Thunderbird 52.5.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2017 年 11 月 23 日、Thunderbird 52.4.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 52.5.0 をリリースした。
Thunderbird 52.5.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 新機能
- Charter/Spectrum IMAP 対応の改善: Charter の IMAP サービスを判別し、特別な
SELECT
コマンドをサーバーへ送信するようになった (末尾にforce_select
が付いた様々な設定値を参照することで、それらのサービスで自動判別が働いているかどうかを確認できる) - 修正
- 複数のベースフォルダーにまたがった検索フォルダー内でメッセージをクリックすると、別のメッセージが既読となってしまう場合がある問題を修正
- 修正
- 接続に問題があった場合に正しいサーバー名を表示するよう IMAP の警告を修正
- 修正
- 設定された POP サーバーが見つからなかった場合に接続の問題を明示するよう POP の警告を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 3 件、重要度区分において 最高 2 件、高 1 件が修正されている。
- CVE-2017-7828
- Use-after-free of PressShell while restyling layout
- CVE-2017-7830
- Cross-origin URL information leak through Resource Timing API
- CVE-2017-7826
- Memory safety bugs fixed in Firefox 57, Firefox ESR 52.5, and Thunderbird 52.5
Thunderbird 52.5.0 についての一般的な情報は Thunderbird 52.5.0 リリースノート を参照いただきたい。
Thunderbird 52.5.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla
- リリースノート:
- Thunderbird 52.5.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2017-26
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)