Thunderbird 38.2.0 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2015 年 8 月 14 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 38.2.0 をリリースした。
Thunderbird 38.2.0 での改良点、セキュリティ修正は次のとおり。
新機能及び改良点
- 変更
- クラッシュを避けるため、ハードウェアアクセラレーションが標準ではオフになった
- 修正
- クラッシュを避けるため、いくつかのバグを修正
セキュリティ修正
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 5 件、重要度区分において 最高 1 件、高 4 件が修正されている。
- MFSA 2015-90
- コード監査を通じて発見された一連の脆弱性
- MFSA 2015-88
- gdk-pixbuf におけるビットマップ画像拡大縮小時のヒープオーバーフロー
- MFSA 2015-85
- アップデータと悪質な MAR ファイルによる境界外書き込み
- MFSA 2015-84
- Mozilla Maintenance Service を通じたハードリンクによる任意のファイル上書き
- MFSA 2015-79
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:40.0 / rv:38.2)
既知の問題
- 未解決
- いくつかの理由により、maildir を UI から設定できなくなった。設定エディタからの指定は可能である
Thunderbird 38.2.0 で修正された全ての問題は bugs fixes (英語) を参照されたい。
その他、Thunderbird 38.2.0 についての一般的な情報は Thunderbird 38.2.0 リリースノート を参照いただきたい。
アップデート及びシステム要件
Thunderbird 38.2.0 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、ウェブサイト よりダウンロード可能となっている。また、50 以上の言語に対応した各国語版は 各国語版のダウンロード よりダウンロードできる。既存の Thunderbird 5 以降のユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “Thunderbird について” より手動でアップデートすることも可能だ。
Thunderbird 38.2.0 の利用に必要なシステム要件については、Thunderbird 38.2.0 システム要件 を参照されたい。
- ダウンロード:
- Mozilla Japan
- リリースノート:
- Thunderbird 38.2.0 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ:
- Thunderbird 38.2 で修正済み
- 修正されたバグ:
- Bug Fixes (英語)