- CVE-2018-5095
- Integer overflow in Skia library during edge builder allocation
- CVE-2018-5096
- Use-after-free while editing form elements
- CVE-2018-5097
- Use-after-free when source document is manipulated during XSLT
- CVE-2018-5098
- Use-after-free while manipulating form input elements
- CVE-2018-5099
- Use-after-free with widget listener
- CVE-2018-5102
- Use-after-free in HTML media elements
- CVE-2018-5103
- Use-after-free during mouse event handling
- CVE-2018-5104
- Use-after-free during font face manipulation
- CVE-2018-5117
- URL spoofing with right-to-left text aligned left-to-right
- CVE-2018-5089
- Memory safety bugs fixed in Firefox 58, Firefox ESR 52.6, and Thunderbird 52.6
Thunderbird 52.6.0 についての一般的な情報は Thunderbird 52.6.0 リリースノート を参照いただきたい。
Thunderbird 52.6.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 52.6.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2018-04
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)