Mozilla Corporation が リアルネットワークスと協力して Mozilla Firefox を配布することに合意
Mozilla Corporation と リアルネットワークス は リアルネットワークスが Mozilla Firefox をその製品と共に配布する という複数年の契約を行った。RealPlayer のインストールの際、ユーザは Firefox もインストールするという選択肢を与えられる。近い将来には、Firefox のインストールオプションが Rhapsody 音楽ダウンロードサービスや RealArcade ゲームプラットフォームにも追加されるだろう。広報資料はリアルネットワークによって発行されており、Mozilla Corporation は、仮にそれがあった場合、どれほどの資金が動いたのかは明らかにしていない。
同様の契約としては、リアルネットワークスが Google との既存の二年間の契約を延長し、リアルプレイヤーと共に Google ツールバー を提供し続ける。Firefox と同様、Google のブラウザへの追加ソフトも Rhapsody と RealArcade で配布さえはじめるだろう。
黎明期からのオーディオ・ビデオ分野のパイオニアであった RealNetworks は、毎日ソフトウェアが100万ダウンロードされていると主張している。しかし、過去のビジネス手法については論争も巻き起こっている。批評家は、ソフトウェアに広告とバンドルソフトウェアを詰め込みすぎであり、ユーザのプライバシーを侵害していると避難している。何人かの顧客はリアルネットワークスがその無料版を無料でないプレミアムエディションよりも見つけにくくしており、ソフトウェアがいったんシステムにインストールされると、ファイルの関連づけを一気に行い、バックグラウンドに常駐すると訴えている。現在はそれほど多くの人がリアルネットワークスの行いがかつてほど疑わしくはないと思っているが、いまだにネガティブなイメージがインターネットの一部には根付いている。
このような理由により、Slashdot のユーザの多くは、人気のあるギークサイトの Mozilla とリアルネットワークスのパートナーシップ についての記事に反対するコメントを投稿しており、同時に Firefox の評判をに傷を付けるのではないかと批判し、犠牲を払わされることについて Mozilla Corporation を批判している。
[ 原文 / 2006年8月2日(水) ]