Thunderbird 45.6.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2016 年 12 月 28 日、Thunderbird 45.5.1 リリース後に明らかとなった不具合を修正した Thunderbird 45.6.0 をリリースした。
Thunderbird 45.6.0 での改良点は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- Thunderbird の起動時に「システム統合」ダイアログが常に表示される問題を修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 8 件、重要度区分において 最高 2 件、高 6 件が修正されている。
- CVE-2016-9899
- DOM イベントと audio 要素操作中の開放後使用
- CVE-2016-9895
- marquee タグを用いた CSP の回避
- CVE-2016-9897
- libGLES におけるメモリ破壊
- CVE-2016-9898
- エディターにおける DOM サブツリー操作中の開放後使用
- CVE-2016-9900
- 制限された外部リソースが SVG 画像により data URL を通じて読み込まれる
- CVE-2016-9904
- 共有アトムにおけるクロスオリジン情報漏えい
- CVE-2016-9905
- EnumerateSubDocuments におけるクラッシュ
- CVE-2016-9893
- Thunderbird 45.6 で修正されたメモリ安全性の問題
Thunderbird 45.6.0 についての一般的な情報は Thunderbird 45.6.0 リリースノート を参照いただきたい。
Thunderbird 45.6.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 45.6.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- MFSA 2016-96
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)