Mozilla Foundation の個別プロジェクトへの直接寄付が可能になった
Frank Hecker 氏が、Mozilla Foundation へ寄付する人が 4 つの個別プロジェクトのうちの 1 つを指定することができるようになる Mozilla Foundation’s directed giving program についてアナウンスしている。
2003 年の設立の少し後から Mozilla Foundation は寄付を受け入れてきたが、支援者は自分の寄付金がどのように使われるかを特定することはできなかった。directed giving program の開始によって、Mozilla へ寄付する人は自分の寄付金を Bugzilla (多くのソフトウェア開発プロジェクトで使われているオープンソースのバグトラッキングシステム)、Camino (Mozilla ベースの Mac OS X 用ブラウザ)、SeaMonkey (コミュニティベースで開発が継続されている Mozilla Application Suite の後継版)、Mozilla Accessibility Community (障害を持つ人にとって Mozilla のソフトウェアをより使いやすいものにすることを目的とするコミュニティ)のいずれかに割り当てることができるようになる。
Mozilla Foundation は、それぞれのプロジェクトに寄付された金額の合計の推移を記録し、プロジェクトチームと共同して成果を見極め、投資する。もし目立った活動が見られない、プロジェクトが不活発になった、寄付金を受けるのにふさわしくないと判断した場合には、Mozilla Foundation はそのプロジェクトに割り当てられた寄付金を他の目的のために使うだろう。
directed giving program を始動するにあたり、Mozilla Foundation は 2:1 のマッチングドネーションを実施している。つまり、2007 年 12 月 31 日までにそれぞれのプロジェクトに寄付された金額の 2 倍の金額を、 Mozilla Foundation が追加で寄付する(上限はプロジェクトごとに 10,000 US$)。
directed giving program に参加を希望するのであれば、それぞれのプロジェクトの投票ページを訪れてほしい:Buzilla, Camino, SeaMonkey, Mozilla Accessibility
[ 原文 / 2007年12月16日(日) ]