Thunderbird 38.5.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2015 年 12 月 23 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 38.5.0 をリリースした。
Thunderbird 38.5.0 での改良点、セキュリティ修正は次のとおり。
新機能及び改良点
- 修正
- Windows 版: Microsoft の新しい署名要件に合わせるため、SHA-256 で署名された証明書を用意した (Bug 1079858)
- 修正
- アドレス帳サイドバーにおいて、直近に選択したアドレス帳を記憶するようになった (Bug 1142705)
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 5 件、重要度区分において 最高 2 件、高 3 件が修正されている。
- MFSA 2015-149
- data および view-source URI を通じたクロスサイト読み取り攻撃
- MFSA 2015-146
- 64 ビット版における MP4 再生時の整数オーバーフロー
- MFSA 2015-145
- コード監査を通じて発見されたアンダーフロー
- MFSA 2015-139
- 巨大テクスチャの割り当てによる整数オーバーフロー
- MFSA 2015-134
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:43.0 / rv:38.5)
Thunderbird 38.5.0 で修正された全ての問題は bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 38.5.0 についての一般的な情報は Thunderbird 38.5.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 38.5.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.5.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.5.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 38.5.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 38.5 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)