Thunderbird 45.7.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2017 年 1 月 26 日、Thunderbird 45.6.0 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 45.7.0 をリリースした。
Thunderbird 45.7.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- IMAP フォルダの名前変更後や削除後にメッセージプレビューペインが動作しなくなる問題を修正
- 修正
- 「メッセージを検索」パネル上の「移動」ボタンが機能しない問題を修正
- 修正
- 「undisclosed recipients」宛に送信されたメッセージの受取人が表示されない問題を修正しました。(Thunderbird 38 以降機能していなかった)
- 修正
- カレンダー: 送受信したメッセージが同じフォルダーに保存されている場合、招待メールに対して承諾も辞退もできない問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において 最高 3 件、高 4 件、中 1 件が修正されている。
- CVE-2017-5375
- 過度な JIT コードの割り当てによる ASLR と DEP の回避
- CVE-2017-5376
- XSL における開放後使用
- CVE-2016-5378
- JavaScript オブジェクトのポインターとフレームデータ漏えい
- CVE-2016-5380
- DOM 操作中の潜在的な開放後使用
- CVE-2016-5390
- 開発者ツールの JSON ビューアーにおける安全でない通信方式
- CVE-2016-5396
- メディアデコーダーによる開放後使用
- CVE-2017-5383
- Unicode 文字を用いたロケーションバー偽装
- CVE-2016-5373
- Thunderbird 45.7 で修正されたメモリー安全性の問題
Thunderbird 45.7.0 についての一般的な情報は Thunderbird 45.7.0 リリースノート を参照いただきたい。
Thunderbird 45.7.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.7.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2017-03
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)